予兆
住民間の些細なトラブルが起きだしますが、まだ大きな事件にはなっていないようです。
最近、王国で些細なトラブルが起きるようになった。
今までだと気にしないレベルの案件増え、住民間のトラブルとして報告に上がってくる事になる。
簡単に言えば、住民同士で今まで許容出来ていたラインが大幅に下がり、トラブルとして報告に上がってきているのだ。
ちょっとした口論で刃傷沙汰とまでは行ってはいないのだが、殴り合いのけんかにまで発展する事も起きている。
酒場でも仲良く飲んでいた者たちが突然殴り合ったり、仲の良いもの同士がちょっとした行き違いでトラブルが発生し、仲裁を求められたり・・・
最近では、パーティーを組んでいた冒険者たちが報酬などの関係でトラブルを起こすことが多くなっている気がする。
軍隊での訓練の中でも隊員同士のトラブルも発生しているようだ。
上記のような事を受け、メルカーナにヤマトは感情を操作してないか?と質問する一面もあった。
その質問をしたとき、彼女は少し怒った感じでそんな事していないと返事したのも印象的だった。
原因調査の為、精霊王たちに精霊による監視を国内全土に行きわたらせ報告を受けることにしてみたのだが特定の人物が介入している証拠は見つからなかったのである。
その騒ぎがとうとう自国だけに留まらず、他国との外交の場面でも起きるようになり始めたのだった。
途中まで和やかな雰囲気で進んでいた会議が、何の前触れも切っ掛けもなく荒れ始めるというのだ。
他の王国でも似たような事が起きていると報告が上がって来て、国王たちはメガライト国の王家専用宿泊施設に集まり相談する事に決めた。
各国の王と補佐官が一堂に会し、最近起きている住民同士や外交官同士のトラブルについての意見交換が始まる事になる。
「先に報告しておくが、人々の不和に関して俺の妻メルカーナは関与していない。俺の国でも同様な事が起きているので、信じて貰うしかないがな。」
ヤマトが各王に対し、会議に先立ってメルカーナの関与を否定する。
「うむ。そこはメガライト国王を信用する事として、会議を始めようではないか。」
ローゼライト国王が会議を始めるように促す。
「現状では大きなトラブルに発展はしておらぬが、外交官レベルでの言い合いが起きているようだな。国内でも似たような話が出ておる。」
メリケン国王が発言する。
他の国王からも同様の状況である事が報告された。
情報の共有が住んだところで、メガライト国王であるヤマトが発言する。
「この案件について、特定の個人や団体の関与は認められないようだ。精霊たちに監視させていたから、間違いないと思う。しかし、外交同士で大きなトラブルがあった場合国同士の問題へと発展する危険性もある。しばらくは、書状のみでのやり取りで外交をしていこうと思うのだが?」
「うむ。直接の交渉でなければ、トラブルに発展する危険性はいくらか忌避出来るかもしれぬな。儂は賛成するとしよう。」
ローゼライト国王が賛同したのを皮切りに他の国王も追従して賛同する事になる。
「ただし緊急の案件に関しては、テレホーンを使い連絡をする事としよう。」
ヤマタイ国王ミフネがそう締めくくる。
一応の方針を決め会議は終了し、ヤマトが別室で国王たちを労うために酒を振る舞う事とした。
酒が入って気分がよくなったままでその日の会議を終える事となった。
転移の扉により各国の王が立ち去った後、ヤマトはレグランドに交神を開始する。
『レグランド神さま、お久しぶりでございます。嫁の神たちに子供が出来て、お伺いして以来ですね。最近の事象について、質問したいのですがよろしいでしょうか?』
『おう、ヤマト久しぶりじゃな。もっと顔を見せに(子供を連れて)来てもいいのじゃぞ。最近の人々の不和に関してじゃな?』
『はい。メルカーナが行っている事ではないと俺は信じています。他に何か大きな力が動いている気がします。』
『うむ。此度の件には、メルカーナは関与しておらぬことは儂も保証できよう。確かに何やら干渉している力を感じるのでじゃが、あれが感よ出来る訳ではないので判断がつきかねておる。』
レグランドは、何かを感じているようであるが特定は出来ていない様子であった。
『わかりました。ありがとうございます。俺の方でも違う方法で調べる方法を模索する事にします。』
交神を終え、ヤマトは精神干渉に関しての調査に関して調べる方法を思案するのだった。
国王同士の話で、直接的ではなく間接的なやり取りで国同士の外交をする事を合意しました。今回の事象について、レグランド神は何やら気になっているようですが確信には至っていないようです。ここ数日、体調が崩れてるので、予約投稿が出来ない時が^^;1日に数話(自分の中では3話)は投稿すると自分で決めているので、頑張ります。




