残される者去っていく者
レグランドに処理を任せつヤマト。どういう結末になるのでしょうか。
レグランドは、アヴルドゥムの処分を自分に任せてくれと言いそれにヤマトは従う事にした。
「アブルドゥムよ、すまぬ事をしたの。だが、あの時はああするしか方法はなかったのじゃ。」
レグランドはアヴルドゥムに話しかけ、数千年前の戦いで亜空間に封じた事を詫びた。
そして、自身の力を用いアヴルドゥムに吸収されたリーベックとオーレンの力を切り離しヤマトが切り落とした右腕と左腕その力を注ぎこみ2柱の神を復活させる。
2柱の神はレグランドに感謝を伝え、ヤマトを睨みつけるが目線が交差すると眼を逸らした。
彼らはアヴルドゥムに吸収されていた間の事は覚えていて、戦いを挑んでも意味がない事を理解していた。
「ふん、今回は俺の方が勝っていたはずであった。あれがいなければな。」
ヤマトを目線で差しながらアヴルドゥムはレグランドに言う。
「そうじゃな。儂もお主に勝てる気はせんかったぞ。ヤマトは、儂が異世界から連れてきて儂が加護を与えた存在じゃったが儂をも超えてしまう存在となってしまっているからな。」
レグランドはそう言い、アヴルドゥムに次のような提案をする事にする。
「のう、儂とお前は光と闇、善と悪といった両極の存在ではあるのだが協力する事は出来るのじゃ。我と同一化し一つの存在として、新しい神となろうではないか。」
「お前と同一化するだと?だが、魅力的な話ではあるな。どちらが肉体の主導権を取るかわからぬのだぞ?それでも良いのか?」
「うむ、構わぬ。今なら、お互いの力も拮抗している状態じゃから新しい存在として生まれ変わる可能性の方が高そうじゃがな。」
2柱の神が合意し、レグランドとアヴルドゥムは同一化をする事になった。
レグランドがアヴルドゥムを取り込み、レグランドの身体が変化していく。
しばらくの時間が経ち、同一化され若返った姿の人柱の神が誕生した。
「我の名前は、メルキュリス。至高神といった存在に昇華された存在である。」
同一化した神が名前と自分の役割を告げる。
「で、レグランドとアヴルドゥムどっちが主導権を取っているのだ?」
ヤマトは尋ねる。
「我はレグランドでありアヴルドゥムであり、レグランドでなくアヴルドゥムでもない。至高神メルキュリアという存在となった。」
どっちでもありどっちでもない別の存在であるとの説明をしている。
「いまいち、理解に苦しむとこではあるがこれ以上地上に害を及ぼす存在ではなくなったという認識で間違いないのか?」
「うむ。我は、地上界への干渉するつもりはない。すべての神を統べるだけの存在として存在するであろう。ヤマトよ、自分のステータスを確認してみるがよい。」
そう言われて、ヤマトは自分のステータスを確認する事にする。
すべての数値が表示付加になり、レグランドの加護が消えている事に気づく。
「神様の加護がなくなっているのは、レグランド神がメルキュリア神となったのが原因なのか?」
「そうじゃ、すでにお主は神と言っても構わぬ存在になっており、この世界をお主に託し我は残った神を連れこの世界を去るつもりでおる。」
「まて!俺がこの世界を治める神となってこの世界を治めろと言う意味なのか?嫁の女神たちも連れて行くのか?子供たちは?」
「女神たちとその子供もこの世界に残る。そうだな、お前は神としてこの世界を治めてもらう事になる。勿論、異論など認めぬぞ。」
「はぁ・・・わかったよ。しかし、俺が邪神となり世界を破滅させると思わないのか?」
「それは、お前が決めることで我が関知するところではない。」
メルキュリアは、ヤマトがこの世界をどうしようと関与するつもりはないと言うのだった。
彼女は、リーベック、オーレン、ヨハンセン、ヒィラなどの現存の神を集め別の世界へと転移していくのだった。
残されたヤマトは王城へ戻り嫁たちを全員集め、今回の件を説明する事になる。
彼がこの世界を治める神となり、任されてしまったという事は嫁たちにとって衝撃的な事実であった。
「今後、ヤマトさまはどうされるのですか?天界へ住まわれる事になるのかしら?」
ローズディズが代表して聞くことになった。
「そうだな。人間でなくなった俺がこの世界に存在する事に問題はあるだろうが、子供たちが成人するまではこっちにいようと思う。」
ヤマトは子供たちが成人し、国を任せることが出来るようになるまでは地上に留まる事を決断するのであった。
ご都合主義と言われても仕方がないですがヤマトが神になりました。子供たちが成人するまで間という限定期間つきでの地上界への残留です。本編はもう少し続きます。誤字脱字等があれば、報告お願いします。




