邂逅 -マリア編-
ローゼライト王国王女マリアの邂逅です。本編は終了しましたが、もう少しだけ個別エピソードを追加していこうと思ってます。
私はローゼライト国の王女として産まれ、皆に愛されながら育ってきた。
王女としての礼儀作法や最低限の自衛手段としての剣術と魔法を幼いころから教育される事となったのだが、私には戦う事が性に合ってたようだ。
16歳になり、北に住む国民よりローゼライト王に救援の依頼が来る事となった。
内容はクーク山に棲みついたというワイバーンの討伐であり、これは冒険者ギルドにも依頼をしたようだ。
私は我が国民が困っているのならと父に、自分が軍を率いてクーク山へ向かう事を進言する。
その頃の私は姫騎士としての名声も得ており、国内でも実力は指を数えても早いくらいであった。
そしてクーク山に侵攻し、ワイバーンと対峙する事になるのだが・・・
聞いていた以上の数のワイバーンに急襲されることになり、私の率いる軍は浮足だつ事になったが私は兵士たちを鼓舞し襲撃から身を守る事を優先し防戦一方となってしまっていた。
そこに新たなるワイバーンがやって来てこれまでかと諦めそうになった時、新たなワイバーンに乗っていた男性が救援を申し出、一気に8匹のワイバーンを全滅させたのだった。
まさに九死に一生を得るという言葉どおりなのであろう。
彼は、3匹分のワイバーンを持っていきその場を去っていった。
私たちは、残った5匹のワイバーンを解体し素材として馬車に積み近くの村へ行き休息のために村長に場所を借りるために訪問した。
そこには、私たちを救った男性がいたのだった。
彼に私は王女である事を伝えると驚いたようで自分は礼儀作法には疎いので失礼があるかもしれないと前置きをして話す。
彼が竜騎士なのかと尋ねるとテイマーだと答えて来たのだが、噂に聞くテイマーにこんな事が出来ようはずがないきっと彼は竜騎士である事を隠しているんだろうと思いました。
翌朝早くに彼は村長の家を出て姿を消していました。
彼には王都に戻ったのち、王宮へ招待すると言ってあったので冒険者ギルドに彼の所在を確かめるために使いを出しました。
しかし、何やらトラブルがあったようで彼は王都の冒険者ギルドから姿を消していました。
のちに父を訪ね、彼がやってくるのですがそこでもまたトラブルが発生していました。
私の伝達ミスでした。
彼はテイマーと言っていたのに、私は竜騎士と報告していたのですから。
彼の入れれらた牢へと父たちを連れて訪れた所、他にも一緒に閉じ込められているものがありました。
その中には精霊女王さままでいたのです。
詳しく聞くと、全員が精霊王たちでした。
彼はさほど怒った様子は見せませんでしたが、気分を害している事は確かのようです。
拠点である街の屋敷に帰るので、正式にまた招待してくれとだけ言い彼は帰っていったのです。
彼の匙加減でこの国が亡ぶことに気づいた父と宰相は慌てて彼の招待をする事にし、私が彼を迎えに行く事に志願することにしました。
彼の元へと訪問し、王城への招きを快く受けて頂ける事になりました。
帰りはワイバーンに乗せて頂き、あっと言う間に王都へ戻る事となったのです。
彼は叙爵し私と婚約する事となったのは、幸せな事でした。
しかしながら、彼の周りに多くの女性がいるのでした。
彼ほど素敵であれば仕方がない事なのでしょうが、独占出来ないのは残念で仕方がないかと思った事もありました。
でも、彼の周りにいる女性は聡明なものや健気な子や儚い感じを持つ子など様々ではありますがいい子ばかりなのです。
サーニャさんだけは少し欲望が透けていたようにも見えますが、それは彼女が持つ愛嬌といった所でしょうか。
彼の突然の思い付きで温泉が掘られ、領主の館には電気という物を利用した冷蔵庫やエアコンといった設備がつけられたのですが内緒にして欲しいとの事でした。
冷蔵庫という物は、食べ物を長期間保存できるものであり冷凍する場所もあり夏であっても冷たい氷を手に入れる事が出来るものでした。
エアコンは、温度調節して自分が快適な温度で過ごす事の出来る夢のような道具でその部屋から出たくないと思った時が何度もありました。
また、婚約後彼の身にいろいろな災難が降りかかる事となっていくのです。
ローゼライト国の北側にあるアークトゥルス公国が我が国を侵略しようと異世界転生魔法を使用し、軍備を拡張しだしていたのです。
彼は公国に潜入するため変装をして軍に潜り込もうとしています。
私たちが止めてもきっと彼は止まらないと思います。
私たちに出来ることは彼が無事に戻ってくるのを祈る事と彼の領地を発展させて行く事なのかもしれません。
彼は公国で暗殺されそうなのを返り討ちにして、さらに師団長同士の不和を起こすために一石を投じて来たと笑顔で報告してきました。
私たちの心配を他所に彼は本当に自由にやりたい事をやっています。
侵攻が近いとの事で龍王アクリスフィーナさまと水龍軍団を彼は手に入れてきて、大河横断の防衛線にと配置しています。
大河での戦闘は王国軍(ヤマト軍)の圧勝で終了し、和平が結ばれる事となり平和になったかのように思えるのでした。
旅行に出かけることになりました。
その先はなんと彼の故郷でした。
彼の元いた世界は、私たちを驚かすに十分な世界であります。
小さな国同士の戦争はあるようなのですが、彼の住んでいる国では戦争は現在起こる事はないそうです。
見た事のない建物や不思議な魔道具、これは機械と言い人間に豊かな生活を齎すものらしいです。
彼が領主の館で使用しているものもたくさんの種類が置いてあります。
そして、数日間の彼の故郷への期間は終わりを告げ領地へと帰っていくのでした。
戦争も終わり、東方国との交易のために彼は赴き土産として東方国の王女を贈られたのも吃驚する出来事でした。
彼との結婚式も終わり、領地の運営を続けながら夜には彼と愛し合う時間も出来ました。
公国に邪神が復活した時、私のお腹には新しい命が宿りました。
邪神であったメルカーナの封印を解き、公国のルナ公とメルカーナをさらに嫁に加えるというのもまた驚きでした。
神であるメルカーナとの結婚は、最高神レグランドさまがお決めになった事で人である私が異論をはさむ余地もなく、もちろん異論など言うつもりはありませんでしたが・・・
最終的には、彼には私を含め19人が嫁ぐことになったのです。
その間には冥界神や暗黒神といった神との戦いもあったのですが、彼が一人ですべて解決してしまったようなものです。
私は1男1女を産み、息子は彼の作った国の国王を継がせることになったのでした。
彼と出会ってからは、本当にいろいろな事があったのですが今では懐かしい思い出です。
彼が地上から去る際に私たち人間に選択肢が与えられました。
このまま地上で寿命を迎えるかそれとも彼と共に天界へと昇るのか・・・
彼は子供たちが立派に育ち、若いながらも国を任せ判断が出来る年齢まで待ったのです。
私は、彼と共に天界へ行く事を選択しました。
たぶん、他の者たちも同じ選択をする事だろうとは思っています。
そして、わたしに正義を司る女神としての役目を与え彼は天界に昇る事となりました。
これからも彼を支えていけるように寄り添い続けようと思っています。
んー書いてみたけど、おおざっぱな感じになってしまった感が否めないです。時間があれば、少しづつ加筆するかもしれません。誤字脱字等があれば、報告お願いします。ここまで読んで頂きありがとうございます。




