外交政策
周辺国へ外務大臣のシズカを送り出します。どのような展開になっていくのでしょうか。
メガラニカ王国の設立を決定し、各国へとの挨拶に外務卿大臣であるシズカを派遣する事に決めた。
護衛には、シュリと精霊女王のフレイヤに担当させる。
移動手段としては、ワイバーンを用意し時間の短縮を図る事にする。
最初に向かう国は、東方の国ヤマタイ国でシズカの故郷でもある場所だ。
ワイバーンが首都キョートゥに迫った時は、ヤマタイ兵たちが殺気立つ事になった。
しかし、ワイバーンに乗っているのがシズカである事がわかり、緊迫した空気が和むことに。
ヤマタイ国王ミフネに謁見を取り付け、シズカが挨拶をする。
「この度は、メガラニカ王国の外交大臣としてヤマタイ国王に謁見を賜りました。我が王ヤマトよりミフネ王への親書がこちらでございます。」
ヤマトから渡された親書を父であるミフネに渡す。
「ヤマト殿は、王国を作られたのだな。うむ、これからは手を携え国の発展を望む事としよう。」
「王国設立記念祭を来年に開催いたします。その時に正式な会合の場を設ける予定でございます。今はまだ生まれたての雛と同じですので、内政に力を入れるとの事です。」
数度やり取りをした後、親子の会話へと移行する。
「シズカ、綺麗になったな。ヤマト殿は優しくしてくれるか?」
「勿論です。他の妻と比べるまでもなく、平等にみんなを愛してくれております。」
シズカは答える。
「政略的な意味合いでヤマト殿にお前を向かわせたが、幸せであるのならよかったぞ。」
「はい。ありがとうございます。素敵な男性でしたので、私も幸せですよ。」
「うむ。人となりにも問題なく、これからも仲良くして早く孫を見せてくれ。」
「はい・・・」
シズカは照れながら返事をし、謁見は終了となったのだった。
次に向かうのが南方の国メリケン国である。
メリケン国の首都はマッテークレで、住民は30万ほどのようだ。
ここでも、ワイバーンが飛んできて城門の前に降り立った時は大騒ぎになった。
外務大臣であるシズカと護衛の二人が飛竜の背中から降りて来た時には、びっくりされた。
王城に案内され、謁見の間でサック国王にヤマトからの親書を渡す。
「アークトゥルス公国がメガラニカ王国に変わり、初代国王が決まったと申すか。」
「はい、私が外務大臣を務めるシズカ・ラン・レムリア公爵と申します。我が王国は建国がなったばかりですので、来年には建国祭を行い正式な会合の場を儲けさせて頂きます。」
「あいわかった。ご苦労であった。」
サック国王の返事を聞き、シズカたちは王城を後にし最後の国へ向かう事とする。
最後の国は、ヨーロリバ連合国で連合代表がビュッセンバッハ・ジャイズ公王となっている。
インギューラ国、ジャイズ国、フダンス国、アレンダ国の4つの国からなっており、現在はジャイズ国の王が連合国の代表として公王を名乗っている。
4つの国家からなる連合国は特殊でるり、決定権は公王が有しているが他の三王が反対した場合その決定は無効となる。
過去の公王が自らの力を強大なものにしようとして、連合国内での大きな内乱が起き国政が大きく傾きかけ他国が侵入しかかるという事態を招いた事がありそれ以来公王の決定権にも一部制限がかかるようになったのだった。
シズカたちは、ジャイズ国の首都ベーリンに降り立つ。
騎士たちに囲まれる事になるが、シズカが
「私たちは、メガラニカ王国の者です。私は、外務大臣のシズカ・ラン・レムリア公爵。供の護衛には、シュリ・ラン・レムリア伯爵と精霊女王フレイヤ・ヴォルケーノが付いております。公王にお目通り願いたい。」
