三馬鹿貴族
ヤマトよりワイバーンを奪い取ろうとした貴族たちのお話。
ゴーイン侯爵、キットカス伯爵、マズクズ子爵この3人は貴族学校時代からの知り合いであった。
学生時代に一番年上のゴーイン侯爵が伯爵と子爵を自分の派閥へ引き込んで以来の付き合いである。
3人は、よく結託してはよからぬことをしていた。
しかし、親が何かあるたびにそれらを握り潰してきた。
大人になり、各家を継いだ後も派閥を継続し利権をむさぼる事ばかりに奔走していた。
ある時、王都の冒険者ギルドのマスターが引退するという話を聞き後継者として目を付けたのが準男爵家の次男ヨシュアであった。
彼は、あと一歩届かないくらいのクラスの冒険者であった。
しかし、そこは侯爵たちがギルドに根回しをしたり寄付したりで発言力を高めそのポストに就けさせる事に成功した。
優先的に自分たちの依頼を受けさせ、依頼料をねぎったりとうまく彼を使っていた。
ある日、子飼いのギルド職員からワイバーンとフレイムホースがギルドに預けられたという話を耳にする。
翌日の朝にギルドに行くことをヨシュアに連絡し、飼い主を呼ぶように命じておいた。
そして、その冒険者がやってきた。
その前にその冒険者が低レベルのテイマーだという情報だけは仕入れてあった。
珍しい魔物の所有者は、自分たちが相応しいとの歪んだ考えにより、冒険者に譲るように話をする。
しかし、奴はそれを突っぱねた。
貴族である我らの言う事を聞かなかったのだ。
しかも、譲って欲しければ高額な金を払えだと?
庶民で低レベルのテイマーごときが何を言ってる!
軽く圧力をかけてやれば奴も折れるだろうと考え、子飼いの情報屋や裏社会の人間に噂を流させた。
しかし、奴は折れなかったどころか王都から魔物と共に姿を消しやがった。
数日経って、宿屋の主人とヨシュアが地下牢に入れられた話を耳にする。
ヨシュアのやつは、何をやったんだ?
噂を耳にした数日後、
宰相からの呼び出しがあった。
宰相は、ヨシュアが自白した内容を儂たちに確認した。
事実であるため、不敬罪を適用し奴を拘束するように宰相に働きかける。
だが、宰相の返答は違った。
儂らに謹慎処分を申し渡しおった。
そして、処分は追って連絡すると。
奴が処分なしで貴族の儂たちが処分だと到底受け入れらない。
自領に戻り、処分撤回のため抵抗の準備をしよう。
宰相に抵抗して大丈夫かな?きっと、お取りつぶしまであるんじゃないだろうか・・・ってことで、誤字脱字等がありましたら、報告お願いします。




