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第百九十七話 3人

 切江が俺たちを見ながら口を開いた。


「さて、さすがに君たちの人数が多いね。俺でも応援が欲しいところだ」


 切江は女でありながら自分のことを俺と言い、手を挙げた。そうすると切江が現れたときと同じだ。どこからともなく露出の多い装備をまとった女がどんどんと現れる。どれほどいるのだろうか。ざっと見たところ10人ほどいるようだ。


 クミカがそれを見て、動揺したのが伝わってくる。クミカが何を考えているのか分かる俺は、どうやらかなり危険な状況になったのだと理解した。


《そんなにまずいか?》

《はい。おそらく全員レベル200です。そしてどれもが戦い慣れているようです。どうやったのかは知りませんが、この場に祐太様が居て五郎左衆壊滅クエストが出てる。それを掴んだ五郎左が、おそらくこの瞬間が、祐太様を最も効率的に殺せる瞬間だと、判断したのでしょう。確実にこちらを仕留める戦力があります》

《……一番最初に確実に殺すか。そうだよな。実際はそうするよな》


 人間同士の戦いなのだ。1~10階層までのように弱いやつから徐々に相手にしてくれて、強くなっていくことができる。そんな優しい世界はない。クミカが簡単に8人を殺せたのは、クミカの情報が相手側になかったからだ。


 クミカの能力は相手に情報がなければないほど刺さる。でも、それを見せた。不意打ちでワンパンというわけにもいかない。そうなれば人数が多いほど有利だ。それに玲香は自分が不利な状況での戦いに慣れてない。


 モンスターならともかく自分達と同じように考える人間の相手を、不利な状況でさせるのは不安があった。となると玲香は下げないと死ぬ。


「安心していいよ六条。君だけは殺さない予定だ。まあ扱いは保証しかねるけどゆっくりと飼ってあげるよ。何しろこの子達が君の映像を見た途端『殺すのはもったいない』ってうるさくてね」

「それはまた綺麗なお姉様方にそう言ってもらえて光栄だな」


 俺の偽らざる感想だ。全員年齢は20~30歳ほどの女性で、グラビアモデルやファッションモデルをしていてもおかしくないような綺麗な女性ばかりだった。魅力が上がっているものは、大抵ダンジョンから好かれてる。


 それすなわち強いということだ。


「だろ? ところでその顔は何?」

「何とは?」

「とぼけるなよ。君はもっと驚くほど美しいはずだ」


 魅力は【天変の指輪】で落としたままだ。


「あの顔は目立つんだ。普段はこっちの方がいい」

「それはもったいない。元に戻してくれないかな。こっちもその顔じゃやる気が起きない。みんな君の美しさが目当てでやってきたんだよ」

「そんな期待に応えるメリットがない。こちらにとって何か有利な条件をくれるなら戻してもいいけど」

「ずるいな。そんなこと言われると応えたくなるな。ううん、じゃあこれでどう?」


 切江が自分の反対の腕の付け根にレイピアを当てた。俺はまさかと思った。だが切江はさわやかな笑みを浮かべたまま、自分の腕をレイピアを振り抜いてバッサリと斬り落とした。本当にぽとりと腕が地面に落ちた。


「お、おい! ちょ、いいのか?」


 傷口から血がドバドバと流れ出していた。


「いいさ」


 おそらく傷口を閉じるためのポーションを切江が摂取して血が止まった。しかし、腕が生えてくるわけじゃなかった。


「いいってお前腕だぞ?」

「心配してくれてありがとう。でもどうせ、戦いが終われば復活させる方法はあるからさ」


 そういえば、仙桃を持ってるのか。いやそれを考慮してもかなり頭がおかしいやつだ。綺麗な顔を見たいから、自分の腕を一本斬り落とすやつがどこにいる。いや、でも、今この場で腕を復活されたら、不利なのは間違いない。


 俺はそこまでした切江の要望に従って容姿を元に戻した。これ以上整えようがあるのかというような瞳。自分でも見惚れてしまう綺麗な鼻。男でも注目してくるその顔に切江と合わせて11人いる女性たちは見とれた。


「やはり素晴らしい! あの時も思ったんだ! まるで神のごとき美しさだ! 一緒に翠聖様を見たことを覚えているかい!?」

「あ、ああ」

「俺としてはあの時見たあの方より、君の方が好きだ! ああ、いいなー。どうしたらそんな綺麗な顔になるんだ!」


 陶然とこちらを見ている。どうやってでも自分のものにしたい。そう思っているような欲情した顔だった。


「そんなに気に入ったなら人数自体も減らしてくれないか。こっちは4人だぞ。大人気なくないか?」

「そうかい? 君のその爆発する能力。あの女、魔眼病のものだろ?」

「……」


 敢えて教える必要はないと思った。


「言わなくても分かるんだよ。君の【魔眼殺し】の異名は知ってる。ミカエラを殺したのは君なんだろ? たったのレベル100だったって話だ。そしてその能力はミカエラとそっくりだ。彼女は有名なんだよ。一度だけ俺たちのところに誘ったこともある。でも『興味がない』って断られてね」