そう周りの兵士に伝える。
「メガラニカ王国という国はお聞きした事はありません。どのようにあなた達を信用すればよろしいでしょうか?」
騎士の隊長らしき人物がシズカに語り掛ける。
「では、この親書と公王に届けなさい。私たちはここで待つとしましょう。」
隊長は親書を預り王城へと馬を走らせ、公王の下へと向かった。
「いつまで待たせるんじゃ?」
フレイヤが待っている間つまらなさそうにしている。
「今しばらくお待ちください。フレイヤさま」
シズカがフレイヤを嗜める。
「ええい、暇じゃ。周りの兵士どもよ。妾と腕試ししとうないか?」
フレイヤは、とうとうしびれを切らし兵士に問いかける。
「女、子供が屈強な我らに敵うはずもなかろう。女、子供は静かにしておれ!」
この場を任された副隊長がフレイヤにいう。
『あーあ。これ、フレイヤさま怒っちゃうわね・・・。でも、思いあがった兵士を教育してあげるのもいいかも?』
シズカはそう思い、
「ジャイズ国の騎士さまは、臆病でいらっしゃるのですね。フレイヤ様に勝てないから、口だけで逃げようとしていらっしゃる。」
シズカは、副隊長を挑発する事にした。
「ええい、屈強な我らを愚弄するか。よいわ、相手をしてやろう。」
茹蛸の様に顔を真っ赤にした副隊長が返事をする。
「フレイヤさま、軽く撫でて上げてくださいませ。」
「おう、すまぬな。シズカ」
フレイヤはそう言って、飛竜より降り副隊長と対峙する。
「何処からでもかかって来て良いのじゃぞ?お主程度に本気を出すまでなかろうて。」
その科白を聞いた副隊長がフレイヤに切りかかる。
フレイヤは、その攻撃を躱し首元に剣を突き付ける。
「こんなものか。思っていたより弱い。弱すぎなのじゃ。暇つぶしにもならんのじゃ。」
「うぐぐ・・・ 馬鹿にするなぁ~!女、子供だからと言って、手加減してやったのもわからぬか!」
副隊長は負け惜しみを言い、体制を立て直しフレイヤに再度襲い掛かる。
フレイヤは、ダンスを舞うかの如く攻撃を回避し続ける。
「何処を狙ってるのじゃ?妾とダンスがしたいのかえ?」
フレイヤが挑発する。
副隊長は、怒りのあまり自身の最大奥義を使おうと構える。
副隊長の全力の一撃がフレイヤに向かい放たれたが、彼女はその一撃を軽く剣でいなし副隊長の足を払い地面に倒す。
実力差が大人と子供並みに差があるのだ。
それさえ、見抜けない副隊長は無能とも言えるかもしれない。
「これなら、シズカやシュリと遊んでた方がよっぽどマシじゃ。暇つぶしにもならんかったわ。」
フレイヤは、呆れ顔で飛竜に乗ろうとする。
「騎士が馬鹿にされてなるものか!全員、かかれ!あやつの思い上がりを正してくれる。」
副隊長は、囲んでいる騎士たちに命令をする。
「ちょっと数が多いんで面倒じゃな。シュリよ、手を貸してくれ。」
「はぁ、わかりました。シズカさまに危害を加えられても困りますからね。」
シュリも飛竜から降り、騎士たちの相手を始める。
しかし、騎士たちは彼女らに傷ひとつ付ける事さえできずに地面に打ち倒されていた。
王城より、公王の馬車を護衛して戻ってきた騎士隊長がそれを目の当たりにする。
「これは一体何事か?」
隊長は、副隊長に尋ねる。
「彼女たちが我が騎士団を愚弄し、手を出せぬのをよい事に我らを叩きのめしたのです。」
副隊長はそう答えた。
「フレイヤさまが暇で騎士たちに腕試しを挑んで、そこの言い訳ばかりの副隊長が相手をされ全力の攻撃を放ったにも関わらずフレイヤさまの足元にも及ばなかった為、興がそがれたと戻ろうとした副隊長が騎士全員をけしかけ、返り討ちにしただけでございますが何か?これが貴国のやり方と申すのですか?」
