私の家の知らない人
もっと気楽に読めて、くすっと笑えて、さらっと忘れられるものを書こう。
ということで、書き出しの一文から思いつき任せに書いてみました。
本項のタグ:「家族もの」「娘視点」「前回の話(脱出ゲーム)にちょっと引きずられている感じあり」「↑の目的は途中で忘れた」
家の中に、知らない人がいる。
母さんはそれについて何も言わなくなった。何度も尋ねたからだろう。
でも母さんの答えはいつも同じだった。
「そんな人はいないわ。変なことを言ってないで勉強しなさい」
知らない人はほとんど奥にある部屋から出てこない。入ろうとしたこともあるけれど、鍵がかかっていて開かなかった。耳をつけて中の音が聞こえないか、床とドアの隙間から見えないか試してみたこともある。
でも中の様子はわからなかった。ほんの少しだけ明かりが漏れているのがわかったくらい。
そこは昔から家の奥まった換気の悪いところにある部屋で、いつも鍵がかかっていて中に入ったことはない。
「あなたには必要のない、いらないものをしまってある部屋よ。埃っぽいから近づかないで」
母さんに聞くと、そんな答えが返ってくる。
どちらの質問をしても、母さんは目を逸らしてすぐに別の話に変えてしまう。勉強しなさい、がほとんどだけど。
聞いても答えが返ってこないなら、自分で答えを見つけるしかない。
家の中にある部屋なのだから、どこかに鍵があるだろうと思って探している。母さんが出勤日の今日なら、家中を探しても文句を言われる心配はない。
玄関脇の電話機を乗せた台。その引き出しにあったのは、小銭と判子。コピー用紙と、たぶん電話機に使う黒いロール。印刷するために使うものかな。あとは着払い伝票がいくつかと、その送り先の控えらしい受け取り伝票の控え。
自転車の鍵もあった。小さくなったから買い替えて欲しかったのに、サドルを限界まで上げれば乗れるからと言われて乗らなくなったのは去年のことだ。
自転車はもう処分したのに、鍵は捨てていなかったらしい。
なんとなく捨てる気にはなれず、そのままそこに戻しておく。
玄関から続く廊下の左手にある脱衣室を越えて、お風呂場に入る。お風呂場用のイスを持ってきて、脱衣室にある洗面台の前におく。上に乗ると洗面台の鏡の裏にある母さんの化粧品まで手が届いた。
ここではたまに新作のリップやチークを発見することができる。学校が休みの日に勝手に借りたりするけれど、母さんは特に何も言わない。
新作の入荷がなかったのを確認して、お風呂場にイスを戻そうと持ち上げる。
違う。部屋の鍵だった。
もう一度置いて鏡の裏を調べてみたけれど、やっぱりここには化粧関係の物しかない。
洗面台の下には洗剤や柔軟剤などの洗濯用品と、歯磨き粉や石鹸などの日用品ばかり。一昨年の日付が入ったお中元のタオルセットがなくなっていたくらい。あ、この石鹸良い匂い。今度使おう。
リビングに移動して、キッチン周りに目を向けてみる。
流しの上にある戸棚はどうやっても中が見えそうにない。何か入っているのかな。母さんも背丈が足りなくて届かないから、使っているのを見たことがないけれど。
最近見るようになった知らない人なら届きそう。クローゼットが王国に繋がっているお話を聞いたことがあるし、あの人はあそこから出てきたのかな。足がつかなくて困っている姿を想像すると、ちょっと可愛く思えた。頭から這い出てくる姿の想像は怖かったので忘れたい。忘れろ、私。
キッチン周りの引き戸を開けると、お鍋やフライパンやホットプレートやタコ焼き機やホットサンドメーカーやミキサーや土鍋。他にも色々な物がパズルみたいにハマっている。
先週も母さんが取り出そうとして怒っていたけれど、あの時は何を取り出したかったんだろう。結局いつも使っている出しっぱなしの中華鍋を使っていたから、この謎は永遠に解けない気がする。そしてたぶん、これからも謎は増えていくような気がする。
