第14話 6月給料日 その②
これで全部、終わったんだな‥‥‥‥‥“全状態異常耐性”もあって病気にもならないし“女神の加護”で運も100倍になったんだから、文句のつけようがないが。
ガチャで出てきた“アメ”や“職業ボード”をアイテム・ボックスとして使っている白い空間に放り込むと力なく立ち上がり、家に帰ろうとした‥‥‥‥
「待てよ」‥‥‥突然、頭にある考えが浮かんだ。
「女神の加護で運の値が100倍になっている! スキルの“加護”もいくつか獲得している!!」
今、生活費としての10万は残っている! 俺はギャンブルなどはやったことが無いが、これだけ運の値が上がっているなら、ギャンブルで金を作り出すことも可能なんじゃないだろうか?
普通に考えれば人として間違っているだろうが、今日だけは無茶をしなければいけない! そうしなければ必ず後悔するだろう‥‥‥それだけは間違いない!!
とは言え、宝くじさえ買ったことが無いのに何をやればいいのかパッと思いつかない! パチンコ? 競馬? 株式など? いいや、とにかく時間が無い!!
少し考えたあと思い付いたのは、宝くじ売り場で買える“スクラッチくじ”だ! 詳しくは知らなかったのでスマホで確認すると、一口200円で買え当選した場合、宝くじ売り場、高額の場合は銀行で当選金が受け取れる。とあった。
今が昼12:00前なので、すぐに買いに行けば間に合うだろうが当選した場合、銀行に行かなければいけないのでPM 3:00までには買って当たりかどうか確認しなければいけない。時間がキビしいな。
俺は急いで宝くじ売り場へ向かった!!
PM 4:30――
俺は空き地の前に立っていた‥‥‥‥‥‥“スクラッチくじ”で当てた143万を握りしめながら!
正真正銘これが最後の金だ。もう金を用意する時間が無い‥‥‥俺は金をガチャ
に入れて万感の思いを込めてボタンを押した。出てきたのは‥‥‥‥
結界防御 SSR
超回復 SSR
剛力無双 SSR
神眼 SSR
職業ボード・勇者 SSR × 2
職業ボード・錬金術師 SSR × 3
職業ボード・大賢者 SSR
職業ボード・魔王 SSR × 3
火魔法 (Ⅰ) R × 4
風魔法 (Ⅰ) R × 2
土魔法 (Ⅰ) R × 3
水魔法 (Ⅰ) R × 3
雷魔法 (Ⅰ) R × 4
光魔法 (Ⅰ) R × 2
闇魔法 (Ⅰ) R
召喚魔法(Ⅰ) R × 4
回復魔法(Ⅰ) R × 3
強化魔法(Ⅰ) R × 2
魔法適性(Ⅰ) R × 2
成長加速(Ⅰ) SR × 6
物理耐性(Ⅰ) R × 2
魔法耐性(Ⅰ) R × 2
空間感知(Ⅰ) R × 6
筋力増強(Ⅰ) R × 3
千里眼 (Ⅰ) SR × 2
鑑定 (Ⅰ) R × 2
俊敏 (Ⅰ) R × 3
魔力強化(Ⅰ) SR × 2
精神防御(Ⅰ) R × 2
隠密 (Ⅰ) R × 6
加護 (Ⅰ) SR × 3
威圧 (Ⅰ) R × 4
精密補正(Ⅰ) R × 2
寒熱耐性(Ⅰ) R × 3
敵意感知(Ⅰ) R × 3
念話 (Ⅰ) R × 2
模倣 (Ⅰ) SR × 2
演算加速(Ⅰ) SR × 4
職業ボード・戦士 R × 2
職業ボード・魔法使い R × 3
職業ボード・僧侶 R × 2
職業ボード・武道家 R × 3
職業ボード・狩人 R
職業ボード・魔法戦士 SR × 3
職業ボード・モンク SR × 2
職業ボード・賢者 SR × 3
職業ボード・魔物使い R × 3
職業ボード・聖戦士 SR × 2
職業ボード・弓使い R × 3
職業ボード・盗賊 R × 4
職業ボード・鍛冶職人 R × 4
職業ボード・暗殺者 SR × 2
職業ボード・大魔導士 SR × 2
職業ボード・探索者 R × 2
やり切った感があった‥‥‥‥‥SSRは合計13個出てきた。
【固有スキル】結界防御 SSR
自分を中心に半径2メートル範囲に
球状の結界を作り出す。
鑑定で調べると、結界は自分のステータスの物理防御・魔法防御の5倍の耐久力があるものが張れるようだが至近距離からの攻撃は防げないようだ。完全無欠とまではいかないか‥‥‥
【固有スキル】超回復 SSR
体に損傷を受けても超スピードで
再生させる。
体の9割が失われても再生させることができる。9割を超えると困難になる、とあるが‥‥‥普通は9割、体を失ったら即死だ‥‥‥なかなかえぐい能力だな。
【固有スキル】剛力無双 SSR
筋力、物理防御のステータスを5倍に
引き上げる。
もはや反則レベルではないのか?
【固有スキル】神眼 SSR
過去と未来を見る。ただし今見ている
光景で短時間に限る。
これがもっと早く手に入っていれば金には困らなかったかも‥‥‥‥‥
職業ボードは“魔王”が出てきた。物騒だな‥‥‥なっても大丈夫だろうか?
こうして俺のガチャ生活、最後の日が終わろうとしていた。




