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【台本形式】【完結】仲間の美女3人と万能で最強のちからを手に入れました。神様にボクの「異世界アイデア」を採用された対価です。《書籍化》  作者: サアロフィア
第3章 美女2人目 黄花

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015 黄花はどこだ(1)ギルドの依頼

 紅姫べにひめは、月夜つきよルナにつきあわされて、ギルドの掲示板けいじばんまえた。


紅姫べにひめ

依頼料いらいりょうが安いわりには、面倒めんどうくさい作業が多いですね。」


月夜つきよ ルナ

「ギルドでの初仕事はつしごとというのは、薬草やくそうあつめとか、雑魚ざこモンスターをるもんだよ。

 こういうのがいいんじゃないか?」


紅姫

「そうは思いませんが。」


月夜

「じゃあ、べにひ、いや、紅丸べにまるは、どういう仕事がいいっていうのさ?」


 月夜は、紅姫べにひめと呼ぼうとしたが、言いなおした。

 そとでは、紅丸べにまると呼んで欲しいと言われていたからだ。


 たしかに、べにひ、紅丸は男性の格好かっこうをしている。

 そして、ひと目があるところでは、けんの紅丸は普通ふつうの剣のりをしてだまっている。


紅丸べにまる 男装だんそうした紅姫

「そりゃあ、もちろん、大型魔獣おおがたまじゅうっていたぞ。

 この剣とわたしの剣のうでがあれば余裕よゆうだからな。」


月夜

「それはレベルが上がってからだよね。

 覚醒かくせいイベントのあとでいいよ。」


紅丸 男装紅姫

「イベントとは、なにですか?」


月夜

出来事できごととか、事件じけんのことだよ。」


紅丸

修行しゅぎょう課題かだい達成たっせいすることでしょうか?」


月夜

「そう、それだよ。

 それにしても、薬草集めもないし、雑魚モンスター狩りも依頼いらいいなあ。」


ギルドの受付嬢うけつけじょう

「月夜様、いらっしゃっていたのですね。


 薬草集めは、3つ先の村に名医めいいが来られたから無くなりましたよ。


 雑魚モンスターは、凄腕すごうでの剣士が片づけられましたよ。

 大型魔獣をたおしすぎて、ついには、雑魚モンスターまで倒されたそうです。」


 ボクは、紅丸の方を見た。

 紅丸は天井てんじょうを見て、自分とは関係かんけいないふりをしていた。

 どう見ても、紅丸のことだよね。

 まあ、見逃みのがしてやるか?


月夜

「そうなんですね。

 初心者向しょしんしゃむけの依頼を探しているのですが、ありませんか?」


ギルドの受付嬢

「月夜様もお連れの剣士様も初心者には見えませんよ。」


月夜

「そういう依頼をするのが、成功せいこうする冒険者ぼうけんしゃ第一歩だいいっぽですからね。」


ギルドの受付嬢

「よくわかりませんが。

 月夜様にぜひお願いしたい仕事しごとがあるのですが・・・」


月夜

大変たいへんそうだから、わたしには無理むりそうです。」


 ボクは受付嬢のしらーっとした視線しせん気付きづかないふりをした。

 それなのに・・・


紅丸

「こまったことがあるなら、聞かせてくれ。

 おれ出来できることならいのだが・・・」


ギルドの受付嬢

「剣士様、名はなんとおっしゃいますか?」


紅丸

紅丸べにまるです。」


ギルドの受付嬢

山奥やまおくクマが出てこまっているという依頼いらいがあるのです。」


月夜

「山奥だから当たり前でしょ。」


紅丸

「月夜様、おまかせください。

 っててますよ。」


ギルドの受付嬢

「お願いします。

 月夜様、紅丸様。」


月夜

条件じょうけんがあるよ。

 山の上半分はクマ住処すみかだ。


 民家みんかがある山のふもとまでりてきた熊は倒すけれど、山の上半分まで逃げた熊は倒さないよ。


 このことを契約書けいやくしょにして署名しょめいしてもらう。」


ギルドの受付嬢

「わたしでは、「はい」とも「いいえ」とも言えません。

 ギルドマスターをんできます。

 少々《しょうしょう》おちください。」



ギルドマスター

「契約書は、これでよろしいですか?」


月夜

「ああ、ありがとう。

 では、行ってきます。


 行くぞ! 紅丸。」


紅丸

「はい。」



 依頼があった山のふもとについた。


 クマは紅丸の気迫きはくされて、げていった。


依頼人いらいにん

はらってもらっただけでは、剣士様がいなくなったらもどってきます。

 たおしていただかなくてはこまります。」


月夜

「1とうだけでも倒せたら、この依頼は成功したとしてサインをもらうからな。

 この約束を守らないなら、帰らせてもらうよ。


 危険なクマと戦っていたら、命がいくつあっても足りないからね。」


依頼人いらいにん

「ぜったいに倒してくださいね。」


月夜

「約束は守るのか?」


依頼人

「守ります。」


 ボクは、指切ゆびきりげんまんをした。



 翌朝よくあさもクマが出た。


 依頼人の前で、紅丸にり倒してもらった。

 討伐証拠とうばつしょうこのために、クマの首を持って帰ることにした。


依頼人

「ありがとうございました。

 みとめの署名しょめいをしました。」


月夜

「ありがとう。

 帰るよ。 紅丸。」


紅丸

「どうですか?

