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誘拐の裏側2

「わかった。アキラはそのまま自宅に帰って待機していてくれ。まさかマヒルちゃんも誘拐されていたなんて」


 車の中西村は電話を切り、窓から見える月を見た。空に浮かぶ月は綺麗な満月だ。

 今日は満月を綺麗とは思わない。仲間が誘拐される事件が起きたからだ。前から能力者を狙う組織があることも知っていた。

 能力者は国に従う能力者もいれば、ひっそりと隠れて自由に暮らす能力者もいる。海外にも当然ながら能力者がいる。

 割合を世界的に言えばひっそりと暮らしている能力者の方が多いが、アジアとアフリカ大陸は国に従う能力者が多い。

 そんなアジアの中で日本の能力者は自由に暮らす能力者が多い方だ。

 そんな日本内でスーパーアルティメット団はひっそりと隠れて自由に暮らす能力者の一つの団体過ぎない。そんな我がスーパーアルティメット団は国内国外問わず、他の組織といろいろ情報交換しているし、敵対関係の組織だってある。

 最近活発となっている能力者狩りに関して外国の団体から警告があったのにも関わらず、アイちゃんも含めて数人の能力者が誘拐された。組織的な犯行の線が強いが、相手は国か、それとも能力者を狙う組織か。それとも敵対する能力者の仕業か。


 国としては能力者は喉から手が出るほど欲しい人材だろうが、それも外国に住む能力者であろうと手段を選ばない。それを抑制している世界中にいる能力者を保護と管理する目的とする組織がある。その組織が能力者に関する組織で一番力を持っている。その組織の支部は日本にもある。

 その組織の保護の手段は少々強引だ。


 西村はその組織の日本支部を強襲しようと考える。


「光?あの大きな光は?マヒルちゃん並みだ」

「ニッシー?どうしたん?」


 車の外から空を覆いつくすほどの光が現れた。西村は車を運転する仲間や車の外にいる人達の反応を確認するが、西村以外にはその光に気づいていない。

 その光を発する正体は西村という青年は知っている。能力者だ。

 そうこれが西村の能力。西村の目には能力者が光っているように見える。それで他者を能力者か否かと判別できる。そして能力者の能力が強ければ強いほどその光は強く光り輝く。煩わしいことに常にこの能力は発動しているが、意識すれば見えないようにできる。

 西村は今空を覆いつくすほどの光を出す人物に数人心当たりがある。その一人がマヒルである。


「すまないが、あっちの方へ行ってくれ。空を覆うほどの光が見える。たぶんマヒルちゃんだ!」


 光源がマヒルの物だと確信した。これほどの光を放つ者がホイホイいてたまらないが、西村はマヒル以外にこれほどの光を放つ人物を数人知っている。その一人がヘルメスさんだ。

 西村はヘルメスさんを数年前に一目見たことがある。ヘルメットで顔を隠す彼の人物はマヒル比べると多少劣るが、マヒルに近い大きな光を放っている。今見えている光は遠いがヘルメスさんではないマヒルの物だと判断した。

 そしてマヒルの能力は身体を変化させる能力ではないと疑っている。いや、能力の結果身体を変化させる能力だと理解しているが、それは能力の副産物による現象に過ぎないと考え、もっと大きな現象を眠っている。もしくはマヒル自身が隠している。と西村はマヒルの能力を考察して仲間達に話した。

 マヒル以外にも能力を隠している仲間がいる。例えばアイちゃんだ。

 アイちゃんは半径10メートルほどを照らす光を放っているが、彼女が言うには人の考えがイメージでわかる能力だ。しかし、他の仲間が言葉一つで他人を操る姿を見たと言っていた。

 しかし、彼女の能力の実験をしたことがある。他者の思考を読むとう実験だ。彼女はうっすらと他人の思考を読めることが証明できたが、それは本当の能力の副産物にすぎないかったと結論づけた。

 彼女の日常生活において本当の能力を含めて悪用しているようには見えない。ほぼ使う様子もない。ほぼ自身に害が及ぼす状況に置いて能力を行使する姿は信頼する仲間達の報告受けていた。西村自身も彼女の性格上日常的に能力を使わないと信じていたから自由にさせていた。

 スーパーアルティメット団のメンバーは能力で他人に迷惑をかける人間は少ない。自身の能力で不快な状況になった影響で一般の人の前で能力を使うのを避けていてると言った方が正しい。その反動で仲間内で能力を使うのをためらわなくなってきた。

 そんな愉快な仲間達の為に近いうち広い土地を買おうと西村は考えている。例えば人が住んでいない無人島とか。


 だから仲間を大切に思うから仲間を誘拐をする輩を許さない。今現在スーパーアルティメット団のメンバーは仲間を誘拐した誘拐犯の情報をかき集めて走り回っている。

 それは西村も同様に能力を駆使して仲間の光を探しまわっていた。


 ようやく見つけた光、仲間に命じて車を光源の下へ走らせた。

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