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第二百三話 五層

 俺たちは三層に上り、米崎が【天変の指輪】で姿を変え、3mを超える巨人となっていた。そして俺も同じく【天変の指輪】で20mほどの巨人となった。そして眠った状態の俺を米崎が引きずっていく。


《なんともはやレトロだね》


 米崎は自分がしていることを呆れるように口にした。


 それは何もない荒野の砂漠地帯。サハラ砂漠のような砂漠ではなく、岩石に覆われた砂漠だった。桃源郷の最果てにある場所。名前は桃源郷だが、こんな場所もあるのかというぐらい何もなくて寂しい場所。巨大なトカゲが歩いていく。


 モンスターなのだろうが、こちら襲いかかってくる様子はない。


《なんか似合わないな》

《君もね》


 砂漠の中をもう何㎞も引っ張られている。体を浮かせることができるシートのようなものを下に敷いて、時折生きてることを表すように動いた。巨人になった俺の“口の中”には猫寝様、玲香、シャルティー、ジャック、土岐が潜んでいる。


 シャルティーが俺たちの仲間になったことで、五郎左衆の重要な情報がかなり漏れたことは、切江も分かっているだろう。それでも、おそらく向こうは逃げない可能性が高い。シャルティーもそう言ったし、俺もそう思った。


 相手は武官ではないのだ。さすがに15歳の少年が中心となっている探索者のパーティーに拠点を変えて逃げ回るとなれば、臆病者の誹りは免れないだろう。


 日本の有力な探索者であるジャックとレベル200における最強格クミカ(ミカエラ)がいるわけだが、日本の探索者にビビったというのも裏組織として体裁が悪い。


 つまり彼らは本来、武官を相手に得意としていた“逃げる”という行為がかなり制限されている。


《五郎左衆はおそらく僕たちに対しては、武官が五郎左衆に行った戦術と同じく、数の力で叩き潰そうとするはず。これも武官と同じく、例え被害を出してもなかなか戦術は変えない》

《俺たちは数で叩き潰されないために隠れて行動する。そしておそらく拠点変更していないであろう場所を徹底的に不意打ちする。そして向こうが本気で危機感を抱く前に組織の根幹を叩きつぶせれば御の字だ》

《それにしても長いね》


 たまに愚痴が漏れるところを見ると、米崎は本当にこういう無意味な行動が嫌いなのだろう。荒野に入ってから米崎は100km以上歩いている。探索者の体力なので大したことではないだろうし、時間だって1時間もかかっていないと思う。


《どうしてこう。科学の進んでいる国なのにこんな非効率的なことをやらせるかな》


 そんな場所にあればきっと不便であろうに、やたら遠くに五層への入り口は設置されているようだった。そしてこうして人間に引かせるのも効率が悪い。周囲には同じことをしている巨人がいる。


 この役目を専門でするのが、米崎が変身した巨人の役目のようだ。そう聞いたから米崎も我慢してやっているのである。


《米崎。見えてきたよ》


 土岐が言った。


《ふう。正直もう二度とやりたくないな》

《ついたか。やれやれネチョネチョじゃな》


 猫寝様がうんざりしたように言う。他の人間も同じ意見のようだ。俺も口の中に人を入れている状態。それが正直いやだ。うっかり飲み込まないように気をつける。たどり着いた場所は、巨大な黒い膜を張っている穴だった。


 相変わらずなんでも大きく造るのが好きなこの世界らしく、その黒い穴は果てが見えないほど彼方まで続いていた。果ての方は陽炎が立ち上っていた。


《どれぐらいの大きさなの?》

《直径10キロって話ですわ》


 玲香とシャルティーが話していた。この二人は別に仲が悪くないようだ。俺の歯の隙間から外の様子を覗いている。それにしてもみんな口の中でもぞもぞと動かないでほしい。吐きそうになるから。


