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同族殺しは愚者である  作者: 三月弥生
第五章 深森教示
87/111

05  深域に逃げ場無し(1)


「いやー、すまなかったな――この通り!!」


 その発せられた謝罪の声が発せられたのは茅葺き屋根が印象的な木造家屋。

 横長な長方形、暖炉が置かれている居間と寝室の二間で出来た単純な造り。其処はフォーエンを護る為に設置された屯所の一つ。その居間にて、側頭部から後頭部に賭けて刈り上げられたくすみの無い白髪の大柄な男。声の主であるベッカー・アッカーマンは胡座をかき拳を作った両手を床に付き深々と頭を下げていた。

 頭を下げる相手は言うまでも無く、


「こういうやり取りが必要だという事はよく知っている」


 名無である。正確に言えば名無の後ろで並んで腰を下ろしているレラ達にも向けられているものだ。

 ベッカーが頭を下げた理由は名無達が深域内部に転移した直後の出来事に対するもので、信頼の置けるグノーの助けを借りて深域の中に入れたまでは良かった。しかし、入った直後話す間もなく刃を向けられたのである。

 これが名無や流だけであれば危機的な状況ではあっても挽回する事は出来る。が、戦えないレラやティニーにまで切っ先を突きつけられるという名無達を受け入れるという事前情報とは真逆な状況に陥ってしまった。

 そんな一触即発な状況を作り上げたのはグノー……では無くベッカーだったのである。


「それでもだ、ナナキ殿の人柄を確かめるためとは言え無粋な真似をしてしまった。加えてレラ殿とティニー嬢にも怖い思いをさせてしまい本当にすまん」


「い、いえ……怖かったですけどお芝居だったならそれで」


「……ティニーもだい、じょうぶ……」


 名無に続いてベッカーの謝罪を受け入れるレラ、しかしもう一方のティニーは何の心構えも無いままに向けられて恐怖が尾を引いているのかレラに身を寄せぎこちなく言葉を返す。

 その様が見えなくともティニーの様子を察し、ベッカーは下げた頭を上げること無く話を続ける。


「流殿もすまなんだ、腕に覚えがあるとは言え要らぬ不安を与えてしまった」


「いや、俺も気にしてませんから頭を上げて下さい。年上の人に頭を下げさせたままだと気まずすぎますから」


「ああ、俺からもお願いしたい」


「だがなぁ――」


「――もうそのくらいにして、父さん」


 名無達の反応を見る為とはいえ無礼を働いてしまったもあるのだろうが、幼いティニーの怖がりように強い罪悪感を感じているのだろう。中々顔を上げないベッカーではあったが、そんなベッカーの姿に溜息を溢し呼びかけたのは部屋の隅ある厨で作業をしていたフォルティナだった。


「父さんが悪いのは言うまでも無い事だけど、何時までもそんなんじゃ話が進まないでしょ。それにナナキさん達を招いたのは父さんなんだから、お茶の用意くらい済ませておいて」


「そ、そうだったな。すまんな、気が回らなくて」


「気が回らなくなるくらい慌てるなら試さないでよ、猫先生が本気で戸惑ってたんだから。試すなら試すでちゃんと話を通しておいて。父さんは『反逆の境』のリーダーなのよ? ほら、いい加減顔上げてちゃんとする!」


「う、うむ」


 娘からの容赦ない正論にベッカーは頭を上げるも大きな身体が小さく見えてしまう程に縮こまっている、今のやり取りが彼等親子の力関係が垣間見えるどころかありありと晒されてしまっていた。

 一人の父親としてだけで無く組織の長としても居たたまれない姿を思いがけず目に焼き付ける名無達。

 そんな彼等の胸の内など知るよしも無くフォルティナは天板を抱え名無達の前に両膝をつき、天板に乗せていたお茶と竹箸が添えられている透明な何かが盛り付けられた小皿を並べていく。


「フォルティナお姉ちゃん……このおみず? こおり……みたいなのなにー?」


 お茶と一緒に出された透明な物体を眼にして思い当たるモノを口にするティニー。

 しかし、自分でも水や氷と言ったモノとは違うものだと分かっているのだろう。初めて目に為る透明な何かに眼が釘付けになるティニー、未知のモノを前にしたお陰か強ばっていた表情が疑問と供に少しだが緩み始める。


「これはグリの実を搾って出た果汁を透明になるまで何回かこすの、それとは別にクツル草っていう植物の根をすり下ろして晒しに包んで水を溜めた桶の中で揉むの。そしたら白く濁ってくるんだけど、それが桶の下に落ちるまで待ってから取り出して今度は乾燥させて粉にするの。そこからグリの実の果汁と粉を混ぜ合わせて火に掛けて固まり始めるから、後は好みの硬さになったら取り出して切り分けて出来上がり。私達はグリツルって呼んでるわ……まあ材料になった物をそのまま呼んでるようなものだけど」


