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【台本形式】【完結】仲間の美女3人と万能で最強のちからを手に入れました。神様にボクの「異世界アイデア」を採用された対価です。《書籍化》  作者: サアロフィア
第8章 正義の瓦版は真実なのか?

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073 良太郎の願いとワイダー公爵の軍勢

良太郎の病室


良太郎には、ルナ、紅丸、黄庵、青兵衛が付き添っていた。


モンテマニー侯爵

「良太郎、目を覚ましてくれて良かった。」


良太郎

「モンテマニー、どうしたの? 怖い顔をしているよ。」


モンテマニー侯爵

「おお、すまぬ。 厳しい商談相手と交渉しておったのだ。」


良太郎

「そうなんだ。 大変なんだね。 忙しい中、来てくれてありがとう。」


モンテマニー侯爵

「良太郎、そんなことは気にしなくてよい。 商談は次の機会を待てばよいからな。」


良太郎

「うれしいよ。 モンテマニー。 ねえ、君が大好きな歌を、いっしょに歌ったときが一番楽しかったねえ。」


モンテマニー侯爵

「ああ、これから何度でも歌えるさ。 まずは、ワシと腹いっぱい食事をしような。」


良太郎

「ねえ、ひとつ、お願いをしても良いかな?」


モンテマニー侯爵

「なにを遠慮するか? 2つでも、3つでも、10でもいくつでも言ってくれたらいい。」


良太郎

「モンテマニー、【この大地に平和を】。」


モンテマニー侯爵

「おお、たやすいことだ。 まかせておけ。 良太郎? また、眠ってしまったのか?」


主治医がモンテマニーの肩に手を置いた。


主治医

「モンテマニー公爵様、良太郎様は旅立たれました。」


モンテマニー侯爵

「ワシに長年つかえてくれた先生に、無礼なことを言うことを許して欲しい。


 ウソをつくな!


 黄庵殿、正しいことを教えてくれ。」


黄庵

「残念ながら、本当です。 食事を取れない状態が長く続きました。 口から砂糖水を流し込むことしかできませんでした。 長年の心労も重なって、目を覚まされたことが奇跡だとしか言えません。」


モンテマニー侯爵

「先生、無礼を言って済まなかった。黄庵殿、言いにくいことをはっきり言ってくれてありがとう。 すまぬ、しばらく泣かせてくれ。 良太郎、ゆるしてくれ。


 わしがもう1年早く、新たな町づくりを実行していれば、ルナ殿たちに早く出会うことが出来て、良太郎を早く助けることができたのだ。 わしが無能だったばかりに。」


メクバール執事

「公爵様、そんなことはありません。公爵様は最大限の速さで仕事をこなされてきました。 そばにいた私が保証します。」


モンテマニー侯爵

「ありがとう、メクバール。」


モンテマニー侯爵は肩を落として、うなだれていた。


ドタバタと走る音がした。


伝令

「失礼します。 ワイダー公爵の軍が迫っています。」


メクバール執事

「応戦準備。ただし、公爵様が陣頭指揮をとられるまで、動いてはならん。 防戦だけにしろ。」


モンテマニー侯爵は立ち上がった。


モンテマニー侯爵

「すまぬ、良太郎。 ワシは行かねばならない。 だが、その前に、ゴミを片づけるとしよう。 すまぬ、ルナ殿、紅丸殿、黄庵殿、青兵衛殿。 敵の前に姿を見せてやってくれ。 そうすれば、しばらくの間、びびって動かないだろうからな。」


