痕跡見つからず、緊急事態!
____そして、5日経ってしまった……
「アオイさーーーーーーーーん!!!!!!」
周りはもう暗く。
こんな大きな声を出してはいけない時間だが、大きな声出さずにはいられない!
俺たち2人は血眼になってアオイさんを探したが痕跡すら見当たらなかった。
「とりぁぇず帰るっ?」
「はぁ……そうだな……」
1番確率が高かったパターンなのになぁ。
どちらにしろ、オークションまでの時間が迫ってるのでアオイさんの探索はまた今度になりそうだ。
「とりあえず一旦戻って新しい仲間を迎える準備だ」
一先ず、テンプレートの道に戻り“奴隷の仲間”を増やす事を優先しよう。
「そうと決まれば__」
「っ……!?」
みやが、硬直した。
風すら止んだ森の中で、ただ一人、目を見開いて立ち尽くす。
「……っ……ぁ……」
「ん?どうした?」
喉が、音にならない震えを繰り返す。
顔の白い綺麗な肌が真っ青になり一気に気分が悪くなっている。
「――――やだ……やだ、やだ、やだ、やだっ……!!」
崩れるように地面に膝をつく。
何もない空間を睨みつけながら、みやは両腕で自分の身体を抱きしめるように丸まった。
「来てる……ッ、来てるッ……!!! やだ……来ないで、来ないでぇぇええッ!!!」
小さな身体がガタガタと震える。
手は頬を掻きむしり爪で傷つけて血が流れ始める。
さらに、みやの太ももから、液体が流れ落ちている。
あまりの恐怖に、力の入らなくなった体が、限界を迎えたのだ。
「みや!」
此方の呼びかけにも答えない。
ただ一言、みやは発する。
「『女神』様____」
そこでみやは気を失った。