 わたしのけんうでは?」


月夜

「見事だよ。

 素敵すてきだったよ。


 もう誰も見てないな。


 紅丸、その首を貸してね。

 カバンに入れるから。


 ギルドに着く前に返すからね。


 それよりも、山にのぼろう。」


紅丸

みちですか?」


月夜

たしかめたいことがあるんだ。」



 山の上半分を越えたところまで、大きなビニールハウスがあった。


月夜

「やっぱりか。 ここまでクマのなわばりを取ったら、エサが無くて、山のふもとまでりてきても仕方しかたないよ。」


 ボクは、山の上半分の境界線きょうかいせんしめすために、ちていたえだで地面に線を引いた。


紅丸

「この線は?」


月夜

「この線より上にある透明とうめいぬのに、切れ目を入れてくれるかな?」


紅丸

「なんのためですか?」


月夜

「山の上半分は、クマの住処すみかだ。

 登山とざんを楽しむための通り道は人間側にんげんがわにもらうとしても、取りすぎは良くないからね。


 クマが山の下半分に行く必要ひつようが無いように手を打っておきたい。」


紅丸

「クマが人の食べ物のあじを覚えたら良くないのではないですか?」


月夜

「人のにくの味をおぼえさせるよりはマシだよ。」


紅丸

「おっしゃる通りですね。」


 紅丸はボクが言ったとおりにしてくれた。


月夜

「クマははながいいから、紅丸があけたあなから食べ物のにおいに気付いて、透明とうめいぬのなか作物さくもつを食べるだろう。


 そうすれば、ふもとまでりてないだろう。」


紅丸

「そうなりそうですか?」


月夜

「もういちど、ふもとを見に行くよ。

 悪いけれど、紅丸には、もう1頭のクマを倒してもらうよ。」


紅丸

「それは問題ないですが、どうしてですか?」


月夜

「仲間のクマを2頭くらい倒せば、クマも来なくなるだろう。

 そして、山の途中に食べ物があれば、山のふもとまで降りようとは考えなくなるだろう。


 あめむち両方りょうほうを覚えさせて、人里ひとざと迷惑めいわくをかけないようにさせたいんだ。」


紅丸

かなっていますね。」


月夜

「ただし、周囲しゅういひとがいないことをたしかかめてね。


 紅丸が簡単かんたんたおしたら、大変なことになるからね。」


紅丸

「大変なこととは、なにですか?」


月夜

「そんなに簡単に倒せるなら、全部のクマを倒してくれ!

  とか、

 楽な仕事なんだから、そんなにお金を取るな!

とかかな?」


紅丸

「な、それは、おかしいでござる。

 わたしの剣技けんぎきびしい修行しゅぎょうてに苦労くろう努力どりょく賜物たまものでござる。」


月夜

「他人の能力のうりょくいたたくために、とすやからは多いからね。

 相手あいてにするよりも、見た人たちに大差たいさないなと誤解ごかいさせたほうが話が早いからね。


 だからね、紅丸。

 紅丸が怪我けがをする必要ひつようはないけれど、簡単かんたんに倒しすぎたら駄目だめだ。


 おなかがりすぎて仕方しかたなかったことは分かっているよ。

 でも、世の中には相場そうばというものがある。


 上と下の真ん中くらいの腕前うでまえしか見せないようにして、クマを倒してね。


 ボクがなにも言わなかったら、瞬殺しゅんさつ一刀両断いっとうりょうだんしてしまうだろう。」


紅丸

「おっしゃる通りです。

 ただし、てきくるしまないように、ひと思いに倒したいのです。」


月夜

「それは分かっているよ。

 でも、ぎりぎり倒せましたという演技えんぎをする余裕よゆうがあるはずだよ。」


紅丸

「では、わたしが怪我けがをしないように、

 見物人けんぶつにん苦労くろうしたと思えるように

加減かげんしますね。」


月夜

「わかってくれて、ありがとう。

 紅丸。」


紅丸

「おやす御用ごようです。」



 ボクと紅丸が山のふもとに着いたとき、クマが1頭いたので紅丸に倒してもらった。


月夜

「ボクが映画監督えいがかんとくだったら、

 「カーット、素晴すばらしい演技えんぎだよ。」

と、拍手はくしゅおくるところだよ。」


紅丸

「えいがかんとくが、なんのことか分かりませんが、ご満足いただけて良かったです。」


 ボクは誰も見ていないことを確認してから、討伐証明とうばつしょうめいとなるクマの頭2つを紅丸に返した。

 紅丸は、クマを2人で倒したことにしてくれたから、ボクも報奨金ほうしょうきん半分はんぶんもらうことが出来た。


月夜

「ありがとう。 紅丸。

 うれしいよ。」


紅丸

「わたしのかたなへの魔力まりょく補給ほきゅうだいと思ってください。

 月夜様の魔力の価値かちを考えたら、気持ちばかりの金額ですが、ご容赦ようしゃください。」


月夜

「その気持ちがうれしいよ。」


 ボクたちは、食材しょくざいを買ってから家に戻ったのだった。


月夜、紅丸

「「ママ、ただいまー」」


 いまでは見慣みなれたとびらがあらわれて、ボクたちは家の中に入ったのだった。


【読者様へ】


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