ヤマト王城に訪問す
宿屋の主人の思い込みって事がわかり王城へ訪問。しかし、一波乱あります。
店を開店させ、偽装を解きヤマトに戻る。
王城の衛兵に
「ミカワに言われ、城を訪ねてきたヤマトだが・・・」
「ふむ。お主がヤマトか。証明できる物はあるか?」
ヤマトは、ギルドの登録証を見せる。
名前:ヤマト(テイマー)
LV:1(Lv上限1)
STR 3
HP 27
MP 13
INT 7
WIS 6
LUK 13
AGI 5
SPD 5
スキル テイム・言語理解・マジックバック及び作成
衛兵は、登録証を見て仲間に指示をだす。
「少々お待ちください。」
「わかった。」
衛兵の仲間が戻ってきて、
「どうぞ、この者について行ってください。」
ヤマトは、王門をくぐり城の中へ
その瞬間、衛兵に囲まれ拘束される。
ヤマトは面倒なのでそのまま連行され、地下牢へ入れられた。
『王から呼ばれたのになんだこれは?姫の恩人だから会いたいとか言ってた嘘だったのか?』
牢に入りながら、考えを巡らし始める。
『脱出するだけなら、転移魔法ですぐ終わりそうだけどな。さて、どんな風な流れになるのかな?』
ヤマトを地下牢に入れた衛兵は、その足で王に報告を上げる。
「ヤマトを騙るテイマーを捕え、地下牢へと入れました。騙りをした人間の処分はいかがいたしましょうか?」
「そうであるか。恩人を騙るとは許せぬ。取り調べ室に連れてまいれ。宰相と姫にも立ち会わせて吟味し、極刑を与える。」
衛兵に指示をだし、側近に宰相と王女を連れて取調室の別室に入る。
衛兵は、ヤマトを取調室に連れていく。
「お前も竜騎士ヤマトを騙るとは馬鹿な奴だ。テイマーごときが名を騙った罪を思い知ればいい。」
衛兵は、ヤマトにそう言い出ていく。
そして、宰相の部下が取り調べ室に入り尋問を開始する。
「お前が姫を助けたヤマトで間違いないのか?」
「ええ。間違いないですよ。いきなりの仕打ちでかなり腹が立ってますけどね。」
「なら、どうしてお前はテイマーなのだ?」
「俺は、別に竜騎士とも言ってません。テイマーなのは姫に伝えたはずですが?」
「これ以上の茶番に付き合うつもりはないです。そろそろ実力行使に出てもいいですかね?人を呼び出しておいて、このような事をする国なんてロクなもんじゃない。」
「まて、今から王女殿下に確認してもらう。」
「へえ。犯罪者の前に王女を連れてきてよいのですか?」
「うぐぐ・・・ 少し待っていろ。」
宰相の部下が取調室を出て、別室に赴く。
「ヤマトを騙る男、かなり非協力的な態度を取っております。このまま、処分してしまった方がよいかと。」
部下は私見を述べる。
「そういえば、気になる事を言ってました。姫は、ヤマトがテイマーだと知っていると。どうなのでしょうか?」
「ええ、ヤマトはテイマーだと答えていましたね。わたくしが、ワイバーンを駆る姿をみて竜騎士だと思っておりましたしね。」
マリア姫が答える。
全員がそれを聞いて・・・
『まずい事態になってるぞ。恩人を偽物扱いした上に地下牢に入れ、取り調べまで・・・』
そこで、王が儂が自ら取調室に向かうと告げる。
それに続き、宰相と王女も同行をするという。
一方その頃、ヤマトと言えば
『茶番も飽きたんで、精霊王みんなでお出迎えするか。フレイヤ・エアル・シヴァ・ガイア・シャイン・ヨミ来てくれ。』
狭い尋問室に精霊王を呼び出し、
「なんじゃこの狭い部屋は?」「この部屋は初めてね。」「汚い部屋ねぇ。」「ボロイい部屋じゃ。」「もっと明るい部屋がいいな。」「暗めで心地いいな。」
それぞれが感想を述べる。
「今、俺は王城で監禁されて尋問されてるとこ。いい加減飽きて来たんでみんなを呼び出したんだよ。」
「ん?この城を廃墟にするのか?」
「いやいや。とりあえず、様子が見たいだけ。」
そんなやり取りをしていると、宰相の部下が王たちを連れ部屋に入ろうとした。
「なんだこやつらは?」
「精霊王の方々です。」
とヤマトが一言。
「エアルさま、ヤマトさまをこのような所に入れ申し訳ありません。」
風の精霊女王にマリア姫が謝意を伝える。
それに続き王が
「精霊王さまがた・・・ この国の王のシュタイムと申します。何卒、怒りをお沈めください。」
「それは、ヤマト次第だな。妾たちは、ヤマトと契約を結んでおる。この国から精霊達をいなくさせることも出来る。」
精霊がいなくなる、それは国の緩やかな滅亡を意味する。
国の死刑宣言に他ならない・・・
ヤマトの訪問を衛兵だけに任せたツケが回ってきている。
「別に国を滅ぼそうと思ってないよ。姫さまが招待してくれたってことで来たんだけど。どこぞの馬鹿貴族たちと一緒だったって事なんだろうか。」
ゴーイン侯爵たち3人とヨシュア、クラッハの事を暗に批判するヤマト。
「今回は、突然訪問した俺が悪かったってことで退出させて貰うよ。今度は、使者を立てて案内してくださいね。では、失礼します。」
ヤマトは、この国のトップたちを放置して部屋を出て帰ろうとする。
「近いうちに正式な使者を立て、お迎えに上がます。どちらにお伺いすればよろしいですか?」
「では、アイキナイトの俺の屋敷に使いを出してください。正式な招待であれば、お受けいたします。」
そう言って、精霊王たちを引き連れ王城を出ていく。
「あれでよかったのかえ?」
「構わないさ、これで少しは王様も考えるんじゃね?」
ヤマトは笑顔を浮かべながら、店へ戻っていった。
精霊王を呼び出し、王国を強請るヤマト。もう、魔王ルート一直線になるんだろうか・・・




