王女の訪問
王女がヤマトの住む町に到着します。王女は、ヤマトに会うのを楽しみにしてます。
マリア姫がアキナイトの街に到着しようとする数刻前
ヤマトは、宝飾店に来ていた。
「加工前の宝石の原石とかが欲しいんだが?」
店主に尋ねる。
「加工してない原石なら、少しはあるがそんなものを買ってどうする?」
「自分で加工するのを試してみたいんです。」
「物好きな奴だな。まぁ、売ってやるよ。量が欲しいなら、宝石ダンジョンに行ってくればいいが強い魔物ばかりだ。」
情報までくれる店主。
様々な原石の代金を支払い、袋に詰め屋敷へ戻り
王家への献上品のゲームの作成を開始。
ゲームの盤面は、ミスリルを素材にチェスの駒はブラックダイヤとピンクダイヤを将棋の駒とオセロの駒はミスリル素材とすることにした。
使者を迎える準備も完了したので、ヤマトが部屋でのんびりしている。
予想では、今日あたり来るはずなのでこれ以降の外出は控えた。
王女の乗る馬車が街の門に到着し、門番が領主の館に至急使いを送る。
領主であるガゼリ・フォン・アーカスベ男爵が王女を出迎えるために馬に乗り、到着。
「マリア王女様、アイキナイトの街へようこそいらっしゃいました。私は、この街を治めるガゼリと申します。この度は、どのようなご用件で我が町を訪れられたのでしょうか?」
ガゼリ男爵が馬車の中の王女の従者に尋ねる。
「うむ。ガゼリ男爵よ出迎えご苦労である。此度は、この街のヤマト殿に王城への招聘のためマリア姫様が直々にお迎えに上がりました。」
従者が男爵に返答する。
「畏まりました。私がヤマトの屋敷までご案内いたしますので、我が後に付いてきてくださいませ。」
男爵が先導し、ヤマトの屋敷へと向かう。
王家の紋章のついた馬車が街中を通過していく。
屋敷の前に到着し、男爵が門番に尋ねる。
「王城からの使いであるヤマトはおるか?」
「はい。ご主人様は、屋敷内におりますので今呼んで参ります。」
門番のサーバスが屋敷に入り用件を伝える。
『だいたい、予想通りで姫様は到着したな。』
「わかった。今から、挨拶に伺う。」
ヤマトは返答し、門へと向かった。
「ようこそ。我が屋敷へいらっしゃいました。ヤマトでございます。」
男爵と姫の従者にヤマトは告げる。
「今から、姫様がお主に王よりの要件を伝える。心して聞くように。」
従者は、ヤマトにそう告げる。
「ヤマトさま、王女のマリアでございます。この度は、我が父がヤマトさまを王城へお招きしたいとの事でお伺いさせていただきました。」
マリア姫がヤマトに用件を伝えた。
『私の方が先に着くはずだったのに。ヤマト様はどうやって、屋敷に戻られたのでしょう。』
王女はそんな事を考えながら、ヤマトの返答を待つ。
「はい。喜んでご招待をお受けしたいと思います。明後日くらいに王都に向かいたいのですがよろしいですか?」
「ええ。それで構わないわ。明後日にまたお迎えに上がります。」
姫は、そう返答する。
そこで、男爵が
「滞在中は、我が館にお泊りくださいませ。今日の夜に歓迎の宴を催させていただきます。」
そう告げ、宴の準備の手配を部下に命令した。
その夜、領主の館では歓迎の宴が催された。
『ヤマトさまは、来られないのね・・・』
マリア王女は、窓際で涼みながらもの思いに耽るのであった。
ヤマトは、爵位も何もないので宴には招待されません。誤字脱字・矛盾点などがあれば報告願います。




