口封じ2
「マヒル。この後、私の家に来ない?」
カラオケ店から帰る途中にタマコがそんなことを言いだした。
タマコがどういう意図でそんなことを言ったのか分からない。弱みを握られているあらタマコの要求に従うしかない。
「?」
「今日、家に誰もいないんだ。だからマヒルに来てほしいの」
首を傾げて黙った俺に痺れを切らしたかのようにタマコは甘えた声でそう告げた。周りに俺の秘密を言われては困る。しょうがないのでタマコの家に行くことにした。
タマコの家にただ寄るだけで、遅くならないだろう。テレポートで数秒で家に帰れるわけだし、家族にはメッセージを送らなくても大丈夫だろう。
タマコの家はカラオケ店からそれほど離れていない場所にあり、歩いて行ってもそれほど時間はかからなった。たぶん自分の家から近いからあのカラオケ店を選んだのだろう。普通なら家の近くにカラオケ店があるなんていいなって羨むだろうけど俺にテレポートがあるからその気になれば日本中のカラオケ店どころか映画館に数秒で行けるからな。
「ここが私の家。入って」
「お邪魔します」
タマコに案内されたタマコの家は普通の一軒家だった。入ってタマコの私室へと入らされた。
タマコの部屋を見回して、普通の女の子部屋だった。ヘルメスさんの切り抜き画像を伸ばして部屋に飾っているもんだと思っていたが、そんな物は一切なく。小学校から使っていると思われる勉強机にはオカルト本が数冊程度置かれているだけでそれ以外は小物やらヌイグルミしかない。それ以外は無機質なベッドに明るい色合いの毛布やまくらなどの寝具とかがあって、ミキミの部屋みたいな女の子の部屋とは言えないが、ちゃんと女の子の部屋とわかる。そんな一室だ。
「マヒル座って」
「わかった」
タマコは静かに呟いた。
俺はそのまま何も考えることなく、床に座った。
「床じゃなくてベッドに座ってほしかったけど、いいや」
「タマコどうした?っむ!」
座った俺の真正面にタマコが座った。そしてそのまま近づいてきた。
タマコの顔が近づいてくるが、弱みを握られている俺は逃げずにそのまま受けつつもりだ。
そして俺の唇とタマコの唇が触れた。俺はマウストゥーマウスのキスをタマコにされた。タマコが気が済むまで待つが、中々離れてくれない。それどころか俺の口の中に舌を入れてきた。口に侵入してきたタマコの舌を受け入れて、自分自身の舌をタマコの舌に絡ませる。
絡ませていた舌をタマコは引く。今度は私の口の中にマヒルの舌を入れてと言っているような気がしたので舌を入れるとタマコは俺の舌を唇で挟んでちゅうちゅうと吸い始めると俺に全体重を乗せてきた。
タマコの意図を察して後ろに倒れ込む。タマコに押し倒された形なった俺はタマコのすることのされるがままとなった。
ミキミにタマコとこんなことになったと知ったらきっと泣くか、私も同じことをしてとせがむだろう。
俺を押し倒したタマコは俺が着ている制服に手をかけて脱がしていく。邪魔な物を取ってやったとばかりに俺のブラの下に手を滑り込ませて柔らかな山を堪能し始めた。
うん、手つきが荒くて少し痛い。
俺はお返しとばかりにタマコのスカートを捲って、形のいい尻を布の上から両手で撫でまわした。尻に触れたらタマコはフウンと可愛く呻いた。
ああ、どのくらい経ったのだろうか?体感一分しかたっていないような気がするが、もっと時間が経っているかもしれない。早くタマコに満足してほしいが、これ以上先のことはしたくはない。けれど顔を赤くしたタマコの表情を見る限りはこれ以上のことを望んでいるように思える。
タマコはそういう経験がないのか、ずっと山をこねくり回している。
パンツの上から腰部を撫でまわしている俺を誘っているのかもしれない。もっとしよう。この先のことをって。
だんだん外の様子が騒がしくなって気がする。タマコは俺の舌をチュウチュウすることに夢中になりすぎて外の騒ぎに気付いてないみたい。
気になったので視界で外の様子を見ようとしたら、ドタドタと家の中を駆け回る足音が聞こえた。
「タマコ無事か!」
足音の人が堂々とタマコの部屋に入ってきた。
その人は中年男性で目元がタマコに似ていた。きっとタマコのお父さんだろう。
タマコのお父さんは絶句した様子で固まっていた。
そりゃそうだ。自分の娘が女の子を私室に連れ込んで押し倒しているのだから。タマコに口を塞がれている俺はタマコのお父さんに目で助けを求めた。俺もタマコの尻に触れているからスルーされるかもしれないけど。しかもタマコのお父さんから俺の二つの山が丸見えだ。少し恥ずかしい。
お父さんが部屋に入ってきているのにタマコは気づかない。一生懸命俺の舌を吸うのに夢中で回りが言えていない。舌を引っ込めてタマコにお父さんの存在を気づかせる。
俺の舌って美味しいのか?
「マヒルー。もうちょっと。私のあそこを舐めたいの」
「タマコ気づいてよ。お父さんがいるからさ」
俺はタマコのお父さんを指して、タマコのお父さんの視線から身体を庇いながら、素早くタマコに崩された衣服を整えた。
ようやく自身の父の存在に気づいたタマコの表情はこの世の終わりみたいな顔になった。