《喉ちんこに当たらないようにしてくれ。マジで吐く》

《《ふふ、了解》》


 何が面白かったのか大人女子2人が笑ってる。


《本当にあんまり動かないで。飲み込まないようにするの難しいんだ》

《分かったってば》

《ここに君を放り込めばいいんだね?》

《いいんだよな土岐》

《ああ、それでOKだ。やってくれ》


 周囲にも同じように穴の中に、3mほどの巨人たちが様々な見た目の人間を放り込む姿が見えた。


《ねえ》


 今にも放り込まれると思って覚悟を決めていたら、米崎が声をかけてきた。


《なんだよ。早くしてくれ》

《このまま落ちたふりして僕も行ったらダメかな? 実は僕、五層に足を踏み入れたことがないんだよね。かなり興味がある》

《いや、米崎は美鈴たちのことを待っててもらわないと》


 米崎は留守番。美鈴達がもうすぐ帰ってくる可能性があるので、すれ違いにならないように宿で待ってもらうのだ。正直そのことを先ほどからずっと考えている。いくらなんでももうそろそろ帰ってくる。


 米崎の方にも海に出る前、『1週間以内には帰る』と言っていたそうだ。美鈴たちが帰ってくることは嬉しい。ただ玲香はまだしも、シャルティーのことをどう説明していいのか思いつかなかった。


 まだシャルティーの胸が小さくてお尻も小さくて、性的な魅力が全くないような女性ならば、仲間にしただけで通せる。でもシャルティーはボンッキュッボンッのナイスバディの金髪美女。そしてどう見ても俺に気がある。


 そして裏切った理由が理由である。シャルティーも俺からあまり離れるのは気分的に落ち着かなくなるので嫌だそうだ。美鈴たちを気にして何日も手を出さなければ、我慢はしてくれるだろうが態度には出てしまう。


 シャルティーだけは誤魔化せないよな……。



『諦めろ。やったのはお前だ。誤魔化したって碌なことにならない。男なら当たって砕けろだ』



 ジャックにはそう言われている。砕けたくはないが自分もそう思う。誤魔化す方が後でばれた時に恐ろしい。とはいえ玲香は米崎の秘書という立場で誤魔化すつもりのようだ。つまり玲香のことは言えない。


 言ったら美鈴と終わりだ……。


 本当に意思が弱い俺。


 美鈴と別れ話になることだけは……。


《まだ悩んでるのかい。手を出したものは仕方がないよ。それを女性側がどう受け止めるかは女性の自由だ。悩んでも仕方のないことだ。それより集中したまえ。彼らは本当に簡単に人を殺すよ》

《そうだな。すまない。とにかく米崎。悪いけど米崎にしか美鈴達を任せられないんだ》


 他の人間だと余計なことを言ってしまいそうで怖かった。米崎だとその辺のことをうまいことやってくれそうな。そんな淡い期待をしていた。最も米崎にそんなバカな期待をしていると言えば、呆れられそうなので言わないけど。


《分かったよ。おとなしく言う通りにしよう》

《悪いな。じゃあ行ってくるよ。【神々のゴミ捨て場】に》


 五層は別名【神々のゴミ捨て場】と呼ばれているそうだ。ゴミと言っても、普通のゴミならばこの世界は完全に分子レベルまで分解してしまい、ゴミというものをなかったことにできるほど科学技術が進んでいるらしい。


 だからここに捨てるのはそういうゴミではないのだ。



『ゴミとするにはあまりにも哀れということでここに捨てられるんだ。“命”がまとめてね。神々というより探索者が創り損ねた命。予定とは違う命ができた。うまくできたけど出来上がりを見てみたら気に入らなかった。そういったものたちが全て五層に捨てられるわけだ』



