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テイマー転生  作者: 結城凛
第3章 転生者たち
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公国の思惑

和平協定が結ばれ、帰路への道のりを進むヤマトたち一行。無事に王国へと帰れるのでしょうか。

ロト師団長が率いる護衛団がシュタイム国王とヤマトたちを大河まで帰路も護衛する。



和平協定が結ばれた事により、若干の気の緩みも出てきているような感じも見受けられる。


両国間の長い戦争の歴史が終わったのであるから、王としても肩の荷が下りたとほっとしている事だろう。



その隙を伺っている者がいる。


ルナ・エレガントは、ロトには内緒で2万の兵を他国の兵に偽装させ襲撃する計画を練っていたのだった。



その中には、ルナが新たに召喚した転生者の集団も参加していた。


首都メトカーナを発って3日目の夜、襲撃は行われた。



夜陰に乗じて、2万の軍勢が一斉に襲い掛かる。


和平協定が結ばれ、油断もあったところの襲撃である。


護衛たちが浮足だっている。



明らかに数の上で圧倒的な不利な状況であり、まともな戦闘にさえならない戦力差であろう。


ロトだけであれば転移を使用し逃げる事も可能なのだが、ローゼライト国の国王を置き去りにして逃げるという選択肢はなかったのである。



ヤマトは襲撃された段階で大規模な結界を展開し、襲撃者の侵入を防ぐ事にした。




「ロト、このままだでも全滅する事はありえないが、多大な犠牲を払う可能性がある。俺にこの局面を任せて貰えるかな?」


「アマツ侯爵殿、何か策があるのでしょか?一縷の望みがあるのであれば、僕はそれに従います。」


「では、ロトを含め護衛団員及びシュタイム国王たちは出来るだけ俺のそばに来てください。」



ヤマトは指示をだし密集隊形を取ったところで大規模転移魔法を使用する。



一瞬にして、城塞都市の入り口前に移動する。



ヤマトが転移魔法を使えることはわかっていたのだったが、これだけの規模の人数を一斉に転移するとは思っていなかった。


戦闘を回避したことで一行は安心するが、襲撃者の情報がないだけに一抹の不安を残す結果となった。



戦闘が行われなかった事でルナの思惑いや黒幕の思惑が外されてしまった。


大量の死人を出すことで、邪神復活の手助けをしようと画策していたのだがまんまとヤマトに防がれてしまった。



ヤマトは、そのような思惑があった事などは知らない。


犠牲を出さずにあの場を回避する方法を取っただけにすぎなかった。



襲撃者の隊長の報告を受け、ルナは次なる方策を考える。


しかし和平協定が結ばれた今、大規模な軍事行動は悪手である。



邪神の思惑に操られつつも、その中での最善次善の策を計画する。



ロトの始末も失敗してしまったのも手痛い結果でもある。



次の策は、アマツ公爵がアークトゥルス王国の領地を開発し始めたときに何かしらの問題を起こさせるように考えるしかない。


今回の襲撃の失敗に頭を悩ませるルナ・エレガントであった。



ルナ・エレガントの意向それはアークトゥルス王国の意向であり、邪神の意向でもあった。


邪神は復活のために、多くの血が流れるのを希望している。



このまま、国が安定してしまう事を望んではいなのいだった。

今回は、戦闘をしないで王国へと帰りました。邪神の思惑を外した結果となりました。次なる策をどう対処していくのでしょうか。誤字脱字等があれば、報告お願いします。

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