天上の神々と
彼女の今後を相談しようとしたところに天界に召喚されてしまいます。
ヤマトとメルカーナは、彼女が封印していた場所で今後の事を話し合う事にする。
「メルカーナ、これからどうするつもりだい?神として、天界に戻る訳にも行かないのだろう?」
「そうじゃな。妾が復活した事に気づいておるじゃろうから、何かしら天界の神たちからの動きがあると思うのじゃがな。」
「恨みの気持ちはすぐに晴れる事はないだろうし、俺のとこに来るか?この際、居候が増えようと俺としては問題ないんだが・・・」
「よいのか?今、妾は復活したばかりで力は十全の状態とは言えないのじゃが、時間が経てば力も戻り周りに影響を与える可能性もあるのじゃが?」
二人で話合い方向性を決めようとするが、なかなか完全に問題をクリアするまでの意見が生まれてこない。
埒が明かないのでヤマト、は直接レグランド神を呼び出し話をすることにした。
「おい、神さん。見てるんだろ?俺たちだけで話を決めてもそっちが納得しないで邪魔されるのも面倒なので、話し合わないか?」
「うむ、いいじゃろう。メルカーナを連れて儂の所へ来るがよい。皆も集まっておる。」
「儂の所って、どうやって行ったらいいんだ?」
「待っておれ、今お主等をここに呼ぶとしよう。」
レグランド神は、ヤマトにそう伝え二人をまばゆい光が包み込む。
光が消えると、そこには最高神、知識女神、大地女神、海神、天神、冥界神、愛女神、友情神が待っていた。
「よく来たのぉ、ヤマト。儂がレグランドじゃ。メルカーナは久しぶりと言ったほうがよいのかのぉ?」
白髪で年配の神が二人に挨拶する。
「神様の声は何度か聞いたけど、会うのは初めてだったな。メルカーナについては、俺に最終的に任せて貰っていいのかな?」
ヤマトがそう答える。
「ふん、妾は主等に封印されてから数百年忘れた事はなかったぞ。封じられた恨みはまだ消えておらぬわ。」
不機嫌そうにメルカーナが周りの神を睨みつつ吐き捨てるように言った。
「まぁ、待て。メルカーナ 全部、俺に任せてくれ。」
ヤマトがメルカーナを止める。
「で、神様たちに聞きたいんだけど十分にメルカーナは罰を受けたはずだ。これ以上の罰は必要ないと考えるがどうかな?」
「反省してないようなのに、許せと?」
オーレンが言い、
「確かにメルカーナは数百年の罰を受けた。がしかし、また同じ過ちを犯したのではないか?」
リーベックが言う。
「封印される前の事は、彼女が悪いのだろうと思う。だが、今回の事に関しては間接的にはあなた達にも責任がある。」
ヤマトは、神々に対していう。
「人が何を言う。我らにも責任があるだと?封印されても反省しないメルカーナが悪いだけだろう。」
ヨハンセンが怒気をはらみながらヤマトを見据える。
「ふん。神はやはり傲慢なんだな。自分たちの非は認めないで、他人に責を押し付けて正しいとか言う。その論理で言えば、メルカーナは封印される前にも責任なさそうだな。」
ヤマトが徐々に不機嫌になっていく。
「そいつが人の不和を惹き起こし、人の世に混乱を招いたのだぞ。それを咎め、封印した俺たちが悪いだと?」
さらにヨハンセンが言う。
「あんたみたい考えが足りなさそうがいた神が人間には迷惑かもな。最高神さま、こんなが神なのか?」
いよいよ、ヤマトの許容値を越えそうである。
ヤマトは神威を纏い、
「そういう態度であれば、俺も全力であんたとやり合っても構わないぞ。」
ヨハンセンに対し、ヤマトは喧嘩を売ろうとする。
「まぁ、ヨハンセン、ヤマト待つのじゃ。神には神のルールがある。それを理解せよとは言わぬ。しかし、儂らにも非があるのかもしれぬな。」
レグランドが言う。
「確かに神のルールは俺にはわからない。ただ、傲慢の神がヨハンセンだというのはわかった。メルカーナが天界に戻ったとしても、傲慢な神々がいる場所では彼女が可哀そうだ。」
ヤマトは神威は解除せず、話を続ける。
「ヤマトよ、少し昔話をする。メルカーナは、感情を司る女神で人の心に大きく影響を与える存在じゃった。しかし彼女はまだ若い神であり、いたづら心もあったのだろうが人の心を操作しいろいろな諍いなどを惹き起こす事に楽しみを見出してしまったのじゃ。儂らが彼女を諫めようと話をしたが、聞き入れず見るに見かねた儂が彼女の権能を3つに分けた。」