「だろうな」


 ミカエラは別に破壊衝動が抑えられないわけではなかった。ただ単に、たった一人の理解し合える人を求めていただけだ。


「君は殺した相手の能力を手に入れてるんだ。心を読むって聞いた時から引っかかってたけど、君自身も強くて、あの女の能力を奪うことができてるなら、とても怖いな」


 俺の今のこの状態を切江は驚いてもいないようだった。それはつまり、俺が想定外の戦力を持っていたとしても、余裕を持って対処できるぐらいの戦力があると見ているのか。後ろに控えていた10人の女の一人が声を上げた。


「切江。長話はほどほどにしてよ。私待ちきれないんだけど」


 見た目はかなり良かった。とても胸が大きくて水着のような装備を着ている。各部の露出が大きくて、巨大な斧を肩に担いでいた。かなりお尻も触り心地が良さそうで性的な女だ。


「はは、ごめんごめん。もうちょっと待ってよ紫乃。五郎左衆としての約束事がまだ終わってないだろ」

「早くしてくださいまし。私ももう待ちきれませんわ」


 こちらも水着のような装備を着ている。そして当たると痛そうな刃のついた鞭を持っていた。胸とお尻が特徴的に大きいのはさっきの紫乃と一緒だ。金色の髪をしていて、外国人のようだった。日本に来ている外国の探索者は結構いる。


 そのうちの一人と思えた。おそらく日本人と思われる切江のパーティー仲間。パーティーで揃って五郎左衆に堕ちたのか。


 それにしても一人として男がいない。最近思うのだがどうも女と関わることが多い。何よりも見た目が良くて魅力的な女の人が多い。男だから綺麗な女の人は殺しにくい。それでも殺さねばいけないのだ。うんざりする事実だ。


「なんで女ばっかりなのか聞いてもいいか?」


 切江は慌てていなかった。むしろゆっくり会話しようとしているように見えた。


「俺の部下だから女の子が多いんだ。特に君の写真を見せたらね。みんな『一緒に行きたい』って。そうそう、君がこっちに寝返ってくれたら、まず俺たち3人が相手をしてあげよう。ね?」

「ああそうだ。六条。お前のそのボディスーツを着た女もなかなかいい女だが、1人より3人の方がいいだろ? お前が寝返ったら、私たちでお前と交わってあげるよ。どうだ? こう見えて私はとても上手いぞ? シャルティーもいいな?」

「もちろん。切江と紫乃。そして私。まずこの3人で天国に連れて行って差し上げましょう。その後、後ろの7人もまとめて一緒に抱いてくださっていいのよ?」


 7人全員が俺と同意の上の方がいいのか、顔を見ると嬉しそうに頷いてる。そう見ると仲のいい女子同士がガールズトークをしているようにも見えた。


《祐太様》

《うん?》

《どうやら相手の言葉に嘘はないようです》

《心が読めたのか?》

《【心理バリア】は完全なものではないようです。うっすらとですが嘘か本当かぐらいは見えました》

《ということは本気で、こんなことを言ってるのか?》

《そのようです》


「俺はね。ここに来る前に『六条祐太と本気で愛し合いたい人』と言って、襲撃メンバーを募ったんだ。その結果この10人がとても乗り気だった。もちろんその後ろの彼女・桐山玲香も一緒に来るなら来てくれていいよ。ぞんざいにはしない。土岐とジャック。君たちも六条のおまけで来てくれていい」


《これも本当です》


 俺は思わず顔を見てしまう。全員見た目に自信があるようだ。その中でも特に見た目がいいのが切江だ。男性的ではあるが、切江は綺麗だった。


《六条君。大丈夫?》


 土岐から【意思疎通】が入った。


《だ、大丈夫だ。こんな言葉に乗って裏切ったりは絶対にしない》


 俺はそう断言した。


《それならいいけど、こいつらは探索者が相手の場合、状況が許す限り、まず全力で裏切ることを推奨してくるんだよ。あらゆる好条件をつけて、相手の弱いところをこんなふうについてくるんだ。六条君は女に弱そうだしね》

《うっ》

《かなりの強者でもこの条件なら堕ちるということを彼らは言ってくる。そして彼女たちはそれを望んでる。六条君。彼女たちの誘惑に乗れば快楽まみれの日々が待ってる。全ての欲求を満たしてくれる。彼女たちはおそらく君にとても価値を感じてる。まあ正直、見た目が異常なほどいいしね》

