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揉めていたから出てきたけどこれは失敗だった?

ふー!やっとゴールデンウイークっていうヤツが終わりやがったぜ!

 あれからすぐにチャイムが鳴り、三人の少女のおしゃべりはお開きとなった。最後はほぼタマコによるヘルメスさんトークになった。昨日二時間もヘルメスさんの話を聞いてルカは鬱陶しそうにタマコの話を聞き流していたが、ミキミはヘルメスさんについて全然知らないらしく、弁当を食べるのを忘れるほどタマコの話に真剣に聞いてた。

 泣き虫で純粋なミキミはヘルメスさんについてのことが最近の流行りの物と勘違いでもしているだろう。


 そしてルカは盗み聞きしている俺やタマコとミキミには俺が探す心当りを言わなかった。

 どうやって俺を探しだすのか気になってずっと三人の少女達の様子を見ていたが、昼休みが終わってしまった。

 気になったら負けということで、こうなったら俺も最後まで放課後校門に行って見届けるしかない。

 俺が三人の前に現れるまで終わらないだろうけど。


「タマコ!ミキミ!今日の放課後すぐに校門に集合ね!」

「うん」

「放課後ね。わかった」


 ルカ達は自分達の教室に戻っていった。

 放課後の校門にルカの心当たりを披露するようだ。何を見してくれるのか楽しみだ。

 時間が経ち、午後の授業が終わった。

 一緒に授業を受けていたクラスメイト達は部活や帰宅して時間が経てば、徐々に静まり返り教室には誰もいなくなるだろう。

 教室を出ていく運動系の部活に所属しているクラスメイト達は青春を謳歌して部活を頑張るぞと生き込みが見られ、帰宅するクラスメイト達は友達と飯でも行くかと寄り道の話しをしている。どちらも学校生活を満喫していた。

 教室の置物になっていた俺もいつもなら帰宅するクラスメイトを見習って速攻で帰るところ今日はルカによる俺を探す心当り見るために少しばかり学校に残るのだ。

 五分もしない内に一組は俺意外にいなくなったが。


 早く帰ってゲームもしたいが、ルカ達の観察は面白そうだし、ミキミも高校に入って友達ができたから俺を探す奇行がなくなるだろう。俺は一人でいたくてクラスメイトから認識されないようしているのに探し回られると少し迷惑だ。探して見つからないとミキミもかわいそうだ。

 お互いにデメリットしかないからな。タマコとルカと友達なったことで学校を楽しく過ごせるだろう。


 俺はスマホをイジって少し時間を潰した後、二組と四組の教室を覗いて見たら生徒が駄弁っていた。

 一組がせっかちなのか二組と四組がマイペースなのか。どっちだろう。

 三人の少女はすでに校門に向かった思い、校門に向かった。

 校門にはすでにタマコとミキミが待っていた。

 タマコとミキミは同じクラスだから一緒に来たのだろう。言い出しっぺのルカがまだ来ていないようだ。


「ルカちゃん遅いね」

「まあ、学校が終わったばかりだからその内来るだろう。ミキミ見てこれが新しいヘルメスさんの画像だって。これ偽物だよね」


 ルカを待っているミキミは高校で初めてできた友達と待ち合わせをしていることが嬉しくて仕方がない感じだった。

 タマコはスマホをイジっている。おおかたヘルメスさんに関するサイトでも読んでいるのだろう。時々、ミキミにスマホを見せている。

 ルカが来ないと始まらないが、俺はタマコ達と一緒にルカを待っていてもよかったが、やることもなく暇でしょうがない、何事も早く済ませる方がいいせっかちな俺はルカの2組の教室に行くことにした。

 これはルカを迎えに行くのではない。何をしているか気になっただけだ。

 ルカは自分で放課後すぐと言っておいてまだ来てない。放課後になって十五分が経過している。これも本当になんで来ないのか気になっただけだ。


 二組の日直は確かギャルっぽい子だったはずだからルカは日直の業務で遅れているわけではない。何か先生に頼まれごとを押し付けられて遅れているのではないか?

