第12話 メール
こんにちは!
約一週間ぶりの更新となりました。ここ最近の中では速い方だと思いもます!そして、いつもより、ほんの少し多く、そして楽しんでもらえるように書きました。楽しんで読んでくれると嬉しいです!
僕は今までにない速度でスマホをし、メールを開き内容を確認すると
『今日は本当にごめんね。今大丈夫?』
という普通なら特に動揺するような必要のない内容だったが、それが白川先輩からのメールとなると、普通のメールでも僕の心臓を速くさせるのに十分なデンジャラスメールに早変わりだ。
とりあえず落ち着かないとマズイと思い、深呼吸を1回した。
(先輩を待たせるといけないし早く何返さないと)
そう思い1度冷静になると、スマホを操作して普通に先輩のメールを返すことにした。
『本当に大丈夫ですから、気にしないでください。今、夕食を食べ終わって暇ですから大丈夫ですよ』
書いたメールを確認してから問題ないと判断した僕はメールを送信した。
直後、先輩からのメールが来た。てかはやっ!僕がメールそうしてから5秒も経ってないんですけど
『そっか良かった。私も今お風呂から上がて、時間が出来たから、アドレスも交換したしせっかくだから青山君にメールでも送ってみようと思ったんだけど迷惑じゃなかった?』
しかも内容そこそこ長いし、先輩どんだけメール打つの速いんですか、凄すぎるよ。
『迷惑じゃないですから、安心して下さい。むしろ、先輩からメールをしてきてくれて、嬉しいです』
それにしても、風呂上がりの先輩かぁ、きっと水みを帯びた綺麗な黒髪に少し火照って赤くなってる白い肌状態なのだろうか?もしそうだとした、そんな艶めかしい姿の先輩を是非とも見てたい。そして記憶に焼きつけて直樹メモリーに永久保存したい。そして・・・・・
しばらくして、 暗黒時代の妄想力を発揮していた僕はあと少しで完全に現実から離れるといところで再びきた先輩のメールでなんとか現実に戻って来る事が出来た。
本当に危なかった、あと少し先輩のメールがくるのが遅かったら明日の朝まで現実に帰って来る事が出来なくなってたよ。いや、冗談抜きで。
それにしても、さっきの返信はあんなに速かったのに今回は少し遅かったなぁ、もしかしらもの凄く長いメールを打っていたのかも。
そう思いながらメールを開くと
『良かった』
「短っ!!」
予想外のことについ、声を出してツッコミを入れてしまった。
いや、それにしてもさっきとの落差が大きすぎるよ。とりあえず、さっきのメール返す速さは何処にいったのか気になるところだが、このままだと特に話題のもなく終わってしまうと思った僕は、適当に話題を作ることにした。
『先輩は今日はもう寝るんですか?それともまだやることあるんですか?』
無難にこんなもんだろうと1人納得していると、今度はすぐに返信がきた。
『寝るとするよ、明日は朝練が早く起きないといけないしね』
流石先輩だ。日常生活においても完璧過ぎる。
そんな先輩の完璧さを再確認してると
『それにしても今頃夕食なんて、今まで何をしていたんの?』
先輩から爆弾メールが届いた。
先輩、完璧なのは良いことだけど、そんなところをいちいち拾わなくてもいいですよ。
まぁ、そんな、先輩の完全無欠さへのちょっとした恨みはさて置き、馬鹿正直に答えたら失恋コースへの切符を切ることになるだろう。
そんなことになる事だけは避けたい為、ここは必要な嘘ということで適当な事でもでっち上げておこう。
『妹の勉強を見てました』
まぁ、実際は勉強を見るどころか、姿すら見る回数が少ないんだけどね。
妹の事を彼女への言い訳に使ったとバレたら、先輩にも、妹にも怒られるかも知れないけど、メールの内容さえ見られなければ問題はないだろう。
『そうなんだ、妹さんいたんだね』
先輩も疑ってる様子は無さそうだし、完璧だ。
『はい、二つ下の妹がいます』
『へぇ、勉強見てあげたりして、兄妹仲が良いんだね』
こ、心が痛い。すみません先輩、仲が良いどころか、むしろ険悪です。
『機会があったら、私にも紹介してね』
『はい、是非』
僕としてはそんな機会が一生来ない事を祈ってます。
『じゃあ、そろそろ寝ないといけないから寝るね』
『わかりました。ではまた明日学校で会いましょう』
『そうね、お休みなさい』
『はい、お休みです』
メールを送り終わると、スマホをベットの上に放り投げた。
今日はもう疲れたから、風呂に入ってもう寝よう。流石にもう何か気力が全く湧いてこない。
明日も何事もなく過ごせることを願おう。
読んで下さいありがとうございました。
どうでしたでしょうか、今回の話は?
楽しんで読んでくれたでしょうか。
ちなみに、来週の木曜から修学旅行で、しばらく更新できないので、それまでの間に多めに更新出来るよう努力する所存です!
今回も、感想や指摘がありましたらどしどしお願いします!
これからも是非読んで下さい、お願いします!!




