和平協定
時間を置き、和平協定を結ぶためにアークトゥルス公国へ。
和平条約の締結は半年後と定められ、アークトゥスル公国の首都で行われるという事で話がついた。
和平条約の条項
ローゼライト国(以下甲とする)とアークトゥルス公国(以下乙とする)とアマツ公爵(以下丙とする)は、下記の条約の締結をするものとする。
第1条 此度の侵攻に関しての賠償として、乙は丙に大河より10kmまでの土地を割譲するものとする。
第2条 農業技術者を乙は甲に派遣し、その技術を伝える事とする。
第3条 甲及び丙は、乙からの難民の受け入れる努力をするものとする。
第4条 甲は毎月一定量の食糧支援を乙にするものとする。
第5条 上記の条項が履行されない場合、相手に対し対価を改めて請求する権利を有するものとする。
第6条 上記の決定事項にない事項については、甲乙協議の上解決する。
本条約は締結後から効力を発揮するものとし、甲乙丙三者が署名捺印の上各々が保管するものとする。
契約の条項は、上記のとおりで擦り合わせが済んでいる。
内容だけ見ればヤマトが一番得をする内容となっているようであるが、その実ヤマトがアークトゥスル公国を監視する任を任されていることも事実。
難民の受け入れをローゼライト国と城塞都市ワッカがするにしても、ワッカに移住するものが多くなるものと考えられる。
面倒ごとを押し付けられた格好になっているのだ。
難民に紛れて、スパイや工作員を送り込まれる危険性もないとは言えない。
また、農業従事者についても同様である意味公国側が有利になりえる条件も備えるものとなりそうだった。
和平条約締結のために、ローゼライト国王とアマツ公爵が配下を連れ公国入りする日がやって来た。
ヤマトは、マリアを補佐としてアイシャ、レミーア、シュリを護衛としサフィ、アクリス、クリスを侍女として同行させることにする。
精霊王に頼み、精霊たちで周囲の情報収集も怠らない。
シュタイム王は、書記官と近衛騎士団を連れやって来ている。
大河を渡り、その場所で待機しているロトが首都までの案内を務めることになっていた。
ロトは副官と護衛を数人連れているだけで来賓用の馬車を準備し待機している。
シュタイム王一行が到着し、ロトたちが護衛につき首都へ向かう事となる。
無事首都メトカーナに数日をかけて到着し、ルナの居城に国賓として貴賓室に案内されその日の夜に歓迎の宴が行われる。
本当に食料不足で貧窮してるのかと思えるくらいな豪華な食事が振る舞われ、ルナ公とシュタイム王は歓談を続けその日を終える事となる。
翌日、三者で和平協定の契約の締結を行う。
滞りなく契約は結ばれ、ヤマトたち一行は王国への帰路へと。
大河までの護衛をまたロトが担当し、首都を出る。
和平協定が結ばれ、首都にも護衛の兵士たちにも安堵感が生まれていた。
ローゼライト国とアークトクルス公国の争いの歴史が幕を閉じた瞬間であった。
状況的に言えば、敗戦国である公国側がローゼライト国に来るのが普通のようにも思えますが、経済貧窮とカリスマであるルナが国を離れれば公国で陰謀が起きる可能性があるという事で、公国の首都で協定を結ぶという話を前段階の話でつけてありました。誤字脱字等があれば、報告お願いします。