《ふん、人間として終わってんな》


 俺はこの2人の心を読んでいる。土岐は女が多いとその分面倒も多い。男女関係は1対1が一番理想的なことも分かっている。ジャックは【意思疎通】で送ってくる言葉とは裏腹に、人間のそういう弱さも理解している。


《絶対ダメよ。こんなきな臭い言葉ないわ。この言葉に乗ったら100%後悔するから》


 そして玲香に念を押された。分かってる。いろいろ欲望に負けて終わってる俺だけど、さすがに人を殺しも平気になってしまった頭のいかれた集団に、こんな言葉で入っていく。それほど馬鹿じゃない。


「悪いな。興味がない。そういうのは遠慮してるんだ」

「なんで? 毎日取っ替え引っ替え楽しいよ? 気に入らなければ殺したっていいんだ。うちは実力主義だから、君が強ければ強いほど我が儘言いたい放題だ」

「そういう無軌道なものに憧れる心は俺もあるよ」


 そう思った。玲香に手を出した時、幾らクミカに後押しされたとはいえ、自分は普通の人間なのだなと思った。ダンジョンから特別に扱ってもらう。だから特別な人間。考え方も聖人に近い。いつも正しいことを言う。


 間違ってても世の中の倫理観と合わせれば、まだかなり許される。誰が見ても許してくれそうなことでしか間違えない。そういうすごい人間になれたのかと思ったが、玲香の体に癒されながら自分はそうではないんだなと思った。


 自分を虐めてきた池本に腹が立っていたから、あの時正当防衛だったと思う。それでも生き残らせようと思えばできたのに殺した。ミカエラのことが好きになっていた。あの時だって生き残らせる方法を模索すればできたかもしれない。


 そして美鈴と後で揉めることになる。それが分かりきっているのに玲香に甘えた。


 探索者とはつまるところ普通の人間が、力を持ち、知能が上がっただけなのだ。だから力に溺れてしまう犯罪者も現れる。まともな人間でも力がありすぎれば狂う。常識から大きく逸脱していく。俺も本来の常識からは逸脱している。


 でも、やはりこいつらとは相容れない。そして相手がどれほど魅力的でも、


《クミカ。できれば不意打ちで一人殺せ》


 クミカが俺の意思を受けて、11人いる中の一人の頭を爆発させた。できるだけ沢山と思ったようで、11人全ての頭の部分で爆発が起こったが、ヒットしたのは1人だけだった。


 動きの遅そうな魔法職らしき女だった。


 その他は全員鮮やかに躱してしまった。


「ふふ、六条!」


 切江がますます嬉しいそうに笑っていた。


「冷たいところがますます好みだ。やっぱり断るって事でいいかい?」

「もちろん。話にならない。お前たちは好みじゃないんだ」


 切江が右手を上げた。3人の姿が霞のように消えた。おそらく自分たちの得意な位置に移動したのだ。どうやって移動しているのかは知らない。南雲さんのような転移か、それとも俺には分からないぐらい気配を消す方法を持っているか。


「切江。じゃあもういいな? 後は力ずくでいくよ」

「後でお姉さんが泣き叫ばせてあげるから、楽しみにしてなさい」


 紫乃が軽々と斧を振り回し、シャルティーの鞭が地面を叩くとアスファルトの地面が10mに渡って断裂した。


《祐太様。玲香を下げましょう。戦いの教育をしている時間はなさそうです》


【影纏】


 クミカが呟くと、玲香の周りが影に包まれて中に入っていく。


「ちょ、ちょっと、私も戦うわよ!」

《すまない玲香。絶対に死なせたくないんだ》

《でも》

《土岐様にも下がってもらいましょう》


 クミカが更に言ってくる。クミカがどれほどの警戒心を抱いたか。痛いほど伝わってくる。土岐はタイプ的に美鈴と近い。この距離になってしまった時点で、かなり不利なのだ。


《土岐。一旦下げるけどいいな?》

《正直助かる。こういう状況下で僕ができることはかなり少ない》

《自由に出られるようにはしておくから、できれば気配を消して、玲香と遠くに移動したやつらに対応してきてくれ。玲香を連れて行けないなら仕方ないが、できるだけ戦いの教育をしたいんだ。玲香の能力の詳細は送っておく》

《了解。努力してみる》


 玲香は俺が美鈴なら下げないのではないかと考え、悔しいと考えている。俺とは体だけで、割り切った関係と思っていたのが、あまりにも相性が良かったせいで執着が出てきている。それが分かる。


 玲香の生きてきた全てを知り、それを今の性能の上がった頭で計算すると、そういうふうに考えるのだと答えが出てくるのだ。米崎は多分何をしても自分になびかない。でも俺は違う。なんとか俺に有能だと知ってほしい。


