冥界よりの援軍
ヨハンセンに祈りを捧げるグレッグの下に援軍が現れます。
グレッグは、ヨハンセンに神の助力を請うために祈り続ける。
その声は地上を覗いているヨハンセンの下に届いてはいるのだが、返事を返そうとは思っていない。
儂が今行動を起こせば、レグランドが黙ってはいまい。
ウェイシャンに頼み、大地を元の状態に戻すように働きかければやってくれるかもしれぬが儂が直接行動した証拠になってしまう。
そこでヒィラと相談し決めたのがコジロウと同じくデスバーンとノブナガが冥界を脱走したというでっち上げをする事だった。
魔王デスバーンと侍大将ノブナガを呼び出し、今招集している軍の一部を率いてグレッグの手助けをしよとヨハンセンは命令を下す。
デスバーンとノブナガは、再びヤマトと対峙出来ることに対し喜びを感じるので二つ返事で承諾する事となる。
グレッグがヨハンセンに祈りを捧げて、7日目に後方より見た事のない異形の魔物を連れた軍が現れる。
「主がグレッグじゃな?儂たちがお主に力を貸そう。ヤマトには少なからぬ恨みもあるものでな。」
デスバーンがヨハンセンに伝える。
「この異形の者たちは何処から?」
グレッグが質問する。
「冥界の軍を一部奪ってきたのよ。そこらへんの軍隊とは違い、個々が強い力を持っておる。我の指揮の元で存分に働く兵士どもだ。」
ノブナガが返答する。
『これは、ヨハンセン様が遣わした者であろう。協力し、ヤマトを屠ろうではないか。』
そうグレッグは考える。
「よくぞ、儂の援軍に来てくださったジュリアス、エンドルフに続き儂は何とも心強い援軍を得られたのだろう。だが、目の前の地面の亀裂が行軍を不可能にしておるのじゃ。」
グレッグは、デスバーンとノブナガに伝える。
「うむ。結構長い亀裂じゃな。我が魔法であれば道を創る事が出来ようが今暫く時間を頂きたい。」
デスバーンが答える。
「いつまで時間がいるのじゃ?」
「次の新月まで待っておれ。その日が儂の魔力が最大となる時で、一瞬で全軍が行軍出来る橋を架けようぞ。あと4日といった所じゃな。」
グレッグの質問に対し、デスバーンは返答する。
その動きを精霊を介してヤマトは報告を受ける事になり、クーク山から魔物軍全軍と龍王たちに援軍を頼み城塞都市の前へと軍を展開する事にする。
タイミングが悪いのは、マリアの他アイシャ、シュリ、サーニャ、ノエルたちの妊娠も発覚したのだった。
彼女たちを王都の王城へ避難させ、残りの戦える嫁たちを後方支援として、城塞都市に待機させる。
ヤマトとしては、住民たちの犠牲は最小限で抑えたい。
グレッグたちにすれば、使い捨ての駒といったものであり犠牲がいくら出ようとも構わない。
二つの思いは相容れぬ状態であり、犠牲を強いる側の方が有利であろう。
両軍とも軍の配備は完了し地割れを両端に陣を作っており、にらみ合いが続き新月の日を待つことになった。
まもなく、両軍の総力戦になると思われる。
グレッグ十字軍がデスバーン、ノブナガの加入により約30万、相対するヤマト軍は魔物兵が中心で10万弱である。
しかし、ヤマト側には六龍王及び精霊王が参加する事となり、実質の戦力差はヤマト軍が有利と思われるのだった。
開戦まであと少しといったとこでしょうか。ヤマトは、もてる最大戦力の投入をしています。城塞都市からの兵は使わず、テイムしている魔物たち全軍に加え龍王、精霊王といった戦力まで投入する事としました。誤字脱字があれば、報告お願いします。