ルナ

「わかったよ。 公爵様。 行こう。 紅丸、黄庵、青兵衛。」



モンテマニー侯爵とメクバール執事が地下室に行くと、正義の瓦版が首筋を斬られて、あの世に脱走していた。


モンテマニー侯爵

「手引きした者がいるようだな。」


メクバール執事

「そのようですね。」


モンテマニー侯爵

「メクバールよ。 おまえは私に長年仕えてくれた。 それでも、聞かなければならない。 お前は、3公爵の誰の味方につくつもりだ。」


メクバール執事

「もちろん、モンテマニー侯爵様です。」


モンテマニー侯爵

「メクバールよ。 わしは、あなたに呼ばれて、この部屋を後にした。」


メクバール執事

「そうです。 そして、すぐに、公爵様の後を追いました。」


モンテマニー侯爵

「メクバールよ。 わしは、正義の瓦版とやらにも、まだまだ聞き出したいことがあったのだぞ。 なぜ、こんなことをした。」


メクバール執事

「あなたに、これ以上、拷問の真似事をして欲しくないからです。 あなたが尋問をするたびに、お顔が険しくなられています。 そして、ルナ様たちには気付かれています。」


モンテマニー侯爵

「そうなのか? ワシは上手く隠したつもりであったがな。」


メクバール執事

「もし、仮にルナ様が気付いていないとしても、剣士の紅丸様、医者の黄庵様、商売人の青兵衛様には、ばれています。」


モンテマニー侯爵

「わかった。 それでは、この地下室を使うのは、今日で終わりにしよう。」


メクバール執事

「ありがとうございます。」



ルナたちは、ワイダー公爵の軍とモンテマニー公爵の軍がにらみあう場面に立ち会っていた。


ルナ

「熱血教師のときは来なかったのにね。」


紅丸

「正義の瓦版は、敵方にとって、重要人物ということなのでしょうね。」


黄庵

「ということは、よろいの騎士、美しいドレス、聖なる帽子も来るかもしれないな。」


青兵衛

「または、ルナがノワール世界に落とされるかですね。 どっちに掛けますか?」


ルナ

「自分の危機をネタに賭け事なんか・・・ボクがノワール世界に落とされる方に100バーシル。」


青兵衛

「乗った。 よろいの騎士、美しいドレス、聖なる帽子が来る方に100バーシル。」


黄庵

「両方とも有るに、100バーシル。」


紅丸

「そんなことを賭けるな。 判断の目を曇らすぞ。」


ボクたちは、紅丸に怒られたのだった。


モンテマニー公爵が戻ってきた。


モンテマニー公爵

「皆の者、待たせた。 攻城戦には3倍の兵力がいることは、皆も知っている通りだ。 それなのに、同じ数の敵しか来ていない。 油断さえしなければ我々が勝つ。」


兵たち

「おおー、モンテマニー公爵様ーーー。」


モンテマニー公爵

「無駄なケガをする必要はない。 近づいてくる敵にだけ矢を射かけろ!」


兵たち

「はい!」


モンテマニー公爵

「ルナ殿、紅丸殿、敵の中に、例の3人はいないようだな。」


ルナ

「そうですね。 ということは、ボクがノワール世界に落とされる可能性が高いです。 ノワール世界では、敵は3倍の強さになるそうです。 公爵様を巻き込まないように、ボクたちは、少し離れた場所に行きます。」


モンテマニー公爵

「ルナ殿、気をつけてな。 紅丸殿、黄庵殿、青兵衛殿。 ルナ殿を頼む。」


ルナ、紅丸殿、黄庵殿、青兵衛

「はい!」x4





ワイダー公爵の城


ワイダー公爵

「目障りな良太郎は死んだようだ。 フレグランスの呪術は見事だったな。」


フレグランス

「いえ、それほどでも。 予想以上に抵抗されてしまいました。 それにしても、最期の言葉には笑ってしまいますわ。 なにが、【この大地に平和を】かしらね。 」


ワイダー公爵

「良太郎のそういう育ちの良さが目障りだった。 消えてくれて良かった。 次に目障りなのは、ルナとかいう小娘だな。」


フレグランス

「あら? モンテマニー公爵は良いのですか?」


ワイダー公爵

「彼は私のライバルだが、なぜか嫌いになれなくてな。」


フレグランス

「そうですか。分かりました。」


フレグランス こころの声

『ハゲデブ同士、親近感が湧くのかしら? 近親憎悪を感じているかと思っていたわ。』


ワイダー公爵

「どうかしたか?」


フレグランス

「いいえ、それで、どうされますか?」


ワイダー公爵

「聖職者のヒーロービクトリーを呼んでくれ。 わしの勝利を導いてもらおう。」


つづく



【読者様へ】


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