 そんなことを考えていたら二組の教室に到着した。

 教室から言い争う声が聞こえた。


「今日くらい掃除変わってよ。私この後彼氏とデートなんだから」

「やだよ。私だって友達と約束があるのだから、自分で済ませてよ」


 今日の日直のギャルとルカが揉めていた。これはなんとかしないとただ無駄に時間が過ぎていくだけな気がするので俺が何かしら手を打つことにした。

 俺とルカが来ないとタマコ達がどこぞの名犬の如く校門で待つ気がするし。

 準備として女になって、女生徒の制服に早着替えして二組の教室に突入した。


「騒がしいけどどうしたの?」

「あ、マヒルちゃん!ちょっとこの子が掃除を変わってしつこくて」

「何よ。私は彼氏とデートがあるの?今日ぐらい変わってもいいじゃないの。今度はあなたが日直のときに私が変わってあげるわって。あなたこの子の友達?手伝ってあげなさいよ」


 ギャルは自分の都合をルカに押し付けて掃除をやらせようとして、一方ルカも友達と約束があるから交渉というか掃除の押し付けは平行線になっているか。

 そうこうして二十分近く言い争いしているんだからその時間で掃除をすればいいのに。


「ふーん掃除って足元のあるゴミを捨てて、ゴミ袋を捨て場に持っていくだけ?それぐらいなら手づだうけど?」

「は?何って言っているのよまだ何もやっていないわよ?って何よこれは」

「え?嘘?いつの間に終わったの?」


 二組の教室を見回した俺はギャルの足元に集まったゴミの山を指した。ゴミの山は俺が超能力で教室中のゴミを集めた。

 ゴミを集めたどころか黒板から窓の淵まで掃除が終わっている。てか俺が教室に入った時点で終わらせていた。超能力で。

 超能力様様で二組の教室はピカピカになっていた。


「だから後はゴミ捨てだけだろう?僕が手伝うって。箒と塵取りを貸せ」

「私箒と塵取りなんか。私いつの間に箒と塵取りなんか持ったの?!」


 ギャルに持たせた箒と塵取り奪って、屈んでギャルの足元にあるゴミを取った。

 屈んだ時にギャルのスカートの中が見えた。白だった。


 俺が掃除のラストスパートをしている中でルカとギャルは教室で何が起きているのか理解できなくて固まっていた。

 塵取りで取ったゴミをゴミ箱に入れて、ゴミ箱からビニール袋を外して結んで、掃除用具から新しいビニール袋をゴミ箱に取り付けた。


「なんだよ。ゴミ捨てくらいで言い争ちゃってくだらないよ。ほら、ルカ行くよ」

「え?うん待って」


 俺はルカを引き連れてゴミ置き場に向かった。俺達が教室を去った後もギャルはずっと固まったままだった。


「マヒルちゃんありがとう」

「急になんだよ。僕はお礼を言われるようなことをしてないよ」

「ううん、したよ。凄くしたよ。私を助けてくれたよ」


 あれくらいのことを助けたっていうのか?俺の親切心でやったことだけどたいしたことはやっていないぞ。

 俺はたまに人の命を助けたりしているが、それに比べれば小さくてたいしたことは無い。外で待たされているミキミ達の為にやったことだし、最初の原因はルカの心当たりが気になって


「あ、これって意味なくない?」

「マヒルちゃん立ち止まって急にどうしたの?」


 俺を探すための心当たりが気になって学校に残っていたのに、俺がルカの前に姿を現したらダメじゃん。意味がなくなるじゃん。その心当たりが知りえないじゃんか。

 まあ、この際だから帰るか。


「いやこっちの話。僕はこれで帰るよ」

「待ってよ。マヒルちゃんに聞きたいことがあるの。校門にはタマコとミキミちゃんもいるよ。一緒に帰ろう」


 ルカにがっしり腕を掴まれて一緒に帰ろうと誘われた。

 てか、この姿でミキミと会うのは俺としては非常に不味いわけで、校門までに何か理由をつけて別れないとミキミとあってしまう。

 ゴミを置き場に置いた俺はルカに連行される形で校門に向かった。

次はいつ書くか予定は不明。

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