ヤマトの捜索のために・・・
ヤマトの失踪後、宰相の部下が宿屋を訪れる。ヤマトは、行方は一体?
その頃、王城では宰相の指示を受けた部下が報告に来ていた。
「ランドルフさま、竜騎士ヤマトさまに関しての情報がございます。」
「うむ。どのような情報だ?」
「まず、ヤマトさまは冒険者ギルドと決別されたようです。今は、ギルドの受付の紹介の宿に宿泊していてその主人に伝言を残してまいりました。」
「そして、主人の反応を見る限り何らかの力が動いておりヤマトさまは厄介者扱いになってるようです。」
「そうか、何故そのような事態になっておるかは調べておるか?」
「いえ、しかしながら推測するに冒険者ギルドに関係するそれなりの地位の者とトラブルを起こしている可能性がございます。」
部下は報告を終え、宰相の部屋を出ていった。
王への謁見許可の時間が過ぎ夕刻となった。
『今日の所は、ヤマトという者も王城を訪れることはないな。明日、朝一番に部下を手配して連れてくるように指示を出すことにしよう。』
宰相は王への元へと赴き
「今日の所は、彼の者と連絡が取れなかったようです。明日の朝、我が部下を迎えに行くように手配を致します。」
「そうであるか。マリアは、楽しみにしておったようだが仕方あるまい。」
宰相は王の部屋を出て部下を呼びつけ指示を出す。
王女は
『ヤマトさまに王宮に招くという話をさせていただいてるのに、まだ来られないのかしら・・・急すぎたかしらね。』
自室に籠りながら、物思いに耽るマリアであった。
そして、夜が更けていく。
『明日こそいらしてくださいね。ヤマトさま』
心の中で話かけ、天蓋付きのベッドで眠るのだった。
翌朝朝早くに宿屋を訪れる宰相の部下。
主人に
「ヤマト殿は、どの部屋でお泊りか?」
昨日と違って、敬称をつけ尋ねる。
「あの野郎は、昨日宿を引き払いました・・・」
「何故、そのような事になっておるのだ?」
「王城からの呼び出しとお聞きしまして、侯爵さまたちと冒険者ギルドのギルマスを怒らせたというお話を聞いてましたので宿の冒険者たちに拘束させて連れて行こうと思っておりました。」
「しかし、あの野郎はうちらに呪文攻撃を仕掛けその隙に出ていったのです。」
クラッハは、自分の主観だけの話をした。
「ほう、その話は初耳だな。して、ヤマト殿は何か言っておられたか?」
「あの野郎は、王都をしばらく離れると言ってました。」
「仕方あるまい。主人よ、その話を宰相閣下の前で話をせよ。付いてまいれ。」
主人は、宿を従業員に任せ王城へと連れらていった。
宰相の部下は、王城へ着くと衛兵にクラッハを拘束させ牢へと入れた。
伝令を衛兵の一人に命じ、牢の前で番をする。
クラッハは言う。
「なぜ、私が牢屋に入れられるのですか?あいつこそ牢屋に入れるべきでしょう。」
クラッハの言う事を無視し、ランドルフ宰相が来るの待つ。
地下牢に宰相が到着し、部下が説明を始める。
「宰相閣下、ヤマト殿は昨日宿を引き払われたそうです。原因は、この者が無理やりヤマト殿を拘束しようとした事が原因であり王都より姿を消したようでございます。」
それに対し
「私は、宿屋の主人クラッハでございます。奴を不敬罪で捕えるために王城へ呼び出そうとされたのでしょう。私は、そのお手伝いをしようとしただけです。」
「奴は、ゴーイン侯爵さま・キットカス伯爵さま・マジクズ子爵さまに立てつき冒険者ギルドのマスターヨシュアを脅したと聞いております。なのに何故私が牢に入れられなければいけないのでしょうか?」
クラッハが必死に弁明を行う。
「ふむ。お前の言い分はわかった。詳しく詮議するので侯爵たちとギルドマスターを儂のとこに呼んでまいれ。」
ランドルフ宰相が部下に指示を出す。
「クラッハと申したな。マリア姫の恩人であるヤマト殿が見つからなかった場合、貴様を処刑する事にする。処刑の日程に関しては、国中に知らせる事とする。さすれば、ヤマト殿も姿を現すだろう。」
それだけを宰相は伝え地下牢を後にした。
「なんで、俺が処刑なんだよ・・・」
クラッハは小声でつぶやき、涙を流した。
ヤマトを捕まえようとした宿屋の主人がたいーほです。処刑前にヤマトは姿を現すのでしょか?それは、私の胸の内ってことで(ぇ 誤字脱字があれば、報告願います。




