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【台本形式】【完結】仲間の美女3人と万能で最強のちからを手に入れました。神様にボクの「異世界アイデア」を採用された対価です。《書籍化》  作者: サアロフィア
第11章 戦後処理と落ちぶれた武家の娘

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089 戦後処理と世直しの旅

カニング公爵領の大将軍 千の理岩が処刑されて、モンテマニー公爵が40組のカップルをカニング公爵領に送り込んでから、2週間が経っていた。


モンテマニー公爵がルナたちを呼び出していた。


モンテマニー公爵

「やあ、久しぶりに来てくれて、ありがとう。」


メクバール執事

「お忙しいとは思いますが、また、お力をお貸しいただきたいことができたのですが・・・」


メクバール執事は、黄庵の方を見て、おびえている。 黄庵の機嫌が悪いことに気付いたようだ。


ルナ

「黄庵、気持ちは分かるから、少し怒気を抑えてくれるかな。」


黄庵

「ルナさん、わたしの気持ちが分かるなら、無理を言わないでくれますか?」


ルナ

「それでも、メクバール執事の落ち度ではないでしょう。 ねっ?」


黄庵

「あのとき、メクバール執事が大将軍の処刑を行う前に、

  「家族との別れをする時間をあげよう。」

とか言ってくれていれば、わたしがこんな苦労をすることも無かったのです。」


モンテマニー公爵

「黄庵殿。 メクバールを責めずに、ワシを責めてくれないか?」


黄庵

「そうですか? では遠慮なく。

 部下たちが処刑の準備を済ませたからと言って、すぐにしなくても良かったでしょう。

 出来る限り情報を吐かせるとか口実はいくらでもあったはずです。」


モンテマニー公爵

「いや、その通りだ。」


10分ほど過ぎたころ、モンテマニー公爵がルナに視線を送った。

「そろそろ止めに入ってくれ!」という意味を込めて。

メクバール執事も非難を込めて、ルナに殺気を飛ばしてきた。


ルナ

「黄庵、そこまで。

 おふたりが心が広い対応をされているからと、甘えすぎです。」


黄庵

「では、ルナさんに文句を言います。

 大将軍と約束をしたご本人のルナさんが、なにを他人事のような顔をしているのですか?」


ルナ

「へっ?」


黄庵

「へっ?じゃありません。

 大将軍の言葉を思い出してください。」


☆ 大将軍 千の理岩

☆ 「月夜様がわたしの娘の理香に会うことがございましたら、どうかご慈悲をお願いします。

☆  手先が器用で賢い娘です。」

☆ 

☆ ルナ

☆ 「理香さんですね。 分かりました。」

☆ 

☆ 087 激突 カニング対モンテマニー


ルナ

「彼の娘と会うことがあったら、という話だよね。」


紅丸

「ルナ様、それは、もしかすると、

 「娘を探して会ってくれ!」

という意味ではありませんか?」


ルナ

「えっ、そうなの?」


ボクは、モンテマニー公爵、メクバール執事、紅丸、青兵衛を見て、最後に黄庵を見た。

みんなは肯定の意味を込めて、うなづいていた。紅丸の解釈が正しいようだ。


黄庵

「まさか、分かっていなかったとはね。

 ルナさんとの温度差があるなあとは思っていたけれど、理由が分かって良かったです。」


ルナ

「えっ、じゃあ、黄庵はボクのために必死になってくれていたの?」


黄庵

「私の所にも別の御方から依頼が来ました。 断れない方からだったので、困っています。」


☆ 黄庵 小声

☆ 「わたしの弟子に迎えなさいということですか?」

☆ 

☆ 087 激突 カニング対モンテマニー


ルナ

「うーん、じゃあ、探しに行こうか?

 聞き込みが大変そうだし、宿泊費とかも大変そうだなあ。

 青兵衛、足りるかな?」


青兵衛は聞いていないようだった。

まだ考え事をしているようだ。


ルナ

「青兵衛?」


ボクは、青兵衛に顔を近づけた。


青兵衛

「きゃっ? いや、ギャッ。」


青兵衛は一瞬だけ、本来の女性の声を出していた。 そして、すぐに男性の声を出した。


青兵衛

「ルナ、急に声を掛けないでください。」


ルナ

「2回も青兵衛の名前を呼んだよ。

 なにか考え事をしているようだけれど、どうしたの?」


青兵衛

「カニング公爵領が生産したもので、モンテマニー公爵領で売り物にできるものがないかを考えているのです。 ただし、残念ながら、売れそうにないとしか言えなくて・・・」


メクバール執事

「わかります。わかります。青兵衛殿。

 カニング公爵が輸出を停止して、公爵様の領地への圧力をかけたつもりだったのですが、モンテマニー様の領民は困るどころか喜んだという結末です。

 その結果、実力行使で戦争を吹っかけてきたわけです。」


青兵衛

「カニング公爵の部下への当たりがきつすぎて、賢い有望な若者たちがモンテマニー公爵領に引っ越してしまいましたからね。」


メクバール執事

「仕方なくカニング公爵領に残っていた優秀なひとたちは、いじめられて精神を病んで療養中。」


モンテマニー公爵

「という訳で、場の雰囲気を変えるために、5組の男女のカップルを8つの町に滞在させることにして、合計40組の有望なカップルを派遣して、なんとか希望を持たせようとしている。」


