表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
132/197

海20

 宿にとんぼ返りしてきた。行っていた神社は何もなく、ただ寂れていただけだったので戻ってきた。


「そういえば、神社までの道中にある家とか何かおかしくないか?暗いせいかもしれないけど?」

「そう?私はそこまで見ている余裕なんてないわよ」


 俺は神社から宿前の道中にあるいくつかの民家に不審な違和感を覚えた。何故に違和を覚えたのかはわかないが、何かがおかしいと感じたので視界を民家へ向けて飛ばした。

 影の化けの対策で自分の周囲を視界で見ていたけど神社には現れなかったし、スーパーアルティメット団の男達が境内を探索している間、ルカと残った数名のスーパーアルティメット団の男達と境内お広場で待っている時に俺も独自で神社を調べた。おかしい物は特に何も見つからなった。

 民家の中を調べてみると生活臭がしなかった。庭は雑草が生えているし、家具とかも埃が溜まっている。長い間誰も住んでいないようだった。

 隣の民家もそのまた隣の民家も長い間誰一人住んでいない様子だった。民家の設置してある冷蔵庫も空で電源がついてない。

 まるでここだけがゴーストタウン化しているようだった。偶然ここだけ誰も住んでいないだけかもしれないけど。


「ここだけ人が住んでいないのかな?」

「マヒルちゃんそんなことわかるの!?」


 つい思ったことが口から出てしまった。

 隣で歩くルカが驚愕の声で驚かれてしまった。

 さて、どう誤魔化したらいいか。


「だってさ、見てよ」


 俺は一つの民家を指して、ルカに言う。


「どの家も玄関先の前、雑草が生え放題だし、屋根が欠けていたり、窓ガラスが割れたりするよ。今9時前後なのに明かりがついていないんだよ。寝るには早い過ぎる。そう思わっちゃうよ」

「確かに昼間は人気があったのに夜になったら人の気配が全くしない。それはそれでおかしいな」


 俺とルカの会話を聞いていたらしい男が、横から急に混ざり始めた。

 男から化け物の仲間と疑った男、まとめ役の男まで話がいき、雨の中で立ち止まった。

 何も知らない小娘の無駄話を一蹴していてもおかしくないのに俺達の会話に何を思ったのやら。


「よし、みんな聞いてくれ。ちょっとそこの家を調べてほしいから二人ほど中に入ってくれ」

「わかった」

「ちょっくら見えくるわ」


 俺とルカを含めて二人以外スーパーアルティメット団メンバーは家の前で待機して、民家を調査する二人は敷地内に侵入して、二人の男がいきなり玄関のドアノブに手をかけた。

 いきなり不法侵入ですか。敷地内に入っているかあ不法侵入なのは変わらないけど、いくら家に人がいないとはいえ、人に見られたら大問題だ。

 案の定、鍵は掛かっていたから玄関を破壊することなく、二人は庭の方へ回っていった。スーパーアルティメット団達の行動に内心驚きつつも大人しく待っている。

 庭先の窓は片方外れており家の中へ侵入することはたやすいだろう。


 俺は視界で二人の後を追った。

 二人は離れずに行動する。片方に何かあった時の為にカバーできるように行動しているのだろう。


「なあ?ここで何が起きていると思う?」

「さあな。土砂崩れは自然災害としても複数の箇所が同時に起きるなんてありえない。何かしら人為的な要因で起きたんだろう。そしてあの人型の影は人を殺したくて仕方がないように見えた。恐ろしくことに今までこの宿の人や街の人達はどうやって暮らしていたのやら。今回は一般人の巻きこんでいるからもし俺達の秘密を知られても拠点にいる奴らが記憶を消すだろうよ。ここは陸の孤島でしかにのだからな」


 と雑談をしながら家の中を探索していた。

 家の中で何を調査するのかなってみていたけど、凄いことを聞いてしまったようだ。スーパーアルティメット団は人の記憶を消すことができるのか。しかも消したい部分絞って。

 アメリカの宇宙人を相手に仕事をする映画みたいな感じでペンぐらいのサイズでパシャってフラッシュ焚いて記憶を消すのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