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【台本形式】【完結】仲間の美女3人と万能で最強のちからを手に入れました。神様にボクの「異世界アイデア」を採用された対価です。《書籍化》  作者: サアロフィア
第7章 熱血教師は正しいか?

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061 自領民の暮らしを守る是正処置

モンテマニー公爵

「熱血教師の件で多大な労力と日数を掛けてくれたルナ殿たちの要求を先に聞かせてもらおうか?

 4人で話し合った結果、合意の内容をルナ殿が代表して話してくれると助かるのだが、どうだろうか?」


ルナ

「公爵様、それでは、わたしたちの希望を申し上げます。 公爵様の利害関係に反するかもしれませんが、熱血教師と熱血教師の取り巻きたちは全員、懲戒解雇して頂きたいです。」


モンテマニー公爵

「問題ない。 全員、懲戒解雇する。 メクバールは、異存があるか?」


メクバール執事

「いえ、全員懲戒解雇して当然と考えます。」


ルナ

「次に、今回の【教員資格】試験を不合格にされた者は、合格にして頂きたい。

 特に、いじめを目撃してすぐに止めに入った者たちは、1級合格にして欲しいです。

 そして、その場で止める勇気や実力は無かったが、論文試験で問題として報告した者たちは、2級合格にして欲しいです。」


モンテマニー公爵

「ああ、そうしよう。」


ルナ

「ですが、いじめを止める者たちを不合格にすることは絶対におかしいです。」


モンテマニー公爵

「わしも、そう思う。」


ルナ

「なにを他人事のように。」


黄庵

「ルナ、よく聞いて! 公爵様は、ルナさんの言葉に同意しています。」


メクバール執事

「ルナ様、反対されると身構えておられたから意外過ぎて、公爵様の言葉を聞き取れていないのではないですか? 公爵様とルナ様の考え方は、奇跡的に一致しています。」


ルナ

「えっ? えっ? えっ?」


モンテマニー公爵

「メクバール、すまんが濃いめの紅茶に水を入れてぬるくしてから持ってきてくれないか?

 どうも、さっきから幻聴を聞いている気がする。 わしが期待する通りの言葉をルナ殿が発してくれているように思えてきた。 頭が、ぼーっとして、ルナ殿の言葉をワシの都合が良いように、聞き間違えている気がするのだ。」


メクバール執事

「公爵様、ルナ様は、わたしたちが期待する言葉をおっしゃっておられます。」


紅丸

「モンテマニー公爵様とルナ様は、おなじことで怒り、おなじことを望んでおられる御様子です。 おふたりが考える【正義】は、とても良く似ているのでは有りませんか?」


ルナ

「紅丸? どういうことかな?」


モンテマニー公爵

「紅丸殿? 続きを話してくれるかな?」


紅丸

「そうですね。 つまり・・・」


青兵衛

「紅丸、話したことは消えますから、文字で書き残しましょう。」


 青兵衛は、大きな紙をもらって、ルナとモンテマニー公爵の会話をまとめた。


大きな紙に書かれた内容

「問い1. 熱血教師と熱血教師の取り巻きたちは全員、懲戒解雇して頂きたい。

 答え1. 問題ない。 全員、懲戒解雇する。


 問い2. いじめを目撃してすぐに止めに入った者たちは、1級合格にして欲しい。

      論文試験で問題として報告した者たちは、2級合格にして欲しい。

 答え2.  ああ、そうしよう。」


モンテマニー公爵

「本気で言っているのか? ルナ殿?」


ルナ

「本気ですか? 公爵様?」


メクバール執事

「おふたりが望む【正義】は、かなり近いものですね。」


ルナ

「とすると、ボクはいったい何をしていたんだろう?」


青兵衛

「最悪の場合を考えすぎですね。 公爵様は、【最後の正義】でしたね。」


モンテマニー公爵

「とすると、ルナ殿たちは・・・」


メクバール執事

「公爵様が待ち望んでいた【正義の代行者】ですね。」


黄庵

「紙に書いて文字にしたことで、お互いの認識が一致したのですね。」


紅丸

「これなら、安心ですね。」


ルナ

「それなら、【2位興国大学】は生まれ変わりますね。」


モンテマニー公爵

「ああ、本のカバーは同じでも中身はまったくちがう本になる。

 いっそのこと、大学名を変えてしまおうか?」


メクバール執事

「看板の付け替えに使うお金が無駄になります。 ですから、【2位興国大学】のままにしませんか?」


モンテマニー公爵

「むう、確かに、国民の暮らしを守るために使うべきだな。 看板の架け替え費用があれば、多くの食料を買うことが出来るからな。 ルナ殿、すまないが名前を変えることは無しにしたい。」


ルナ

「そうですね。 お弁当を買う方がマシですね。」


メクバール執事

「従業員を総入れ替えしても、またカニング公爵領の者を雇用していたら意味がないですね。 この機会に我がモンテマニー公爵領の者を優先的に雇用できる体制を整えるべきです。」


モンテマニー公爵

「その通りだな。 青兵衛殿は良い案があるのではないか?」


青兵衛

「あるにはありますが、その。」


モンテマニー公爵

「言いにくいのだが、アイデア料を払わずにもらったら怒るだろうか?」


青兵衛

「いえ、その。アイデア料が欲しいことは欲しいです。 ただ、わたしのような外部の者が意見を言ってもよいのでしょうか?」


モンテマニー公爵

「メクバール? なにか問題があるか?」


メクバール執事

「アイデア料を払わずに、良いアイデアをもらうことが心苦しいですね。 それと、ルナ様、紅丸様、黄庵様、青兵衛様は、公爵様の【正義の代行者】です。 つまり、外部のものではなく、内部の身内です。」


