気持ち -ノエル-
元王都の冒険者ギルドの受付嬢ノエルのお話です。
私がヤマトさんに最初に会ったのは、彼がフレイムホースを連れ外から声を掛けられた時であった。
見た目は強そうではないがなかなかの美形に見える。
そのまま魔物を預かるため、ギルドの裏手に一緒に移動し少しだけ会話をした。
なかなか強い魔物を連れてきているはずなのに偉ぶったところが全くない。とても好感触な人物だった。
ギルドの受付嬢をしている私に言い寄ってくる男はいくらでもいる。
出会ってすぐ言い寄ってくる男たちも多い。
そんな中、彼は照れくさそうに笑いながら私との話を楽しんでいたようだった。
また彼がギルドへやって来た。
ワイバーンの巣を探してくる依頼を受注しようとしている。
私はソロで活動していて実力も中級冒険者程度のため、危険度の高いこの依頼を辞めるように言いました。
彼は、強い従魔を使って偵察するので自分には危険はないと取り合ってくれませんでした。
たとえ、冒険者が危険なクエストを受注して亡くなる事があっても自己責任だとしても彼を止めたかった。
しかし、彼の意志は固かったのです。
彼がクエストに向かてからの数日間、私は彼の事を考える時間が日に何度かありました。
どうして、無理やりにでも止めなかったんだろう。
フレイムホースを従魔にする実力があったとしても、ワイバーンとはまるで次元が違います。
もっと真剣に話せば、やめてくれたじゃないだろうか。
などいろいろな後悔が気を抜いた瞬間に襲ってきます。
どうして、彼がこんなにも気になるのだろう?
一目惚れ?
きっと違う・・・
彼こそが運命の人だったんじゃないだろうか・・・
夜、寝てるときに涙がこぼれました。
そして、ある日彼は戻ってきました。
ワイバーンを従魔として従えて・・・
彼が戻って来た事に安堵を覚えたものです。
しかし、その後彼はトラブルに巻き込まれます。
ギルドの出資者である貴族さまたちが彼を呼び、従魔を譲らせようとしたのです。
普通のギルドであれば、権力と独立してマスターがそれを止めるのでしょうが王都のギルドは貴族が出資して造られたもので発言権が異様に強いのです。
しかも、マスターはその貴族たちのおかげでマスターになれたという負い目もあるのでしょう。ただの言いなりでした。
彼はマスターと貴族たちに不信感を抱き、王都のギルドとの決別を宣言。
冒険者ギルドは、他の街との連絡を取り合い協力を依頼する事はありますが基本その街ごとに独立した機関です。
私は彼が別ギルドを作るという話を聞いたとき、雇って欲しいと伝えてました。
いろいろ考えた結果ではなく、素直に心がそう言わせたのでした。
その後、しばらく彼は王都から姿を消しました。
ミカワという商人が彼を探しにギルドへやってきました。
その商人に事情を説明したところ、彼に会いたくないかと聞いてきました。
もちろん彼に会いたいです。
商人について行くために休暇を無理やり取得しました。
でも、ギルドもマスターが地下牢に入ってるから仕事も減ってたからいいよね?
アイキナイトの彼の屋敷に連れられ初めて、その商人と彼が同一人物だと知る事になるのでした。
彼は不思議な人です。
私の心掴んで離しません。
やっぱり、運命の人なんでしょうね。
ヤマトは、本当にモテモテみたいです・・・自分で書いててもうらやましいwって自分で書いて、そうしてるだけじゃねーかwなどとセルフツッコミも済んだところで、誤字脱字等があれば報告お願いします。




