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【台本形式】【完結】仲間の美女3人と万能で最強のちからを手に入れました。神様にボクの「異世界アイデア」を採用された対価です。《書籍化》  作者: サアロフィア
第8章 正義の瓦版は真実なのか?

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072 モンテマニー侯爵の尋問(正義の瓦版)

モンテマニー公爵の屋敷


ボクたちは、正義の瓦版を市中引き回しの上で、モンテマニー公爵の前に連れてきた。


 モンテマニー侯爵の応接室にて。


モンテマニー侯爵

「ルナ殿、紅丸殿、黄庵殿、青兵衛殿。

 骨を折って頂き、感謝している。」


メクバール執事

「ルナ様たちのおかげで、侯爵様は用事ができました。

 2時間ほど、お待ちいただけますか?


 御不自由が無いように、メイドをお付けします。


 なんでもお申し付けください。」


モンテマニー侯爵

「メクバール、用意はできたのか?」


 いつもと違って、低い声を出している。


メクバール執事

「できまして、ございます。」


モンテマニー侯爵

「呼びつけておいて失礼するが、わたしは【正義の瓦版】と話をしなければならない。

 戻ってくるので、今夜は泊っていってほしい。」


ルナ

「ありがとうございます。

 お言葉に(あま)えます。」


モンテマニー侯爵

「うむ。 失礼する。」


 彼はまるで戦場に行くような恐ろしい顔をしていた。





 モンテマニー侯爵の地下室


 正義の瓦版が椅子(いす)(しば)られている。


モンテマニー侯爵

「起きろ! いつまで寝ている!」


 ルナたちの前では温和(おんわ)だった彼が、ものすごい顔で(おこ)っている。


正義の瓦版

「はっ? ここは?」


モンテマニー侯爵

「このわし、モンテマニーの屋敷(やしき)だ。」


正義の瓦版

「モンテマニー?

 はっ? モンテツワモ侯爵は?」


モンテマニー侯爵

「去年、永眠(えいみん)したよ。

 美しい女性から、(どく)をもらってな。

 あの父にふさわしい最期(さいご)だったよ。」


正義の瓦版

「それでは、あなた様に忠誠(ちゅうせい)(ちか)います。」


モンテマニー侯爵

()らぬよ。

 それよりも、(あら)いざらい()いてもらう。」


正義の瓦版

「ひいっ。」


モンテマニー侯爵

「まずは、【ギルドプレート製造工場】では、いったいなにをしている?」


正義の瓦版

「ご存じのように、ギルドプレートを製造しています。」


モンテマニー侯爵

「昔は、SランクプレートやAランクプレートを作っていたはずなのに、今は、E、F、Gランクプレートしか注文が来ていない。 なぜ、こうなった。」


正義の瓦版

「それは、良太郎が製造法を隠してしまったからです。 ぎゃあ。」


モンテマニー侯爵

「どうしたのだ。 ギルドプレートで優しく、なでただけではないか?」


正義の瓦版

「顔を斬られて痛いです。 血が出てしまったじゃないですか?」


モンテマニー侯爵

「おまえが指揮する【ギルドプレート製造工場】で作られたギルドプレートだ。 文句が有るなら、自分に言え。」


正義の瓦版

「そんな、あんまりだ。」


モンテマニー侯爵

「それは、こちらのセリフだ。 ギルドプレートを持った時にケガしないように、面取り加工費を出しているよな。 それを実施していれば、幼子が持ってもケガなどしなかったはずだ。 それさえもサボりおって、ワシが気付かぬとでも思っているのか?」


正義の瓦版

「ボクの目の届かないところでされたことです。 ボクは悪くありません。」


モンテマニー侯爵は、正義の瓦版の左右の太ももに3枚ずつ計6枚のギルドプレートを突き刺した。


モンテマニー侯爵

「いちいち見苦しい言い訳をするな。 お前が指図したことは知っておる。 退職した者たちが直訴に来たからな。」


正義の瓦版

「ボクの言い分は聞いてくれないのですか?」


モンテマニー侯爵

「だから、こうして聞いておるではないか?


「バカどもにもう一度だけ言ってやる。 ここは、【モンテツワモ公爵】に守られた【特別地域】だ。 【モンテツワモ公爵】に任命された俺に逆らうなら、タダでは済まさないぞ。」


だったか?」


正義の瓦版

「どうして、それを?」


モンテマニー侯爵

「ワシも、聞いていたからな。」


正義の瓦版

「良太郎がすべて悪いんだ。」


モンテマニー侯爵

「良太郎をイジメ続けたお前は悪くないのか?」


正義の瓦版

「俺はワイダー公爵領の人間だ。 文句が有るなら、元凶の良太郎をここに連れてこい。 あいつがすべて悪いんだ。」


モンテマニー侯爵

「それは無理な相談だな。 良太郎は意識不明で眠ったままだ。」


正義の瓦版

「身も心も弱い奴め。 ぐふっ」


モンテマニー侯爵は、正義の瓦版を左右のこぶしで殴りつけた。


モンテマニー侯爵

「いいかげんにしろ。 良太郎が【計量器の破損】に気付いて取り替えろと言ったとき、バカ呼ばわりしたな。 その結果、正しい魔力粉の量を計測できなくなって、能力不足のギルドプレートが大量に出荷されてしまった。 そして、多くの高ランク冒険者がギルドプレートの偽造をしたと疑われてしまった。


 これがどういうことか分かるか?」


正義の瓦版

「不良品なら交換すれば良いではないですか?」


モンテマニー侯爵

「愚か者めが。 信用を失った冒険者は、ワイダー公爵領とカニング公爵領に活動拠点を移してしまった。 お前は、どちらかの公爵による破壊工作のスパイなのか?」


正義の瓦版

「・・・」


モンテマニー侯爵

「なにを黙っておるつづく? 答えぬか?」


ドアがバンと大きな音を立てて開けられた。


メクバール執事

「公爵様、失礼します。」


モンテマニー侯爵

「メクバールか、後にできるなら、後にしてくれぬか?」


モンテマニー侯爵は、背中を向けたまま答えた。


メクバール執事

「良太郎様が、目を覚まされました。」


モンテマニー侯爵

「いま行くぞ、良太郎。」


モンテマニー侯爵は、ドタバタと走り出した。


つづく


【読者様へ】


 あなたの30秒で、この作品にパワーをください。

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