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超能力者達の組織4

「おや?そちらの子は誰でしょうか?」

「そっちの子って噂の新入り?」

「スーパーアルティメット団に新入りが入ったってヤツ?」

「なかなか可愛いっすね。こちらにおいでっす」


 教命部?の人達は西村の話を無視して俺に注目をした。

 てか、この人達がlobbyに入ってきた瞬間、すでにlobbyにいた人達の雰囲気が変わった。毛嫌いしているような、嫌な物を見ているような感じがする。

 教命部の人達も自由委員会の散々毒を吐いていたし、仲が悪いのだろう。

 この施設はスーパーアルティメット団の物と思っていたのに自由委員会の施設だったか。どうりでチラチラと西村を不審な目で見ている人がいるなって思ったよ。教命部の人達よりは向ける視線はマシで敵愾心はないけど何人かは不快に感じているようだ。


「彼女は私の秘蔵っ子でね。仲間達に熱烈な歓迎を」

「僕はスーパーアルティメット団に入った覚えはない。歓迎?あれは半ば強引にあんたの家に行っただけだろう。変なコスプレさせられるし、下着がなくなるわで散々だった」


 とりあえず俺は西村の仲間だと思われないが為に西村がキモいことを言いきる前に反論をした。

 西村の家に行って歓迎されたことはあるが、変なコスプレをさせられるし、嫌なことしか覚えていない。連れてこられたのは拉致紛いのテレポートで車に乗せられて西村の家に連れてこられただけで俺の中ではスーパーアルティメット団に入ったつもりはない。リンちゃんとかには悪いけど。


「そっか君、ださださ団に入ってないならうちに来ない?毎日幸せだよ?若い女子が少ないから大歓迎だよ」


 フリフリミニスカ和服の女の子が俺の手を取って超軽い宗教勧誘みたいなノリで勧誘された。

 新手の宗教みたいな名前の組織に入りたくない。彼女達が来ている服も宗教染みた服装をしているみたいだから俺もああいう服装になるのはよろしくない。

 俺はノーと言える日本人なので。


「僕はフリーなままがいいのでどの組織に入りません。これは何が起きたって変わりません」

「えーいいじゃん。入ろうよ。毎日楽しいよ?何が楽しいか理解に苦しむけど」

「はいはい勧誘はそこまで、今日は蔓延しているウイルスをどうにかするために来たのでしょう?違いますか?」


 シスターがフリフリミニスカ和服の女の子を嗜める。


「はーい。ちゃんと仕事はしますよーだ。そうだ!君の能力は何?ここに呼ばれているからには医療系の能力だよね?私はミカ!君の名前は?」

「僕はマヒル。能力は身体を弄れる」


 フリフリミニスカ和服の女の子がグイグイ来るので引き気味に答えて、肘の先を枝分かれさせて腕をY字状にしてピースをした。


「えー、凄い!他にどんなことをできるの!」


 ミカと名乗った女の子は俺の能力に食いついてきた。常人なら初見なら気持ち悪いとか出ると思うけど。


「他にか、そうだね。例えば他人の怪我とか病気も治せるよ。ミカはどんな能力なの」


 俺も能力を明かしたんだからお前の能力を教えろやってきな感じでミカに能力を聞き返した。

 俺は一つだけ能力を明かしても別に痛くも痒くもない。スーパーアルティメット団には俺の能力は身体を自由自在に変形させる能力だと思われている。それが俺の能力だと思わせていれば、他人に成りすませて他の人の前で別の能力を使っていてもそれが俺だと気づかれないだろう。


「えー私?言っちゃおうかな?でもなー」


 ともったいぶるように中々言わない。ミカが言わないならそれでいいんだけど、こっちも表向きの能力複数隠しているし。


「ミカ。彼女は自身の能力を明かしてくれましたよ?貴女はそれに答えるべきなのでは?今日だけの協力関係とはいえ彼女に失礼でしょう?」

「もううるさいな。いっつもネネは小言を挟んで」


 能力を言うのをもったいぶるミカにシスターがまたもや起こる。ミカは不快感を隠そうとせずに毒づく。

 シスターの名前はネネというのか。


「ごめんなさいね。マヒルさん。うちのミカはこうなのです。人との距離感と言う物が分からないみたいでいつも興味がある人が目の前に現れるとグイグイ行ってしまって、しょうがない子なんです。自己紹介が遅れましたね。私はネネ。教命部のシスターをしている者です。能力は命ある者に延命させることも死を与えることができます。教命部は来るものを拒まない組織なのでいつでも歓迎します」

「はい、どうも」


 ネネは俺の手を握手するような感じで握り、自身の能力を明かした。そして「今回は私の出番がないかもしれません」と付け足した。

 その能力が本当にネネの能力なのか疑わしいが、信じるつもりが無いので空返事で返した。

ミカ達は組織名からして宗教系の組織なので入ったら最後、洗脳教育みたいな感じでお経とか無理に暗記させられるに決まっている。そんな組織に入るか。


「ミカ?」

「私は毒も病気も耐性を作ることができるの」


 能力を明かしてくれたミカのお陰で何をやろうとしているのか察することができた。

 ミカにウイルスを感染させて耐性というか抗体を作らせるのか。それなら俺って必要ないと思うけど。


「そうだね。マヒルちゃんには彼女を男にしてもらう為に来てもらったんだ」


 ほぼ空気状態だった西村が俺の思考を読んだかのようにドギマギさせてくることをしゃべった。しかもちゃんのところを強調するような言い方で。

 俺に性別の転換をさせる為?!それって西村には俺の本当の性別を知っているのか?

 ここで西村を殺して闇に葬るか。西村が知っているならスーパーアルティメット団のメンバーも知っている可能性がある。

 俺の住民票とか個人情報を調べれば性別なんて簡単にわかることだ。

 くっ、まさか西村に弱みを握られるとは。一生の不覚だ。

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