「葛切りのようなものか」


「クズキリ? そう呼ぶ所もあるのね」


「ああ、見た目も作り方もそう変わらない……はずだ。俺は実物を見るのも食べるのも初めてでな、流はどうだ?」


「毎日見るって事はないけど知ってるし食べた事もあるよ、形で食感が変わるから面白いよね。フォルティナさんが出してくれた物だとツルンって感じの喉ごしでで、一口くらいの大きさに切った葛餅だともっちりとした食感かな。蜜とか砂糖とかかけて食べると凄く美味しいよ」


『グリツルの場合はグリの実を使用して調理されています、蜜や砂糖といった甘味料の類いは必要無いでしょう。甘さをより感じたいのであれば使う事も選択肢の一つですが、糖類の塊といっても過言ではありません。摂取量が過ぎれば体重の増加は覚悟すべきかと』


「カザネが言うような食べ方はしないわよ、これが甘い食べ物なのは分かってるしね。さっ、遠慮無く食べて。口に合うかどうか気になってはいたけど、美味しいものだって説明してくれて手間が省けたわ」


「なら、遠慮無く」


 グリツルと葛切り、意外な所で聞き覚えのある菓子との巡り合わせに驚きつつ名無はフォルティナお手製のグリツルを口に運ぶ。レラ達も一口、又一口と食べ進めていく。


「……流の言うような独特な喉ごしだ。それでいてグリの実の甘さがしっかりと感じられる」


「ぷるぷるとした不思議噛み心地ですけど、凄く美味しいです! これならグリの実の甘みが苦手な人でも食べられますね」


「何にもかけてないのに凄い甘い……透明感が強いから薄味かと思ったけど、これ普通に葛切り食べるよりギャップがあって美味しいかも」


 独特な食感である為、好みの分かれるであろうグリツル。だが、名無達の口から零れるのは好評だけ。食べた事のある流は勿論、初めて口にする名無とレラも気に入った様子だ.

何より、


「~~♪」


 食べ慣れない弾力と食感に何度も咀嚼しているティニーでさえ満面の笑みを浮かべている。飲み込むまでに時間は掛かってはいるが、口を動かしている間も一切の嫌悪感もなくグリツルを飲み込んでは口に運ぶを繰り返している。

 言葉が無いからこそいたく気に入った事が伝わってくる、やはり甘味は偉大である。気分が落ち込んでしまっていたティニーの心を優しく解し癒やしてくれたのだから。


「ふふっ、気に入ってくれて何よりね。おかわりあるけど、どうする?」


「っ! んぐっ、ティニーおかわりしたい!」


「わ、私も……あと作り方を詳しく教えてもらっても良いですか?」


「ええ、良いわよ。でも、作り方を教えるとなるとちょっと場所を取るわね……父さん」


「皆まで言うな、女三人寄れば姦しいだ。詫びを含めて親交深める為にも邪魔者は出る……二人ともかまわんか?」


「問題ない、俺としては深域内を見て回る許可をと思っていた。ベッカーさんが良ければ是非」


「俺も、深域のことは全然分からないし教えて貰えたら助かります」


「そうか、では案内がてら深域や我等の事について話すとしよう。フォルティナ、レラ殿達の事は任せたぞ」


「ええ、任せておいて。あ、あと猫先生にも持っていてあげて。猫先生の好物だし、お詫びもしなきゃだしね」


 そう言ってフォルティナは小走りで厨へとはしり、グノーの分のグリツルを手際よく包みベッカーへと手渡す。


『私はこのままレラ様達と一緒に、グリツルの製造方法をしっかりと記録しておきます』


「任せる」


「では行くとしようか、二人とも」


「ああ」


「はい」


 グノーへの手土産を手にして立ち上がったベッカー、名無と流もレラ達の邪魔にならないようベッカーの提案を受け深域探索へと繰り出すのだった。














 整備された街路、立ち並ぶ街並み……家屋の高さや屋根の色を覗けばほぼ灰色の石材で統一されたありふれた街。

 自分達以外の人影が無い空虚さに眼を瞑れば、名無がフォーエンという深域に切り取られた街に抱いた印象である。


「はぁはぁ、はぁはぁ……くっ……っ!」


「大丈夫か、流」


「うん……何とか」


 だが、そんな名無の印象が霞んでしまう程に彼の横でぜえぜえと大きく息を切らす流の姿があった。肌や服に傷の類いは無い、ただ見た目とは裏腹に色濃い疲労を全身で浮かべていた。