いつかこのパズルを解くことを決意して、ほかの引き戸の中も確かめる。お米や調味料やラップやホイルなど色々な物があった。たまに親戚のおじさんが送ってくるお米もあったけれど、母娘二人には多すぎる。あの知らない人の分も入っているのだとしたら、それはそれでなんだか怖い。
念のため冷蔵庫もチェックしていく。
それぞれに日付のつけられたタッパーを確認して、今日の晩ご飯を考える。チーズを一切れつまみ食いして、牛乳を取り出す。食器棚から自分専用のコップを出して移し、今日も背を伸ばすための努力をする。
コップを洗って食洗機に入れ、食器棚へと戻って中を再確認。なんでお客さん用のご飯茶碗がここにあるのかな。
お客さん用品の場所を開けると、ほかのお椀やお皿はそのままだった。何かに使って戻し間違えたのかもしれない。母さんはたまにそういうことをする。この前もコップを冷凍庫に入れていたので確認してみると、今日も一つ入っていた。この前も、この星マークがついたコップだった気がする。お肉や野菜、インスタント類を確認して元に戻す。アイスは無かったので、もう一切れチーズをつまんだ。
リビングのテーブルといくつかの棚を順番に開けて中を見ていく。
本棚に入っているのは厚くて重い本と外国語の本が多い。母さんの仕事の資料だと聞いたことがあったので、一冊開いてみる。挿絵も無くて全く何が書いてあるのかわからなかったのですぐに戻した。料理雑誌とファッション雑誌はカラフルで好きだけど、読み始めると止まらないから今は我慢しておく。
文房具が詰まった引き出し。お年玉袋とか色々な袋が入っている引き出し。領収書がたくさん入った引き出し。通帳と印鑑が入った引き出し。それ以外にも色々な引き出し。それぞれ何がどこにあるのか、ちゃんと整理してあるのでわかりやすい。お小遣いはもう少し増やして貰おう。
まさか私の部屋にはないだろうし、調べていないのはもう母さんの寝室くらいかな。寝室のドアに近づくとうっすらと柑橘系の匂いがする。母さんの好きな匂いだ。
母さんの寝室には、たまに見せられる写真やポスターがたくさんある。今も全国ツアーをしている有名なアイドルグループだ。雑誌から切り抜かれた写真がどれくらいの量があるのかはわからない。
この前ここに部屋に入ったのは、この柑橘系の香水を使ってみたかったから。その時まで母さんの寝室の状態を私は知らなかった。
だから天井に貼られた数えきれない写真でそのアイドルの一人の顔が作られているのを初めて見たとき、私はびっくりして悲鳴を上げた。そうしたら知らない人が走ってここにきて、私はまた悲鳴を上げた。
でもあの人はこちらを見ると安心したようにため息をついて、奥の部屋へと帰っていった。
あの人が家にいたことを知ったのはそのときで、いつからいたのかはわからない。
驚きすぎた私は何も考えずにあの人を追いかけていたけれど、ちょっと考えなしだったと反省している。
でも奥の部屋は鍵がかかっていて、ドアノブを掴んだ手にうっすらと柑橘系の匂いが移った。それがあの知らない人について聞いた最初だった。
寝室にある本棚のファイルは前よりも増えていたけれど、中身は全部同じアイドルの写真だと思う。ベッド脇にある写真立てにも入っているアイドル。
この人が私の父さんだとずっと言われている。アイドルデビューする前から付き合っている秘密の関係らしくて、滅多に会えないのだと。
小さな頃は信じていたけれど、学校に通うようになって違うと気づいた。
友達のお母さんは誰も部屋中にお父さんの写真なんか貼っていないし、携帯の待ち受けにもしないし、そこに愛を語らないし、毎日何度もキスしない。
学校にあるパソコンでそのアイドルを調べたら、私と十歳差だった。それで母さんが言っていることが嘘だとわかったけれど、それを言う勇気はない。あの知らない人に相談したら、なんとかして貰えるだろうか。