 3mの巨人になっている米崎の表情は相変わらず平然としていた。


《土岐。別に下に降りたらゴミだらけになるとかそういうわけじゃないのか?》


 ゴミ捨て場と聞くと、昔テレビで見た海外にある巨大なゴミ捨て場を想像してしまう。しかしそれとはこの穴はかなり違うらしい。


《うん。この下にゴミはないよ。ただゴミとして捨てられた命があるだけだ》

《闇が深いなんてもんじゃないな》


 翠聖都に来た最初の方にその説明は聞いたことがある。でもその時はまだ感覚としてよく分かってなかった。でも久兵衛の話などを聞いているうちに、この世界の人間も生きていて動いている。


 そして心の動きがある。


 そういったことも分かってきた。美鈴達も同じだ。俺があまりに勝手なことばかりをすれば離れてしまうことになるかもしれない。そう考えると胸が痛くなる。ただいつも自分の都合の良いように女性が考えてくれる。


 そんなアホな世界はないのだろう。


《五層の人は上にあるもの全てを恨んでる。だから平気で探索者が困るようなものでも造り出す。そして基本的に武官には非協力的だ。また武官もここに来ることを屈辱だと考える。何しろ普通なら来る必要のない場所だ。それを来るってことは、自分たちがゴミに負けたってことになるからね。僕の知る限り、武官は五郎左衆の捜査であっても一度も五層には来てないよ》


 土岐の言葉だった。


《じゃあ五層でなら探索者もやりたい放題ってわけか》

《五層ではね。でも四層や三層ではそうはいかない。まあ四層で少々の被害が出ても、武官は特に気に留めないからなかなか動かないけどね。それに五郎左衆の一番の問題は四層で出た大量の死者なんかじゃない。三層で武官を殺したこと。そして三層で大規模な被害を出してしまったことだ》

《桃源郷の仙桃か》

《それが代表的だよね。五郎左衆は他にも三層での【極楽粉】の大規模な販売にも関わってる。そして一番すごいのがまだ残ってる》

《そんなのあるのか?》


 少なくとも捜査資料にはそれ以上の記載は何もなかった。


《貴族の留守中に二層で貴族屋敷からルビー級のアイテムを盗んだんだよ。盗まれてしまった伴藤家の貴族、伴藤重國様は素戔嗚様に“処分”されちゃったからね。たかだかレベル200の人間のせいで貴族が死んじゃった。これは大問題になった》

《びっくりするぐらい怖いもの知らずだな》


 武官が俺たちに渡してきた捜査資料にはかなり歯抜けが多い。特に二層の事件については何一つ資料がなかった。よほど面目丸潰れの事件だったのだろう。それにしても二層で泥棒。正直訪れただけでも息が詰まるような圧迫感を感じた。


 俺たちからしたら化け物ばかりがひしめく空間。あんなところでよくそんなことができたものである。


《って、ひょっとして五郎左はルビー級のアイテムを一つ持ってるのか?》

《そういうこと。それでも武官は五層に行くのを嫌がって、四層で徹底的な根切り作戦を行った。去年バカみたいに五郎左衆関連で四層の人が死んだのも、その余波を四層の人間が思いっきり食らわされたからなんだよ。しかも結構見当外れが多かった。知っての通り五郎左衆はピンピンしてる》

《だから、翠聖様が武官から五郎左衆に対する権限を取り上げてしまったわけか》


 実際に俺たちは真っ先に五層を調べなければいけないという結論に達して、そこから捜査を始めるわけである。プライドにこだわる武官ができなかったことである。


 俺の巨人になった体は、米崎に放り込まれて巨大な黒い穴を通り抜けていた。この感覚。ダンジョンゲートを超える感覚と一緒だ。一瞬方向感覚を見失うような目眩を覚える。そして現れたのは、かなり上空と思われる場所だった。


 巨大な体が落ちていく浮遊感。今の俺の体の頑丈さならば、たとえこれがどれほどの上空だったとしても、地面に激突したぐらいでは大丈夫だ。でも捨てられる命にそんな頑丈なものはない。だから頑丈すぎない体にしていた。