シズカは、冷静に事実を伝える。
「隊長、我ら騎士団が、女子供に負ける訳がないでしょう。嘘をどっちが言ってるか一目瞭然でございますよね。」
副隊長がさらに恥の上塗りをする。
「わかりました。此度は、これで戻るとしましょう。貴国の誠意を感じることが出来ぬので、改めてご挨拶に伺う事にいたします。」
シズカはそう伝え、飛竜を大空に飛び立たせたところに
レッサードラゴンに乗ったヤマト以下四龍王がやってきたのだった。
「公王陛下、お初にお目にかかります。俺がメガラニカ王国国王のヤマト・ラー・レムリアです。精霊達から話を聞き、ここまでお邪魔させて頂きました。」
「俺としてはそこの副隊長の処分如何では貴国を敵対国と認め、今から蹂躙させて頂きます。」
ヤマトは、自分の身内が貶めれるとなると沸点が滅茶苦茶低い。
「さて、公王陛下どうしますか?直ちに判断してください。俺としては、処分なしでも構いませんよ?」
ヤマトは、さらに続けた。
「副隊長よ、貴様が言っている事に嘘偽りはないのだな?」
公王が副隊長に再度尋ねる。
「は、はい。もちろんでございます。女子供に負けるような私ではございませぬ。」
さらに見栄の為に副隊長はさらに嘘を塗り重ねた。
「この者はこう申しておる。我は、彼を信じたいと思うておる。」
公王はそう返答する。
「わかりました。サフィ、アクリス、ローズ、クリス、元の姿に戻り連合国の王城をすべて破壊してくれ。」
ヤマトは、そう指示を出し龍王たちは空へと飛び立っていった。
飛び立って数分後、ジャイズ王国の王城が消え去る事となった。
「まて!何をするんじゃ?」
「処分如何では、蹂躙すると俺は伝えました。そのような腐った副団長を抱える王城など必要ないでしょう。あと、数刻もすれば他の連合国の王城も同じ事になります。」
「者ども、この狼藉ものを打ち倒せ!」
公王が騎士団に指示を出す。
「ふん、器が知れるな。この人数で俺を止められると思ってる馬鹿者だったか。」
ヤマトは、双剣を構え騎士団を次々に倒し手加減なしに命の火を刈り取っていく。
「副団長が飛竜に乗っている女性に軽くあしらわれ、腹を立てた副隊長が俺たちに命令を下し襲い掛かったが返り討ちにされたんだ!副隊長はうそを付いた。そのために仲間がこんな目に・・・」
騎士の一人が叫ぶ。
8割以上の騎士団の命が奪われた所で、騎士団長が攻撃中止命令を出す。
「副隊長、お前の嘘が招いた結果がこれだ・・・ 貴様には厳罰が下るとしれ。」
騎士団長が伝える。
「すまぬ・・・ヤマトどの 儂の不徳の致すところだ。これ以上の蹂躙はやめてくだされ。」
公王が地に伏し必死に頭を下げ、懇願する。
「あんたが賢い王であればよかったのだが、無能な王だったな。これ以上は、手を出さぬと誓おう。すでに他の王城も破壊したと連絡は受けた。今後の責任はすべてあんたにある。」
「ジャイズも他の三国からの突き上げを食らい、ジャイズ国はこの地図から消えるかもしれないな。一定の決定が出たら、俺の王国へ使者をよこせ。それで、納得できればこれ以上の事はしない。」
「シズカ、ごめんな。お前たちが貶められたと聞いて飛んできちまった。」
そう告げると、ヤマトたちは大空へ飛び立ち王国へと帰るのだった。
最後の連合国に対して、圧倒的な力を見せつけたヤマト。ジャイズ国王たぶん最後の国王になるんでしょうけど、連合国はどういう判断をするのでしょうね。誤字脱字等があれば、報告願います。




