暗躍する影 -爪後-
ザーグライドの捕縛から尋問結果までを王に報告するヤマト。ヤマトがこれから向かう先は?
ヤマトは、王城へ呼び出されている。
宰相たちと共に王都へ連れられ、謁見の間で今回の捕縛劇の報告をしている。
「此度の一件に関して、報告がございます。」と宰相が切り出す。
「うむ。アマツ公爵が暗殺者を捕え、そちが立ち合いの元尋問を行ったのであるな。」
「そうでございます。アマツ公爵、発見から逮捕そして尋問に関して報告せよ。」
そう促されヤマトが
「では、ローゼライト国を恐怖に陥れていた姿なき暗殺者ザーグライドを見つけた手段からお話させて頂きます。」
話を始める事とした。
その内容は、王国全土に警戒の通知が出た後精霊王たちに頼み精霊による監視を行っていて、アマツ公爵領に侵入したと同時に動きを察していた。
自分が囮となり、姿なき暗殺者ザーグライドをおびき出し罠にかけ、使っている魔法を透明化だと当たりをつけその解除に成功し対峙。
無力化した後に拘束し、王都に連絡し尋問した結果、黒幕はわからなかったがコジロウという者の配下で黒幕の意向を行使するために暗殺をしていた。
上記のような事を王に説明した。
「うむ。暗殺者を排除できた事だけは喜ばしいな。儂の方でもそのコジロウと言う者を探す事とする。アマツ公爵も何か情報を掴めば、頼むぞ。」
『少なくない数の王国民が手にかけられた。他国の手の者であろうが、この報いは受けてもらう事とするぞ。』
王は、自分の部下に命じ他国の諜報活動を進める。
「では、これで俺は自領に戻り対策を練ろうと思います。俺を狙う何者かがこの騒動の黒幕の可能性も捨てきれませんので。失礼いたします。」
ヤマトは王に自分の考えを述べ、退出し自領へ戻るのだった。
『俺の神の使徒だと!?これは、神様が何か知ってそうだな。呼び出し、問い詰めないとな!』
ヤマトはそう思い、館の自室に戻り神に話しかけるのだった。
『おい、神様!あんた何か知ってるんじゃないのか?俺が神の使徒ってなんだ?』
レグランド神が返答する。
『ヤマト、久しいな。今回の騒動の件じゃな。たぶんあやつが後ろで糸を引いてそうじゃが、まだはっきりせん。お前が神の使徒と思われたのは、儂の守護があるからじゃな。』
『その人物とは誰だ?俺は、神様の使徒になってるという事なのか?』
『人ではない。儂たちが追放した神の1柱じゃ。神界を追放され、邪神と呼ばれる存在になったの儂らは封印しておる。その封印は、まだ解けてはおらぬ。お主は、儂の賓客であって使徒ではないな。』
『賓客か・・・確かに死の直前にこの世界に招かれたというならそういう事なんだろうな。その邪神は、何処に封じられたんだ?』
『王国より北の大地じゃ。今は、アークトゥルス公国がある所じゃな。』
『そうか。俺が調べに行っても問題ないよな?』
『うむ。ただし、用心だけは怠るなよ。』
神と対話が終了し、ヤマトは北の大地に向かう事を考える。
しかし、爵位を得た今軽々しく動くのも不便だな。
また、新しい身分を用意しないとまずいかもしれない・・・
いちお、黒幕っぽいものが登場してきました。それは、予想であり正確な情報ではなさそうです。今後、どのような風になっていくのでしょうか?誤字脱字等があれば、報告お願いします。