ルナ

「うれしい言葉ですね。 ねえ、青兵衛? お金にならないから不満だろうけれど、青兵衛の商才を発揮してくれませんか?」


青兵衛

「それでは、申し上げます。 自国領内の働けない者に対しては、衣食住を現物支給しませんか?」


モンテマニー公爵

「お金を渡したらダメなのか?」


青兵衛

「こどもにお昼ごはん代を渡したら、戦闘カードを買ってしまいます。 そうしない場合でも、個別に買った場合と、公爵様が全員分を一括で買った場合を比べると、一度に買った方が大量購入による値引きを受けられます。 つまり、ひとりひとりで買った場合の合計金額と、公爵様が全員分を買った場合の合計金額では、公爵様が全員分を買う方が、はるかに安くなります。」


モンテマニー公爵

「ふむ、確かにな。 メクバール? 賛成できそうか?」


メクバール執事

「そうですね。 購入作業を外部に任せずに、すべて公爵様の屋敷の直接雇用者がすることという条件付きであれば、賛成です。」


モンテマニー公爵

「大変な作業量になるから、外部の助けを得るべきと思うが・・・」


青兵衛

「いいえ、すべて、公爵様の目の前で直接購入するべきです。 そうしない場合、間に入って、ピンハネ、つまり、お金だけ抜き取るというズルをする者が絶対に現れます。 この場合、ズルした者が悪いのではなく、ズルをできる隙を残した公爵様が悪いことになります。」


紅丸

「青兵衛、それは言い過ぎではないか?」


モンテマニー公爵

「いやいい、紅丸殿。 ワシは、青兵衛殿の考え方に賛成する。 部下を信じる行為は、怠慢、さぼり、甘えだと考えているからな。」


ルナ

「それじゃあ、ボクたちを信じることもサボりになるのでは有りませんか?」


モンテマニー公爵

「それだけは、特別にゆるしてくれないか? ハハハ。」


ルナ

「もう、公爵様、特別ですからね。 アハハハ。」


メクバール執事 こころの声

『小さい盾のバッジと【モンテマニーの紋章】を通して、ルナ様たちの様子を知っているとは、さすがに言えませんね。』


モンテマニー公爵

「そして、将来において、モンテマニーの自領民を優先して雇える体制を作っておきたいのだが。」


ルナ

「それは、優遇政策になって、特別扱いになったものたちが思いあがってしまうのでは有りませんか?」


青兵衛

「ルナ? それについても、妙案があります。 自領民が働けない場合に、衣食住を現物支給する金額を雇用主から徴収します。つまり、払わせるのです。」


メクバール執事

「雇用主たちは、応じますかね。」


青兵衛

「応じないと損であると分からせる体制づくりが必要です。 言葉や考え方が異なる他の領地の民を雇う理由はただ一つです。 買いたたいて安く買えるからです。 自領民を雇う方が合計として安くなる体制を作るしかありません。 そして、これは優遇ではありません。 同じ能力が必要な仕事であれば、自領民を雇うべきです。生まれ育った土地で大事にされなかったら、どこで生きていけば良いのですか?」


ルナ

「それは確かにそうだけれど・・・」


青兵衛

「そして、自領民の雇用を生み出してくれるのであれば、他領民を雇用しても問題はありません。 現在の問題は安い労働力が雇用されることで、自領民に衣食住を現物支給する金額が余分に掛かっていることです。 モンテマニー公爵領としての利益と、人々が働く場所の利益が、連動しないことが問題なのです。」


メクバール執事

「青兵衛様の説明でよく分かりました。 モンテツワモ公爵はお金に困っていませんでした。 しかし、侯爵領としては、いつもお金に困っていたのです。」


モンテマニー公爵

「あんのバカ親父は、領地経営をほっぽり出して、賄賂を受け取っておったのか? どおりで財政状況は破綻しているし、領内の産業が儲かっていなかった訳だ。 納得だ。

 そう言えば、青兵衛殿。 青兵衛殿が計画してくれた町づくりで、青兵衛殿が業者への発注をしなかったおかげで、多くの者に仕事を振ることができた。 おかげで、みんなが喜んでいた。 あらためて、御礼を言わせてもらおう。 ありがとう。」


ルナ、紅丸、黄庵

「青兵衛の商才、恐るべし。」x3


メクバール執事

「おっしゃる通りです。 公爵様、青兵衛様のアイデアに対して、対価をまったく払わないわけには行きません。 成果が出たあとで、正当な金額をお支払いするべきと愚考いたします。」


モンテマニー公爵

「それは、良い考えだ。 青兵衛殿、後払いになってしまうが、納得してもらえまいか?」


青兵衛

「お支払いを楽しみにしております。」


モンテマニー公爵

「青兵衛殿の現金なところは、素直で好きだぞ。」


ルナ

「良かったね。 青兵衛、そのときは、ごちそうしてね。」


青兵衛

「もちろんです。 そのときは、ワタシたちだけでなく、お屋敷の皆さんと分け合える何かを買いましょう。」


メクバール執事

「青兵衛殿は、無欲というか、分かち合いの精神をお持ちですね。」


青兵衛

「いえいえ、食べ物のうらみは恐ろしいからです。」


 このあと、みんなで楽しい雰囲気の中で、食事をしたり、和気あいあいとした時間を過ごしたのだった。



ナレーション

「このときの青兵衛のアイデアが、300年後、はるかに遠い場所で”も”活かされたのでした。」


☆ 理想の美女7人に愛される生活。ベーシックインカムで儲けた「カセイダード王国」に移住して正解でした。 

 012 [読み飛ばしOK] ベーシックインカム制度を成功できた理由

 165 女神様、いくつか知りたいことがあります

参照



つづく


【読者様へ】


 あなたの30秒で、この作品にパワーをください。

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