王女もの思いに耽る
王女視点?の話を心掛けたつもりです。
王城へ戻り、父にワイバーン討伐の報告とヤマトの件について話をした王女は自室に戻る。
『いつ、ヤマトさまはいらしてくれるのかしら?ゆっくり、お話をしてみたいわ。』
少し顔が緩んでいるようだ。
それを侍女に指摘されてしまった。
「マリア姫様、何かよき事があったのしょうか?」
「ええ。私は、竜騎士と精霊女王に会いました。精霊女王の美しさ、ヤマトさまの凛々しいお顔・・・」
さらに王女の顔が緩む。
「そのお顔は、国王にも国民にも見せられませんね。」
侍女が指摘する。
『気を付けないと・・・恥ずかしい顔をヤマトさまには見せられないわ。どのような女性が好みなのでしょうか・・・』
王女は、ヤマトに好意を抱いてしまったようだった。
宰相の部下がヤマトさまをお迎えに上がったという事も聞いていた。
早くお会いしたいわ。お礼ももう一度しっかりさせてほしいわ。
しかし、数日経ってもヤマトが王城を訪れることはなかった。
王女は、宰相に
「ヤマトさまは、まだ王城にいらっしゃらないの?」
問いかける。
「ええ。困ったことが起こりまして、ヤマト殿は姿を消しております。事実関係を確認中にございます。」
宰相が姫に状況簡単に説明する。
『ヤマトさまが姿を消された?いったい何が起こっているのかしら?』
さらに数日が経過し、ミカワ魔法の鞄商会のミカワという商人が父に謁見するというので私もその席に呼ばれた。
ミカワは、父に商品を献上した。
新しく店を始める商人のようだが、能力は高そうだ。
献上したマジックバッグの素材がワイバーンの皮だった。
父は、入手手段を確認。
なんと、ヤマトさまがミカワに売ったと言うのだ。
国王である父は、ミカワに連絡を頼んだ。
翌日、ヤマトを騙る者が出たという。
私を含め、父、宰相の3人は、取調室の別室で待機している。
尋問していたものが私見を述べ、私に質問する。
「そういえば、気になる事を言ってました。姫は、ヤマトがテイマーだと知っていると。どうなのでしょうか?」
『そうだった。ヤマトさまはテイマーとおっしゃってました。私がワイバーンに騎乗していたので竜騎士と報告したのだった。』
「ええ、ヤマトさまはテイマーとおっしゃってました。ワイバーンに騎乗していたので竜騎士と私が申し上げたのです。」
その時点で、みんなの顔が青ざめた・・・
『まずい事態になってるぞ。恩人を偽物扱いした上に地下牢に入れ、取り調べまで・・・』
全員がそれに気づき、焦りながら取調室に向かうのだった。
短めですが、アップさせていただきます。誤字脱字があれば、報告よろしくお願いします。




