王として
亡くなった両親と天界で再会。
レグランド神と交渉が終わり、ヤマトは別の場所に案内される。
そこには、死に分かれた浩二とヒカルが待っていた。
「隆則、元気だったようね。私たちが亡くなった後もこんな真っ直ぐに育ってくれて嬉しいわ。」
「そうだぞ。隆則 俺たちは、お前が元気でいてくれただけで嬉しいんだが綺麗な嫁まで拝めたしな。」
二人が話しかけてくる。
「父さん、母さん、俺は今ヤマトって名前に変わったんだよ。元の世界で一度死にかかってたみたいなんだ。それを神様がこの世界に復活させてくれた。」
「なんで、二人がここにいるんだい?」
ヤマトは問いかけた。
「それは、儂が二人の魂をここに連れて来てやったのじゃ。さぷらいずというやつじゃのぉ。」
「両親に会えたの嬉しいがこんなドッキリみたいのは、これっきりにしてくれ。二人は、今後どうなるんだ?」
「そうじゃのぉ、元いた場所に帰るだけじゃろうな。転生の輪に入り、次の生を待つだけじゃろう。」
「そうか、俺はまたあなた達の子供として産まれたい。今回、会えたの奇跡みたいなもんだしな。」
「わかったわ、私たちもあなたが生まれて育っていく過程で感じた感動は忘れていないわ。」
結構、あっさりした感じの再会かもしれない。
「では、そろそろ下界へ帰る時間じゃな。何処に送ればよいのじゃ?」
「アークトゥルスの王城前で頼みます。ルナ公と話する必要もあるだろうからな。」
ヤマトの返事を聞き、レグランドはヤマトとメルカーナを転移させた。
王城前でヤマトは、ルナ公との面会を門番に頼む。
すぐに王城内のルナの部屋に通され待たされる。
ルナが部屋に入室し、
「メルカーナ様、ヤマト殿ようこそいらっしゃった。して、いかな用向きでしょうか?」
尋ねてくる。
「ルナさま、俺とメルカーナはレグランド神に許しを得て夫婦となりました。その報告ですよ。」
「ええ・・・ メルカーナ様がヤマト殿と夫婦に・・・」
いきなりの事でルナは戸惑っているようだった。
「という事は、メルカーナ様はこちらの世界で暮らされるのですね。どちらにお住まいになられるのでしょうか?」
「俺の城塞都市の所だろう。あっちにも報告しない訳にはいかないからな。」
ヤマトは、返答する。
「ヤマト殿、お待ちくださいませ。メルカーナさまは、我が公国の守護神であります。出ていかれるのは困ります。ヤマト殿の妻の一人としてあなた様に我も仕え、この国を任せようと思います。」
いきなりの爆弾発言が飛び出してきた。
『おい、まて。公国を俺に任せるって俺がこの国の王になるのか?』
「ルナさま、それには無理があるのでは?他国の公爵である俺が公国の主というわけにはいかないだろう・・・」
「大丈夫です。国の重鎮たちは、私が黙らせ盟主の座をヤマト殿にするように説得させて頂きます。我の責任とは言え、公国民に多大な被害を出してしまいました。新王国として生まれ変わる時期が来たという事でしょう。」
ぶっとんだ話がルナから提案される。
「一度城塞都市に戻り、話し合いその結果を伝えようと思う。今は少し時間をくれ。」
ヤマトはそう言いルナを納得させる。
部屋を退出し、メルカーナを連れ城塞都市へと転移していくヤマト。
『俺が王だって?今の領地はどうなる?嫁にも相談しなきゃいけないし、その結果次第では義父にも話を通さないと・・・』
問題が山積みで頭を抱えるヤマトであった。
アークトゥルス公国のルナまで嫁になる発言が飛び出しました。城塞都市の嫁たちも頭を悩ますかもしれませんね。女神を妻として連れ帰ってきましたし。嫁の序列みたいのはどうなる?誤字脱字等があれば、報告お願いします。




