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異世界では魔女しか魔法は使えない?!  作者: 神戸近区


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第28話 魔法の授業

 魔法の授業が始まるときに何故か自己紹介する様に言われた。

「今日からこちらで正式に一緒に授業を受ける事になったレオニダスです。得意なのは火の魔法です。よろしくお願いします」

知らない顔の女子から

「得意って何ですか?男は魔法使えませんよ。知らないのですか?」

と言われた。まあ普通そうだよね。

「まあ口で言うより見せた方が早いですね。先生魔法使ってもいいですか?」

「威力は抑えてね。あの時みたいなのはだめだよ」

「大丈夫です。では、火と風の精霊さん、上空できれいな火の花を咲かせて。花火魔法改」


少し大きな音と共に綺麗な花が上空に咲いて消えた。

「こんな感じで……」

言い終わる前から質問ややり方など聞かれた

「いつから魔法を?」

「どうやったら複数の属性を?」

「あの結婚相手とかは決まってますか?」

最後はなんか違う……。

「いつの間にかやってみたら出来たって感じですね。婚約者は居ますよ……ってクフェア第三王女?!何でこちらに?」

「あらっ?気付かれましたか……。今日は偶然、偶然学校の見学に来てたのです。本当に偶然ですよ。レオ様が初の魔法の授業受けると聞いたからでは有りませんわ」


 本人がそういうならそう思っておこう。

「では改めて、おはようございますクフェア第三王女。こちらに入学されるのですか?」

「いつもの様にクフェアとは呼んでくれないの?まだ決まっては居ませんが一緒に通えますし、99パーセントこちらに入学いたしますわ」

 

 あっ、この発言で皆王女と僕の関係を疑いだしたみたいだ。まずい。

「こ、婚約者もここに居るのですから変な言い方はやめていただきたいのですが」

「婚約者さんはどなたです?」

アビが「私です」と答えるとクフェアが少し離れた所で話がしたいと離れて行った。


「クフェア第三王女とは偶然知り合っただけです」と同じ授業を受ける皆には説明したが皆は何故か、王家と平民の恋とか勝手に盛り上がっている。


面倒な事が増えたよ。

と思っていたらクフェア第三王女とアビが戻ってきたが何か仲が良く見える。

いったい何を話したのだろう?不思議だが険悪よりは絶対に良いと思う。まあ誤解が解けたのだろう。

「私とレオとアビの関係は皆様のご想像にお任せいたしますわ」

と言ってクフェア第三王女は帰っていった。


何これ?絶対誤解されるやつではないか?いやこの世界なら複数と結婚も有りだから……ってまだ婚約だし。婚約者が複数って……。


 何故かミモザもアビと真剣に話し出した。注意してくれてるのかな?

明日からどうなるのだろうか?



今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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