お母さんが嘘をつく理由も、知らない人がいる理由も、誰も教えてくれない。
クローゼットから魔法の世界に行って、全部忘れて世界を救う旅に出てしまおうか。
でも、クローゼットの奥に潜っても壁に頭をぶつけるだけだった。
やっぱり寝室にも鍵はなかった。
知らない人が本当は父さんなのかもしれない。そう思ったこともある。でもそれならそう言えばいいと思うのに、母さんはあの知らない人をいないように振る舞う。
母さんは出勤日だからと言って今朝早くに出かけてしまった。あの知らない人について聞いた翌週くらいから、母さんは家で仕事をしている。リモートワークというらしい。家で仕事をできるならなんで通勤するのかな。本当はアイドルのライブの可能性も捨てきれない。どっちでもいいけど。
それまでは夜寝る前に会うくらいしか母さんに会えないのが普通だったから、まだ母さんとの距離感が掴めない。勉強しなさいがほとんどだし。うっかりアイドルの話になると止まらなくなるし。アイドルのことを母さんのことよりずっと知っているのは、母さんのせいだ。
出勤日で母さんがいなくて良かったと思うけれど、知らない人と二人きりにしていいのかと言いたい気持ちもある。
知らない人は奥の部屋からほとんど出てこないけれど。出てくるのはトイレに行くときくらいかな。あ、そうだトイレを調べていなかった。
トイレの明かりをつけて中に入ってドアを閉じる。トイレを使うつもりがないのに、トイレに入ると自然と手が鍵をかけていた。習慣のせいかしら。便座を閉じて上にあがり、トイレの上にある棚を開いて確かめる。
トイレ用のタオルとトイレットペーパーとトイレ除菌シートと、トイレで使う物が色々。こんなところに鍵があるとは思わないけれど。
でも、トイレ用品をしまってある棚にペンケースがあったので中を開けて見たら、鍵が入っていた。
なんであるのかと疑問に思いながら、トイレから降りてトイレのドアを開けて、鍵が開くのを見て気づく。
トイレのドアを開けたままでトイレの鍵を閉めて、見つけた鍵を外側から差し込んで回すと、トイレの鍵が開いた。
やっぱりこれトイレの鍵だった。
なんでトイレにトイレの鍵があるのかと思ったけれど、トイレを使用中に開けられたら大変だからかな。
そんな風にトイレトイレと言っていたせいかトイレに行きたくなったのはトイレの神様のいたずらだろうか。
もう一度トイレに入って鍵をかけた。
寝ている時に私の部屋に来たらどうしようかと、あの知らない人を見つけた日はなかなか眠れなかった。でも、今でも不思議と怖いと思ったことがない。駆けつけてきた後の安心したような顔を見たせいかもしれない。全く私に関わろうとしないからかも。結局は毎日熟睡しているけれど、今のところ部屋に入られたこともないみたい。
あの知らない人はあまり私たちに関わらないようにしている感じさえする。同じ家にいるのだけれど、私たちが家にいるとなるべく出てこないようにしているのか、丸一日見ないことも多い。
猫みたいに物陰から覗いていないかと思って、ドアの陰とか棚の上とかを見ることが少し増えたけれど、見つけたことはない。
動物になったり小さくなったりしていれば、きっと魔法の世界から来たのだろうけれど、そんな様子もないから、普通の人なのかもしれない。クローゼットも魔法の世界には行けないし。
探し回らずに座ってみると考えがまとまってくる。
結局、本人から直接聞くのが一番だ。
そのために必要な物は、もう揃っている。
リビングから持ち出した料理雑誌とファッション雑誌は、読んでいるとどんどん時間が過ぎていく。
だから、気付くまで少し時間がかかったかも。
積み上げた雑誌と一緒にトイレの入口を塞いでいた私を、あの知らない人が困ったような顔をして黙って見下ろしていた。