青兵衛

「お金が回るようにするためには、収入の手段を確保しないと、どうにもなりませんね。」


モンテマニー公爵とメクバール執事は、はげしく首を縦に振っていた。





モンテマニー公爵

「話をまとめるぞ。


 まず、黄庵殿が気にしてくれている【カニング公爵領の大将軍 千の理岩】の娘である【理香】は、なんとしても探し出して欲しい。 そのための支援は金銭面においても支援する。」


黄庵

「公爵様、ありがとうございます。」


モンテマニー公爵

「そして、青兵衛殿が気に掛けてくれている旧カニング公爵領の領民の収入を得る手段については、領内を回り、実地で見て確かめることで、解決する手掛かりを探し出して欲しい。 という訳で、もちろん旅費はこちらで出す。」


青兵衛

「よっ! 公爵様、太っ腹、気前がいい。

 ありがとうございます。」


メクバール執事 こころの声

『そろそろ勘定科目を【愛人交際費】から、【特殊任務費(とくしゅにんむひ)】に変えて欲しいなあ。』


ルナ こころの声

『今回の旅で、公爵様の奥様候補が見つかる気がするなあ。』


☆ 043 監察官(11)女に貢ぐ好色家とマインルーン


モンテマニー公爵

「もちろん、必要に応じて、【モンテマニーの紋章】も出して、悪党退治もお願いしたい。」


メクバール執事

「町の警備隊の問題もあります。

 モンテマニー公爵領からの派遣は最小限にして、元からいた領民の反感を最小限に抑えたいです。

 推薦できそうなひとを見つけたら、お知らせください。 ただし、旧カニング公爵領に住んでいるひと、という条件があります。」


ルナ

「うーん、紅丸、黄庵、青兵衛、どう思う?

 受けても問題ないだろうか?」


紅丸

「強さを見るだけなら、ワタシができますが・・・。」


黄庵

「大将軍との会話から得たことが活きていて、なによりです。

 ひとのこころの中は分かりませんから、行動を見て決めるしかありませんね。」


青兵衛

「警備隊の仕事を手に入れたら、収入は期待できますね。」


ルナ

「じゃあ、受けてもいいですか?」


黄庵

「ええ、受けましょう。 ルナさん。」


一番、文句を言いそうな黄庵がOKを出したから、紅丸と青兵衛も首を縦に振った。


ルナ

「それでは、警備隊に推薦するひとについては、運良く出会ったときは推薦します。

 ただし、積極的に探したりはしませんので、悪しからずご了承ください。」


モンテマニー公爵

「それでよい。

 大将軍の件で、懲りたようだな。」


ルナ

「ええ、たっぷりと、こりました。」


メクバール執事

「それでは、ルナ様にお渡しする必要経費を用意します。

 しばらく掛かりますが、公爵様。」


モンテマニー公爵

「うむ、ルナ殿、紅丸殿、黄庵殿、青兵衛殿。

 晩ごはんを食べていってくれ。


 メクバール、皆に食事を取らせてから、お金の準備を始めてくれ。

 もちろん、メクバールはワシたちと一緒に晩ごはんにしよう。」


メクバール執事

「ありがとうございます。 公爵様。」


モンテマニー公爵

「人間は腹が減ると、腹が立つからな。

 良い仕事をしてもらうためには、良い食事からだ。」


ルナ

「お腹が減ると泣きたくなりますからね。」


紅丸

「腹が減っては、戦えない。」


黄庵

「適度な空腹は良いけれど、過度な空腹は不幸を招きます。」


青兵衛

「たっぷり食ったら動け。 金儲けだ。 ですね。」


モンテマニー公爵

「青兵衛殿、その通りだ。


 お金こそ、この世のすべて。」


青兵衛

「お金をおきて、なにに寄る辺ぞ。」


モンテマニー公爵

「よく貯められしお金こそ、」


青兵衛

「まこと得難き寄る辺なり。」


という訳で、ボクたちは楽しい晩ごはんを済ませた。


それから、前払い金を受け取って、カニング公爵領に行くことになった。


ボクと黄庵は、大将軍 千の理岩の娘である理香さんをさがすために。

青兵衛は、売れそうな特産品を探すために。

紅丸は完成した剣術を試しながら、妖刀を探して砕くために。


つづく


【読者様へ】


 あなたの30秒で、この作品にパワーをください。

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