レグランドが話をしだした。
「そして、誕生した神が不和の女神メルカーナと愛の女神メルサスと友情の神メルサガじゃ。儂ら八柱の神が反省を促すためにメルカーナを大陸に封印したのじゃよ。それが今回の事態を引き起こしたのじゃ。」
レグランドは続けた。
「神様、あなたたちを似せて作った人間が完璧な存在として生きれる訳がないと思う。神に感情があるように人にも感情がある。彼女が感情を操作しなくても争いは起こる。確かにメルカーナが行ったことは、悪かもしれない。しかし、数百年封印されれば反省どころか恨みを持つのは普通だと思う。その数百年の間に一度でも彼女の様子を見に行った神がいたのか?」
ヤマトは、自分の考えをはっきり伝える。
「彼女から分かれた姉弟も言える二柱の神は彼女の様子を見に行ったか?数百年の間、封印されて大丈夫な神がいるのか?いるのなら、教えてくれ。」
さらに続ける。
「罰で封印されたのだから、誰も行くわけがないだろ!」
ヨハンセンが答える。
「それじゃ、あなたが今から数百年封印されてみてください。」
ヤマトはそういうと創造魔法で強力な封印魔術を作成する。
そして、出来た魔法が神封である。
神封は、ヤマトの神威スキルと封印魔法と空間魔法と時空魔法をミックスして造られた魔法であり対象となった神はヤマトの作ったオリジナル空間に完全に封印され権能までが使えなくなる魔法であった。
「ヤマト、待つのじゃ。その魔法を使えば、確かに神は封印出来ようががお主が神になろうとするものなのか?」
レグランドはヤマトを静止しようとする。
「反省も出来ない神を封印して何が悪い?これは、あなたたちがやった事だ。好きに生きよと言ったのは、最高神さまだろ!」
ヤマトはかなり怒っているようだった。
「神には神の摂理があるという話はしたじゃろう。しかし、彼女をただ数百年何もせず封印だけして放置した非は認めるとするのじゃ。メルカーナをどうするつもりじゃ?」
「ここには、置いておけないのないので俺の命が尽きるまでの間預からせて貰おうと思う。俺のただの我儘だから、相談には乗る。」
「人の子が神の意志を決定するだと?ふざけるな!」
ヨハンセンがさらに文句を言う。
「最高神さま、そいつがいたら話し合いにもならない。申し訳ないが少しだけ静かにしてもらう事にするよ。」
ヤマトは神封を使用し、ヨハンセンを封印してしまった。
「人の子が神に対しての不敬行為、許されぬ。」
リーベックが他の神に声を掛け、ヤマトに攻撃を仕掛けようとするのだった。
「馬鹿者どもが!大人しくしておれ!」
レグランドの一括で神々は、おとなしくなる。
「ヤマトよ。確かに今の行為はやりすぎじゃと儂も思うがのぉ。穏やかに話をするには、仕方のない事じゃとも思うておる。」
「すまない、神さま。俺としてはあなたと話をして、穏便に済ませたかったんだが…」
「うむ。儂としては、お主の意見を採用するのは構わぬ。あとは、メルカーナの意思だけじゃが。どうじゃ?」
レグランドがメルカーナに問いかける。
「ここには妾の居場所がなさそうであるな。であるならば、ヤマトと共に行く事に是非もないのじゃ。」
「ふむ。ではヤマトの生のある間、メルカーナをヤマトの伴侶として認め人の世で生活する事を認める。数百年の間、お主を封印した詫びという意味も込めておる。」
レグランドがヤマトの伴侶として女神を預けるというのだ。
「話もついたのでヨハンセンを戻してくれるか?」
ヤマトはその言葉を受け、封印の解除をする。
「人間め!我が神罰を・・・」
そうヨハンセンが言おうとした所に、レグランドが雷を落とし静止する。
「話し合いは終わった。お主も手出し無用じゃ。」
ヨハンセンにそう言い、レグランドは話を終わらせるのであった。
今回は、私にしては珍しくボリュームが多めです。とうとう、ヤマトは女神まで伴侶として迎えてしまいました。まだ、ハーレムが続きそうな予感・・・ 誤字脱字等があれば、報告お願いします。