 この階層を知っている土岐やジャックの話ではそれでも大丈夫らしい。自然に任せていたら体が下を向いた。そして地上の光景を見た。三層にあった10㎞の直径の黒い円。それと同じぐらい大きくて巨大な円が下のエリアに広がっていた。


 三層にあったものは黒だったが、五層は白い円になっていた。


 そこから奇妙な力の流れを感じる。


 下に降りていくほどに体が浮き上がっていくような感覚。落下速度が徐々に空気抵抗に負けて落ちていくのだ。大八洲国は基本的に地球と同じ重力であり、本来ならスピードは落ちずに加速していくはずだった。


《これは?》


 周囲を見渡した。そうすると俺と同じように地面に落下していく生きた人間たちが、数多く見える。なんの実験をしたのか目玉がたくさんついていた。不自然な場所から手を生やした存在もいる。俺と同じような巨人も見えた。


 巨人というのは造るのが難しい。巨大に造れば造るほど自重で潰れてしまうからだ。だから巨大に造れば造るほどその体の中に魔力や気力を満たさなければいけない。それができていないと自立することすら困難になる。


 先ほどは見かけなかった存在があちこちにいた。俺たちと同じように落ちていってるのだ。おそらく三層以外の層からの命の廃棄物だ。どの層の穴からもここに繋がっていて、落とされているのだろう。


 地面がまだ遠い。それだけ高いのだ。そんな場所から投げ捨てる。恨むのもわかるほど雑な扱いである。落として後は知らんぷりというわけか。このスピードの減衰がなければ、ほとんどのものは落ちるだけで死ぬだろう。


 もう10分ぐらい経っているが地面にまだ到達していない。


《六条。少し黒桜の練習をするゆえ聞け》


 スピードが落ちすぎて暇を持て余した猫寝様が【意思疎通】を送ってきた。


《え?》

《祐太。安心していいにゃよ。ここには無重力フィールドが張られてるにゃん。その中でも少しだけ下に降りてくるように重力が残されてるみたいにゃね。五層の科学技術はかなり進んでるって話は聞いたことあったにゃけど、これは確かにすごいにゃん》

《完璧です。猫寝様》


 ぐっと親指を立てそうになるのをこらえた。正直お互い元のサイズだったら頭を思わず撫でてたかもしれない。可愛い。


《こら、私がこんなに頑張ってるのに祐太がそんな言葉遣いでは困るにゃ》

《お、おお、すみません。じゃないごめん》


 そして無重力フィールドのおかげで、30分以上の時間をかけて地面に静かに巨体が横たわった。俺は今まで眠らされていたという体裁で、体を起こし周りを見渡す。三層の桃源郷の果てにあるのと同じくそこは砂漠の荒野だった。


 桃源郷は全て人工的に造られた都。何も手を入れない限り各層の見た目はほとんど同じなのかもしれない。上層の人間たちによって捨てられた命たちは、自分たちの今の状況が分からずに、一様に周りを戸惑った目で見渡していた。


《あの子達に声をかけちゃだめだよ》


 思わず可哀想で声をかけそうになった。しかし土岐に止められた。


《五郎左衆の目を感じる。常人ではない鋭くこちらを値踏みする視線だ。五郎左衆は僕たちが来ることを見越して、多分ここに見張りを立ててるね。六条君。戸惑いながら歩き出してくれ。視線を感じなくなったら連絡する》

《了解》


 俺は白いフィールドの中で起き上がれなくて転けた。


《すまない。死ぬほどバランスが取りにくい》


 重力がほとんどないからバランスを崩したのではない。純粋にこの巨人の体では立つことすら困難なのだ。


《巨人は上の人たちでも、造り損なうことが多いって言うからね。それを今回はあえて不出来に変化したんだ。普通に歩けるわけがないよ。無理なら四つん這いで歩いてくれていいよ》


 土岐が指示してくれる。幸い口の中の人間たちは頑丈なので大丈夫そうだ。20mを超える巨人。昔、背が高くなるほど歩きにくいと聞いたことがある。3mにもなれば人間はとても歩けなくて支えが必要になるらしい。それが20m。


