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テンプレ勇者の一目惚れラブロード  作者: しぇいく
第二章 アオイさん!好き!

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カミングアウト!俺勇者!


 「……」


 「よし、そろそろか」


 メルピグの肉がじゅうじゅうと音を立てながら焼ける。

 いい感じに香ばしくなったところでナイフで薄くスライスし、皿に盛り付けた。


 ワイルドにかぶりつくのも悪くないが、最終的にはこれが一番食べやすい。


 「ほら、アカネ」


 「あ、え、ありがとうございます」


 「みやも」


 「ぁりがとぅっリュウトっ」


 三人並んで焼き肉を囲むこの空間は、どこかほんのり暖かくて――それだけに、次の言葉が妙に静かに響いた。


 「アカネ、昨日から俺達と初めて会って今日はこれだ、疲れたろ」


 「い、いえ、そんな事ありません」


 「そうか……すまないな、急ピッチでこんな事をして」


 「あわわ!ご,ご主人様が謝らないでください、奴隷は使い捨てです!こき使って良いんですよ」


 「そう____一般的な考えはそうだな」


 「一般?」


 「残念だが、ここに居る俺も、みやも、一般人じゃない」


 「ど、どういうことです?」


 「みや」


 「ぇ〜……」


 「見せるんだ」


 「むゆぅっ」


 みやはとてとてと少し距離を取り__



 「へんし〜んっ」



 すっとんきょうな声を出したあと、どこまでも続く巨大な蛇に変身した。


 

 「にゃぁーーーー!?!?!?!?」


 

 この島くらいなら覆い尽くせるほどの巨大な白蛇。

 入らない部分は海に放り込まれてる。


 

 「にゃにゃにゃにゃにゃにゃ!!!???!?!?」


  

 毛が逆立ち恐怖で震えて俺の後ろに隠れるアカネ。


 「紹介するよ__『魔王みや』だ」


 「ま、ま、まおう!?!?」


 「そう、大昔のお伽話にある魔王、実際存在してたのさ」


 巨大な蛇の頭が此方に近付き__


 {もぅいい?}


 いつもの女の子の声が響く。


 「あぁ、すまないな、いいぞ」


 シュルシュルと何事もなかったかの様に女の子に戻る巨大白蛇。

 

 「ぉふくぉふく〜」


 変身の際に破れない様にあらかじめ脱いでた服を来た後に戻った。


 「そんなにこわがらなぃでっ」


 アカネはまだリュウトの後ろに隠れている。

 




 __そして次の言葉で恐怖の対象は変わる。





 「わたしっ“リュウトにボコボコにされて”まけたからっ」



 「にゃー!?!?!?」


 

 その言葉を聞いて大きな岩の後ろに隠れた。


 「そう言うこと、俺達は普通じゃない、みやは魔王、俺は__」


 レイピアで岩を軽く綺麗に真っ二つにする。


 「勇者だ」



 「にゃぁぁあ!?ばたんきゅぅ……」




 「あ」


 「ぁ」


 キャパシティオーバーしたのか、その場で目を回してアカネは気絶した。


 現実で初めてみたなこのパターン……まぁ、テンプレっちゃテンプレか……



 __________



 ________




 ____




 

 


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