家にあるトイレは一つしかないから、そこで待っていれば必ず会える。時間はかかったけれど。
私に何か言いたくて言えないような、クラスの男子みたいな様子の知らない人を見る。あまりじっくりと見たことがなかったけれど、身綺麗とは言えない。ヒゲも髪もボサボサで、服もシワが多い。でもすごく背が高く、全体的に細い。肌の色が私よりも白いのは、たぶん外に出ていないから。
「トイレ使う? ここにいたら邪魔だよね」
そう言って立ち上がっても、見上げないと顔が見えない。目を合わせたくないみたいに、でもこっちが気になるみたいに、顔を逸らしているのにチラ見してくるのをみるとなんだかクラスの男子を連想してイライラしてくる。あいつマジ意味わかんないし。
手にした雑誌を持ったまま、その人の後ろへと歩いていく。床に他の雑誌が散らばっているけれど、それは後で片付けよう。
視線から逃げられて安心したような溜息を漏らして、知らない人はトイレの明かりをつけてドアノブを掴んだ。
そして開けようとしてドアノブを何度も回して、開かないドアをノックする。
もしそれで開いたら他にも知らない人が出てくるのかな。そんなことを思いながらその人がこっちを見るのを待って、笑いかけた。
「鍵なら隠しちゃった。ねぇ。私、あなたとお話ししたかったの」
どこにあるのかわからない鍵。それを家中探して回るのは、すごく時間がかかった。トイレに行きたい状態でそんなことになったら、私だったら泣くかもしれない。その人も少し泣きそうに見えて、その顔を見たことがある気がした。
たぶんそれは、鏡に映った私の泣き顔だ。
「鍵の場所が知りたいなら、答えて。あなた誰なの?」
声が震えているのが、自分でもわかった。
あちこちに動くこの人の視線が、時折私を見る。それがまたどこかへいくたびに、何も答えてくれないかもしれないと不安になる。
こうなって今更、私はずっと不安だったことに気づいた。
見えていないように振る舞う母さんは何も答えてくれない。こんなことを相談できる人もいない。家に知らない人がいるなんて、友達だって冗談としか思わないだろう。私なら笑って話を終わらせてしまう。
でも、この人が家にいると知ったことよりも。
もし、この人が私のお父さんだって答えたら、どうしたらいいのか、わからない。
それを教えてくれない母さんと、これからどうやって一緒にこの家に住んでいけばいいのか、わからない。
こんな知らない人がいるせいで、私の家がもうずっと知らない家みたいになっているのが、とても嫌だ。
家に帰りたいのに、家がいたくない場所になっていくのが、どうしようもなく泣きたくなる。
そんな不安を抱えていたことを、今になって自覚した私は泣きそうになっていた。
溢れそうになる涙を堪えながら、手にした雑誌を握り締めて、待っていた。
それでも、その人は何も答えてくれない。
だから私は、ポケットから鍵を出して、トイレの鍵を開けて。
床に散らばったままのファッション雑誌と料理雑誌を順番に並べ直そうと、手にとって。
下を向いたせいで涙が溢れて、その表紙を濡らした。
ドアが閉まる音がして、鍵のかかる音がして。
私が鼻をすすりながら、雑誌を重ねる音がして。
「…………ぁに……です…………」
とても小さな声が、トイレの中から聞こえた。
それから私は、私が知らなかったことをたくさん聞いた。
まず、私が知らない人は、私の兄さんだと名乗っている。
年齢は母さんが好きなアイドルと同じ、私と十歳差。私が小さな頃から人に見られることが怖くなってしまい、ひきこもっているらしい。
その原因になったのは、母さんに無理矢理何度も受けさせられたアイドルオーディションだという。
私に少し似たような顔を思いだして、私は溜息ついた。母さん、それは無謀よ。
私が知らない母さんの話もしてくれた。
母さんは昔からアイドル好きだったこと。