 俺はどう考えても歩けそうになくて、仕方がないから四つん這いで歩いた。それでもまだ無重力フィールドの中にいた間は良かった。出た瞬間に自分の体が1000倍にもなったような重さを感じる。体の骨がきしむ。筋肉も痛い。


 間接構造がやばい。自重を支えられない。進むのが苦痛だった。皆を口の中に入れようと思うとこれぐらい大きい巨人にならないと無理だった。


 とはいえもうちょっと別の方法はなかったのか。土岐に言われたままとにかく離れなければいけない。幸いに迫真の演技とも言える状態である。こんな巨人を疑うやつはいないだろう。視線があると言われるとなんとなく感じた。


 砂漠の岩陰に隠れて、こちらをじっと見ている。そういう存在がいる。俺はともかく岩石地帯の砂漠の中を足と手から血を流しながら進んだ。


《大丈夫にゃ? ちょっと楽になるように魔法で浮かせるにゃ?》

《ダメだ。口の中で大人しくしておくんだ。ちょっとしんどいけど後でポーションで簡単に治る。逆にこの方が周りからは怪しまれない。気にしてくれてありがとう》


 玲香や他のメンバーも気にしてくれたが、絶対に怪しまれないという意味ではこの姿は良かった。それに8割方は、歩くだけでも困難で砂漠の途中で死んでしまうようだった。俺もその1つのように紛れ込ませた。



「——昔はあんな無重力フィールド自体なくてね。落下の衝撃で大抵のものは死んでたらしいよ。それで下には死体の山が築かれていた。その死体が普通の体のものでも落ちて死なない高さまで来てようやく死なない人間が出てきた。それぐらい雑だったらしい」


 俺たちはある程度離れたところで、それぞれ服を着替えた。【天変の指輪】は2つあるが、みんなの分などあるわけがない。できるだけ目立たない服に変えて、適度にメイクを施し、俺たちだと分からないようにする。


 そして2つある【天変の指輪】は目立つ容姿をしている俺と、顔が知れ渡っているシャルティーが使うことになった。


《摩莉佳さん、マークさん。いますか?》


 俺は【意思疎通】を送った。2人は五郎左衆の拠点に潜入して結構危ない状態になったらしい。それでも逃げ切ることに成功したと聞いていた。


《ユウタ。そんなに経ってないのにずいぶんと会ってない気がするな》


 マークさんから無事な声が聞こえた。


《六条、来たか。米崎とは何度かやり取りをしていたが、こうしてお前と話すのは久しぶりだな》


 そして摩莉佳さんからも声が聞こえた。2人が無事なことに心からほっとした。潜入作戦はうまくいかなくなったが、向こうの事情に詳しいシャルティーはこちらに寝返った。今回のこの製造現場に対する情報もシャルティーによるものだった。


《すぐにそちらに向かう》

《そうしてくれ》


 シャルティーがこちら側に寝返った以上、向こうも拠点を変更する可能性はゼロではない。慌てて脱兎のごとく逃げ出すなんてことはないだろうが、時間があればやるかもしれない。そうなる前に追い詰める必要がある。


「シャルティー。向こうはどう動くと思う?」

「切江の襲撃が失敗したのは、六条を舐めてかかったからだと思われてるでしょうし、実際に舐めきってました。襲撃メンバーであなたを自由にする順番を話し合ってたぐらいですから。ですから、今のところ六条たち相手に五郎左衆は多少警戒度を上げた程度だと思いますわ」


 それがシャルティーの意見だった。ゾッとする話だが、一歩間違えれば【極楽粉】でおかしくされて、一生を奴隷のように生きる可能性もあったらしい。ともかく目立たない場所で摩莉佳さんたちと合流することになった。

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― 新着の感想 ―
[一言] ほんと闇深いなぁ探索者は自然災害、神の卵みたいなもんで本当に自然災害としか思えないだろうなぁ
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