 計算によれば玲香は今そういうふうに考えているはず。我慢させすぎると暴発するから保護者に土岐を着けて、動かす。それが一番良いという答えが導き出される。


 そしてクミカがこの後どうするつもりなのかも伝わってきた。


《祐太様》

《ああ》

《クミカに命じてください。そうすればクミカは“頑張れます”》

《そうだったな》


 クミカが俺の影に籠もったままでできることには限界がある。俺の許容量がもっとあればいいが、クミカと俺の2人の力を1人の体で使い続けるのは無理だ。クミカが本来の強さを発揮しようと思うとどうしても表に出る必要がある。


「クミカ。出てくるんだ」


 だから口にした。俺が同時に相手ができる探索者の数は、クミカとジャックの戦闘経験から計算して3人。レベル200の相手が4人になると負ける。レベル200ならあるいは全員を相手にできるかもしれない。でも今のレベルでは無理だ。


 それがクミカとジャックの心を読んだことで学んだ見解だった。だからクミカは出てきた。影の中からゆっくりと表の世界へと出てきた。


「初めまして皆様。お会いするのは初めてですね?」


 はっきりとミカエラと瓜二つの声がした。クミカの体はクリスティーナだと結構身長がある。しかし、ミカエラとしての力を使おうとすればするほど、その姿はミカエラに近くなっていく。


 その影響でクミカの体が縮んでいく。そしてクリスティーナは美人な顔をした少女だが、ミカエラはこれ以上がないというほど可愛い顔をした少女だった。その愛くるしい顔のまま生き写しのようにこの世に現れてくる。


 ミカエラが着ていた専用装備を身につけ、ゴスロリファッションと白銀の髪を持つ女の子。俺が初めて会ったあの日のようにスカートを少し上げて切江達に挨拶をした。


「い、生きてやがったのか?」


 一番に声を上げたのはジャックだった。ジャックが心の底から驚いたようで、一歩下がってクミカを見た。


「いえ、ミカエラのことならば確かに死んでます。でも祐太様の中で少しだけ生きているのです」


 本当にミカエラのようだった。魂を取り込み、そしてその力を十全に使おうとした時、ミカエラの姿に近づく。それでいて人の頭の中は、他の魂が占拠することが極めて難しく、ミカエラでもうっすらとしか意識が残ってないらしい。


「は、はは、意味が分からねえが、お前と一緒に戦うのかよ」

「お嫌ですか?」

「俺はお前の強さだけは認めてるよ。六条。細かいことは抜きにしてやる。色目を使われたからって殺すことを迷ってるとか言わねえだろうな?」

「大丈夫。いつも殺す時は迷わないようにしている」

「ならいい。じゃあ行くか?」

「ああ、蹴散らそう」


 俺とクミカとジャックが並んだ。切江の唇の端が釣り上がる。これでなんとか戦いにはなるはず。切江の姿が消えたのかと錯覚するほど速く動いた。俺の目の前で止まる。レイピアを放つ腕が三〇ほどに見えた。


 同時に、紫乃とシャルティーも俺へと動き出した。


 遠くからクミカとジャックに矢が向かってくるのを感知する。2人が寸前で躱したが、おそらく今のもレベル200の探索者である。その威力は凄まじく、後ろのビルを貫通して、進撃していく。


 次々と向かってくる地上を走るミサイルにも似た攻撃に、耐えきれずビルが倒壊していく。そして近代的な都市の中に、けたたましいサイレンの音が鳴り響いた。同時にいつも聞き慣れた女の人の声で都市中に放送が流れる。



【第二種避難警報発令。第四層・23区で探索者同士が大規模な争いを始めました。お近くの地域住民はただちに地下シェルターへと避難を開始してください。繰り返します。大規模な被害が予想される探索者戦争が開始されました。お近くの地域住民は直ちに地下シェルターへと避難を開始してください】



 それは実際の放送音と共に頭の中に響いてきた。探索者と戦ったことは何度もある。でもいずれも極端な状況だった。狼牙はアグニで確実に沈めたし、ミカエラはまともに戦ったとは言えなかった。その他は戦いにもなってなかった。


 多分、自分と同等かそれ以上、そう思える探索者とまともにぶつかり合うのはこれが初めてだった。自分の有利な点をよく考える。ガチャ運が極端なほどいい。そのおかげで装備とアイテムが揃っている。でも五郎左衆はまだまだいる。


 この場で全てを使い切るわけにはいかない。考えていたらクミカが魔法を唱えた。


【大爆発】


 エネルギーの塊がはじけた。

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― 新着の感想 ―
大爆発も炎無効利くのかな
[一言] パーティメンバー全員で闇堕ちしちゃったのか〜、見た目だけはすこぶる良いけど怖い、恐いよ〜。
[一言] 敵が使う爆発系は脅威だけど、味方が使うとあまり活躍するイメージがないんよなあ。
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