「息を切らしている所すまないが、二人はグノー薬師から何処まで説明を?」


「このフォーエンは対魔王を掲げる『反逆の境』の拠点であり、貴方達が俺達を戦力として迎え入れたい……加入するかは詳しい話を聞いてから決めて良い、と」


 そうか、と名無の言葉に呟きを溢し顎に無骨な指を当てるベッカー。


「大まかな事情はグノー薬師の言ったとおりだ、付け加えさせてもらうなら『』はあくまで対魔王の勢力の一つでしかないのだ」


「他の勢力とは連携は?」


「手を組む者達もいるだろうが、我等は拠点を深域内に構えている事もあってな。他勢力との連携は無い、だからと言って積極的に行動を起こすには深域の所在が露見してしまう事を考えれば無理を押してまでとは言えんのだ」


「深域の優位性を考えればやむを得ない、か」


 深域は外部からの影響を殆ど受けない、同時に内部から外部への干渉は自由。

 いくつかの条件を満たせば自分達のように深域内に入る事が出来るとは言え、その条件も外に出回っていないも同然だ。

 情報収集において融通が利かないデメリットもあるが、この世界における情報収集効率は低い。転移魔法での情報交換も考えられるが、転移魔法そのものの習得が出来るのは異名騎士以上からである事を考慮すればむしろ悪いと言えるだろう。

 情報という戦況を大きく左右するものの重要性よりも、力による直接介入よって解決しようとする傾向に傾いているこの世界においては情報収集におけるデメリットも眼を瞑る事が出来てしま――


「ふうぅぅぅっ………………ちょっと聞きたい事があるんですけど良いですか?」


 名無とベッカーが言葉を交わす傍ら、乱れていた呼吸を整えた流。しかし、整ったのは息だけで流の表情は張り詰めたまま。


「………………」


 流を見る名無の表情もベッカーと言葉を交わしていた時とは打って変わって悲痛な、それでいて拭いがたい同情の色が滲み出ていた。


「思っていたよりも早く息が整ったのだな……して、聞きたい事とは何だろうか?」


「何だろうか? じゃないですよっ! 一体何なんですか!? 街に来るまで――っていうか街に着いても危ない目に遭ってるんですけど!」


「何、ちょっとした腕試しをな」


「全然ちょっとじゃないですってばっ! 命に関わるレベルで襲われ続けてるんですけどっ!?」


 そう、三人の中で流だけが息を切らしていたのは屯所からフォーエンに至るまでの道すがら。突如として襲撃を受けていたからだ、それも彼だけが。


「途中の林の中で頭の上から尖った丸太が雨みたいに降ってきました! ピッカピカに磨かれた刃物が剣山みたいになってる落とし穴に落とされそうにりました!! 街に入ってからは建物が動いて挟まれたり潰されそうになったりもしました!? 極めつけは街の裏路地や屋根や建物の中に隠れてる人達がガンガン魔法討ってきましたよね!? どう考えても腕試しじゃ無くて殺しに来てますよね、ねっ!?!?」


「そうは言ってもナガレ殿はどれも凌いだではないか? 自信を持つと良い、屯所からここまで無傷で凌いでみせたのはナガレ殿が初だ!」


「論点がズレてます、論点がズレてますうぅぅぅぅっ!!」


 流が必死になって命の危険性を訴えているというのにベッカーは数々の奇襲を乗り越えた彼の実力に惜しみない賞賛を送っている。同じ事柄に対して話しているというのにここまで決定的に話が噛み合わないのは中々お目にかかれないだろう。


(悪意も敵意も感じないが遠慮のない罠、配慮のない攻撃……そんな物を向けられては流が取り乱すのも無理はない)


 そんな流を見て動揺も罪悪感も見せず褒め言葉を口にしてみせる胆力、感心すべきなのか危険視するべきか……名無は名無で予想もしていなかった状況に戸惑いを見せていた。


(まあ……流を襲った人達が良識を持ち合わせている事だけは安心して良いだろう)


 ひっそりとこの状況の改善は見込めないだろうと思いながらも名無は銀の双眸に輝きを灯す。

 名無が使用した能力『透形有視(タンジブル・ボヤンス)』は無機物を認識から除外し有機物を視認する力。

 人が身に付けている服や下着も効果判定に入ってしまうが、人が身に付けている服や下着は除外するよう設定されている。

 マクスウェルの機能が妨害、または別行動の場合に使用してきた能力。しかし、マクスウェルほどの範囲は無く、最大でも直径五十メートルほど。マクスウェルの陰に隠れてしまっている能力では有るが流の命を刈らんとする罠と魔法の数々。それら容赦の無い物に見える――実際、手加減らしい手加減は見受けられない――が、ソレを準備し放っている魔族や人間達総勢二十名の表情には名無と同じ同情に加えて哀れみさえ浮べる姿を捉えるには充分だろう。