私が聞いていたよりも年上だったこと。私よりも十歳上の兄さんがいるなら、そうね。
この人が私の兄さんなら、母さんは寝室に貼られたアイドルが赤ちゃんの時にこの人を生んだことになる。
男の人が何歳から子供を作れるのかは知らないけれど、赤ちゃんには無理だと思う。
子供がアイドルにならないのは父さんがアイドルじゃないせいだと、私が小さな頃に夫婦喧嘩があったことも、教えてくれた。
それから少しして、父さんがいなくなったことも。
それから母さんが、この人を見なくなったこと。でもそれはこの人にとっては、怖い思いをしなくていいから良かったらしい。
それが母さんの反省や気遣いの結果なのか、逃避しているのかはわからないけれど。
私の知らない父さんのことは、あまり聞けなかった。この人にとって父さんは、ひきこもる結果になるまで助けようとしなかった人だから、あまり考えたくないらしい。
でも、この家の中に知らない人はいないと思う。
クローゼットもお風呂もトイレも、鍵がしまって入れない奥の部屋にも。
知らない人なんて、この家には最初からいなかった。
知っているはずの人を一人。ずっと見つけられないことに、気づかないふりをしていただけで。
怒りたいのか、泣きたいのか。
すっきりしたような、もやもやするような。
よくわからないままで落ち込んでいくような気分と、暴れ出して叫びたい気分がごちゃまぜになっている。
それでも私は、今日初めて家族を見つけたんのだと思う。
兄さんを名乗る人に名前を教えて貰って、父さんのことをもう一度聞いてみる。
なんだか聞き覚えのある名前。
その名前をどこで聞いたのか思いだした私は、勢いよく立ち上がって走り出そうとして、積み上げた雑誌につまずいた。
床に倒れ込んで滑っていく私の音に驚いたのか、後ろでトイレから出てきて呼びかける声。でも私は気にせず立ち上がり、走った。
玄関の鍵を開けて、帰ってくるなり娘が突進してくるのにビックリしている母さんを無視。
戸惑いながら私を見て、恐る恐る近づいてくるあの人も無視する。
玄関にある電話機を置いた台の引き出しを掴んで、その中身を引っ張り出し、伝票の控えを確かめる。
「…………やっぱり」
お父さんだと教えてもらった名前が、そこに書いてある。
お米を二袋も送ってくる、親戚のおじさんだ。
そうね。母娘二人には多すぎる量を送ってくるわよね。息子もいるって知っているんだからね。
私の様子を伺うようにしている二人は、揃って私に声をかけようか迷って動けないまま。それがなんだか親子っぽいものに感じられて、だんだん私は腹が立ってきた。
父さんは家族全員を知っているのに、出て行った。
母さんも知っているのに、見ないふり。
兄さんは知っているけど、ひきこもり。
本当なんなのよ、この家族。
私は電話機の受話器をつかんで、ダイヤルを押した。
当然、かける先は決まっている。
数回のコール音の後。
「…………もしもし」
ためらうような男の人の声。
ずっと昔に聞いたことがあるその声。
それが優しく私の名前を呼んだことがある声だと感じて。
溢れそうになる涙を抑えるように、私は溜まっていたものを一息に吐き出した。
「もしもし父さん!? 次の週末に母さんと兄さんと一緒にそっち行くから!」
大慌てする声が私を挟んで、電話の向こうとこちらで上がったけれど、無視して電話を切る。
絶対に全部納得いくまで、家族全員で話をするからね!
おまけ
娘さんの電話中の家族の反応。
父「無理無理無理無理!?」
母「ムリムリムリムリ!?」
兄「むりむりむりむり!?」
本文にいれるのはちょっと邪魔かなぁ、と思ったのでこちらに入れてみました。
思いつき任せで、展開やオチがわからず書いてました。
最初はひきこもっているのはお父さんだと思っていたのですが、そのポジションを兄が奪ったため文字が増えた。おのれ兄。




