表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/197

急な呼び出し

自分すごく頑張ったと思う。

調子が悪いよー。動いていないのに暑いよー。

 船に乗った三人組の男達で遊んだ後に都会のゲーセンに遊びに来た。

 俺はメダルゲームで暇を潰しているズボンに入れていたスマホが震えだした。


「着信か?誰だよ。今いいところなんだよ」


 俺の横にはメダルがたんまり詰まったドル箱が山のように積み上げられて、現在プレイしているゲームのメダルアケードゲームのモニターには本日連続十五回目の大当たりが表示されていた。そしてメダルの払い出し口からはせき止められていた土砂が詰まりが取れたみたいにメダルを吐き続けている。

 いつの間にか俺の後ろには人だかりができていた。店員さん達のの目が怖い。

 後ろの人達のことを少し鬱陶しいと思いながら、俺はスマホを取り出した。

 スマホの画面を見て非通知な電話番号から着ていたので切って無視した。俺に連絡を掛けてくるのは数える程度しかいない。そもそも家族しかいないのだ。

 学校の奴らには俺の電話番号を教えていない。しかも非通知の番号でかかってくる心当たりがない。

 だから無視してスマホを閉じてメダルゲームを再開した。

 再開したが、スマホは電話に出ろーと言わんばかりにバイブレーションと震えが鳴りやまない。再度確認らさっきと同じ非通知の番号だった。放置したら向こうも諦めるだろうと思って再び放置。

 二十分後、スマホが止まった。諦めたかと思ってスマホを開いた。


 スマホの画面には一通のメールが届いていた。知らないメアドだったが、メールの内容で電話をかけ続けた相手が分かった。

 内容は『マヒルちゃんなんで電話に出ないの?マヒルちゃん家にいなかったから寝ているわけじゃないよね?ヨルノちゃんはお出かけしたって聞いたけど今どこにいるの?』

 俺のことをマヒルちゃんと呼ぶのはこの世で一人しかいない。ミキミだ。

 鬼のように電話をかけてきたミキミは俺に何か用であるのだろうか?

 またメールが届いた。


『ルカちゃん達にアヒルちゃんの秘密を言っちゃうよ』と一言送られてきた。ミキミからの電話を無視続けた結果、あの温厚の擬人化な存在のミキミを怒らせてしまったようだ。

 俺の秘密か。なんだろうな。俺が男で何らかの原因で女になっているって言うのかな?

 ルカやタマコにその秘密をバラされては、それはそれで困る。


『待ってくれ、用事を済ませているからそれが終わったら行くからルカ達には何も言わないでくれ。一時間後に待ち合わせしよう。場所はミキミが指定してくれ』と返信しといた。

 数秒後にミキミから返信が着て『わかった。○○カラオケ店で待っているね』と納得してくれたみたいでよかった。

 カラオケ店って一人でいるのかよ。ミキミのヤツ。それで寂しくて俺を呼んだと。ミキミのヤツは友達がいないからな。

 カラオケ店に行くことになったのはいいが、山のように積み上げられたドル箱をどうやって処理するか。このまま放置したら、このドル箱の山はどうなるんだろう。やっぱり店員が閉店の時に片づけるのかな?

 そんなことを考えていたら人だかりの中の小学生グループが目に入った。


「そこの小学生達こっちにおいで」


 と小学生を手招きする。


「お兄さんなんかよう?」


 小学生グループのガキ大将ポジの男の子が代表で訪ねてきた。


「俺さ、急な用事ができちゃったからさ。君達にメダルを全部あげるよ。好きに使いな。じゃあな」

「え?マジで!」

「お兄さん太っ腹!」

「ありがとう!」


 俺がメダルを全部あげるというと小学生達は滅茶苦茶喜んでくれた。仲間を呼ぼうぜとか話し合っている可愛げのある小学生達を背にしてゲーセンから出てった。

 出ていく際に遊んでいたアケードゲームのモニターには本日連続十六回目の大当たりが表示され最後にメダルを吐きだしていた。

 メダルを処理するのに一時間かかると思って一時間後とは言ったものの、メダルを小学生達にすべてあげてしまったから正直やることが無い。ミキミが指定したカラオケ店にすぐに行けるが、ミキミに脅されたから速攻で来たと思われたくない。


「一時間どう潰すかな?ん?あの行列はケーキ屋から並んでいるのか?」


 俺の目に映ったのはケーキ屋から伸びる行列だ。二十人以上並んでいる。

 俺は未来を見て今並べば四十五分後には店内に入れてケーキが買えと判断した。


「一時間やることが無いし、ミキミにケーキのお土産を買ってやるか」


 ミキミは女の子だから甘い物が嫌いなわけではないだろう。人が並んでいるから美味しいのだろうし。

 お土産として買っていったら女の子に喜ばれるものだろう。

 未来を見た通り四十五分後に店の中に入れたが、買うのにはもう少し時間がかかるようで俺の前には三人ほど客が並んでいる。

 急いでいるわけではないからいいけどさっきから急かすようにスマホが震えている。ミキミからの着信だろうから無視し続けている。

 前と後ろの人が出ろよって言うような視線を送っているが俺は気にしない。

 ここのケーキ屋はカフェ風のつくりをしており、ケーキを持ち帰ることができるが店内でケーキを食べることができる。

 俺は持ち帰るが。


 ケーキを買って店から出てきた。

 ケーキを二個だけ買うつもりが、種類が多くて購買意欲が刺激されて四個も買ってしまった。

 いい具合に時間がつぶれたからミキミが指定したカラオケ店に行くか。

 カラオケ店の近くにテレポートをしてまっすぐカラオケ店に向かった。


 カラオケ店の入口のところにミキミが突っ立て待っていたので駆け寄った。


「おい、ミキミ急に呼び出すなよ。俺にも用事って物があるんだから」

「え?マヒルちゃん?元に戻ったの?」


 あ、そういえば、前に会った時に女の子なったって言ったっけな?ミスった。

 相手はミキミだし、何とか誤魔化せば大丈夫だろう。


「ミキミちゃん?マヒルちゃん来たの?来ないのなら入っちゃおうよ。あれ?男の人?ナンパ?」


 そこにルカがカラオケ店から出てきた。

 ルカがいるってことはタマコもいるはずだ。非常に不味いことになった。

まいてつに今ハマっている。それと勘違い工房主もハマった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