 そんな顔を見せられた名無には、彼等の行動が悪意に満ちた物には思えなかった。むしろ、流と同じように被害者の立場なのではないだろうか。


「腕試しっていうならなんで俺だけなんですか! 名無の実力だって正確に分かってないじゃないですか!?」


「いや、ナナキ殿の力はグノー薬師からしかと聞いている。そもそも彼は我等の仲間。我等に嘘をついてまでナナキ殿の力を偽る真似をする必要はないし嘘を付いたことは無いぞ? まさに信頼と実績の証だな」


「ああっ、ああぁぁぁぁっ……贔屓、贔屓、依怙贔屓じゃないですかあぁぁぁぁ!」


 自分の言葉に耳を貸してくれているようで全然聞いていない事実に、とうとう頭を垂れ膝をついて地面に拳を打ち付ける流。

 その悲壮に満ちた姿は名無でさえ眼を背けてしまいそうになるほど――しかし、流の指摘はもっともだった。

 幾ら仲間内で信頼の置ける人物だからと言って、流のように実際に力を試すような事も無く話だけで実力の有無を判断してしまうのはあまりにずさんな対応。打ちひしがれている流に変わって話を引き継ぐ名無。


「依怙贔屓かどうかは置いておいて、俺も流の意見には賛成だ。実力を確かめる為だと言うなら俺にも然るべき対応をしてくれ……別の意図があるのなら俺も黙ってはいられない」


 対輪外者武器に手を伸ばす事はなかったが、微かに輝きが滲む名無の銀の双眸は鋭い。

 『透形有視』を使用した時とは違い既に臨戦態勢、その場に漂うヒリつく空気に身を隠している『反逆の境』のメンバー達も焦りに身じろぐ。


「やはりナナキ殿は気付かれるか、ナガレ殿のみに試しを向ける訳を」


「えっ、ちゃんとした理由が有ったんですか!? 依怙贔屓って言ってすみませんでした!!」


 自暴自棄になりかけていた流だけは名無が放つ物々しい空気よりもベッカーの言葉に衝撃を受け勢いよく顔を上げた。その空気にあわない行動と謝罪の言葉が場を繋ぐ。


「こればかりはナナキ殿を巻き込む訳にはいかなかったのだ。何せこれは我が娘の将来に関わる事なのでな」


「フォルティナさんの、しょう……らい……」


「うむ」


「あ、あの、ですね……」


 ベッカーの溌剌とした表情はなりを潜め眉間には深い皺が刻まれ、流は流で表情を青ざめさせダラダラと顔中から冷や汗を滴らせていた。先ほどまでとは別な意味で、より一層追い込まれる様は比べものにならない程の窮地である。


「フォ、フォルティナさんと戦ったのはやむを得ずと言うか……不慮の事故でして、決して、本当に、誓ってへ……変な事をしようとしたわけじゃ――」


「ああ、その事を責めようというわけではないぞ。ナガレ殿とフォルティナが戦ったのは間が悪かったとしか言いようが無いことだ、そこは気に病む必要はない」


 その言葉に嘘は無いと示すように膝をつく流の両肩に手を置くベッカー。

 大きく無骨な手ながらも、肩に置く手のしっかりとした安心感に流は頬を緩め――


「だが、ナガレ殿はフォルティナを下した我が知り得る中で唯一の男の子――そして最後の希望」


 る前に、流の方に置かれるベッカーの手が重くのし掛かり指が痛々しいほど魔に食い込む。


「いたっ! 痛いっ!! ベッカーさん? ベッカーさんっ!?」


「『反逆の境』でフォルティナに勝てる男は我を含めても少数、その誰もが妻子がいる……このままでは、このままではと危機感を抱き続けてきた。だが、天は我を見放さなかったのだ!!」


「えっ、いや、何言ってるんですか?」


「魔族に偏見を持たず、他者を慈しみ慮る心を持ち、年も同じ頃――何よりフォルティナが提示した『自分より強くて、性格も良くて、背丈と年が同じくらいの人間の男がいたら結婚してあげる』という条件に当てはまる! 漸く、漸く訪れたこの出会いはまさに天恵に他ならぬっ!!」


「えっ、待って? 待って、マってまッてまっテマッテマッテマッテマッテマッテ!? 将来って、結婚って、まさか――」


 語る言葉と供にベッカーの眼から止めどなく涙が流れ落ち、流の方を掴む指には万力の如く力が込められていく――ここに来て流はやっとベッカー達から向けられた襲撃の本当の意味と目的を理解した、そして何一つ状況が好転していない事も。それも逃げ場など何処にも無いと言っても過言ではない深域という閉ざされた場所で。




「またとないこの好機! 絶対に逃すわけには行かぬのだ!! どうかフォルティナと供にこの地に骨を埋めてくれ、ナガレ殿おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉォォォォォォッ!!!!」


「はああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」




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