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テイマー転生  作者: 結城凛
第3章 転生者たち
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公国使節団

ロトが和平協定の打ち合わせのために王国へと赴きます。

ロト率いる公国和平交渉使節団が大河を渡る。



対岸では、ヤマトにより作られた城壁の門でヤマトたち城塞都市の主要メンバーが待ち構えていた。



「ようこそお越しになられました。ロト殿」


「僕が和平交渉団の団長として派遣されました。王都までの護衛、ありがたく思います。」



挨拶を済ませ、ヤマトたちの後について門をくぐる使節団一行。


門を越えた場所から広がる肥沃な大地に目を奪われる。



『この土地があれば、どれだけの公国民が養えるのだろう…・』



使節団一行は用意された馬車にいくつかに分乗し、王都を目指す事となる。


馬車の走る道は、ヤマトにより整備されていて快適な乗り心地となっている。



勇者ロトが乗る馬車には、ヤマト、マリア、ジュビアが同乗している。



「ロト君。ああ、とりあえずロト君って呼ばせてもらうね。君が和平交渉に来るのは予想していたよ。くれぐれも変な気は起こさないようにするといいよ。」


「わかっていますよ。アマツ公爵さま。僕は、ローゼライト国との和平条約締結の前段階の話合いのために派遣されてますからね。」



ヤマトは、ロトに軽く釘を刺すのだった。



「しかし、ローゼライト国の土地は素晴らしいですね。公国と違い、大地に力を感じます。」


「公国は、その土地に封じられた神が大地の力を吸い取っているようですね。それを農業技術で収穫量を上げる技術が発達した事には驚きですが、首都から離れてしまうとその恩恵が少ないのが気になりますね。」



いろいろなやり取りをしながら馬車は進み、城塞都市へと到着する。



「今日の所は、我が館で一泊していただくことにします。明朝、王都へお送りしたします。」



同行しているジュビアがロトに伝えた。



いくつかの客室に使節団を案内し、簡素ではあるが宴会を催し歓迎する。


使節団はその料理に舌鼓を打ち、公爵に礼を伝え明朝の出発を待つため部屋に戻った。




明朝、城塞都市を出発しヤマトたちは王都へと向かう事とする。



王都までも道路は整備されており、文化水準の高さを使節団は感じる事となる。


王都の城門に到着し、



「アークトゥルス公国の使節団を案内してきた。王城へ連絡を頼む。」



衛兵は至急王城へと使いを出し、王城より宰相の部下であるハワードがやってきた。



「ようこそお出でくださいました。王城にて我が王と宰相閣下がお待ちになっております。私に付いて来てください。」



使節団に挨拶を述べ、馬車を先導する。



王城につ到着し使節団は来客用の部屋に通され、待って貰う事となった。



ヤマトとマリアそしてジュビアは一足先に王と宰相の元へ行って報告する。



「公国和平使節団の団長ロト殿以下随行員を王都まで案内してまいりました。公国は、此度真剣に和平を考えていると思われます。」



王に簡単な報告をあげる。



「うむ、ご苦労であった。アマツ公爵及びマリアとジュビアにはこのまま和平交渉の席についてもらう事とする。」



王はそう告げ、侍従に公国使節団を呼ぶように命令する。


ほどなくして、公国使節団が和平のテーブルに着く事となった。



「此度は、和平会議の席に着く機会を頂き誠に有り難う御座います。我が公国は、僕を使節団の団長として任命し交渉するように仰せ付かって参りました。」



ロトは頭を下げ、ローゼライト国側に挨拶をする。



「うむ。戦については、悲しい出来事であったが我が国としても貴国と戦を継続したい訳ではない。過去にも数度戦は行われたが、和平という話は今まで出てこなかった。公国として此度和平する事に対して異論はなかったのか?」



王が尋ねる。



「我が公国は、公国の主ルナ・エレガント公の言が優先されます。戦の件についても和平の件についても、主の意向でございます。」



公国の実権は、ルナが握っておりその意向により今回一連の動きがあるとロトは説明する。



「和平の条件として、ルナ公を隠居させ別のものに継がせるという条件が出された場合はどうするのだ?」


「ルナさまは公国民にも慕われており、他の貴族では公国を運営する能力もありません。仮にルナ様の隠居が条件となると公国は全力をあげて最後の一兵まで戦うつもりです。」


「ルナ公が再び牙を向ける可能性もあるだろう。それだけ影響のある人物だとすれば、万が一の場合はどうするのだ?」


「勇者である僕が命を賭してでも、彼女を止めて見せます。」



ロトは覚悟見せる。



「うむ。お主の覚悟はわかった。和平の件は、前向きに進めるとしようではないか。まずは・・・」



話し合いが進み、



公国側は敗戦国という事で公国の土地(大河から10kmまでの土地)をアマツ公爵に与えるものとし農業の技術協力を取り付ける。


それに対し、王国側は食料を定期的に提供し希望者があれば難民の受け入れをする。



和平の調印については、アマツ公爵が公国の土地の確認という名目で行うこととなった。



公国側がまた戦を仕掛けようとすれば、大敗の原因であるアマツ公爵と一戦交えないといけないという事になり抑止力としての期待もあったのだった。

ヤマトが支配する土地が他国にも出来るようです。調印式は、アークトゥルス王国で行う事になりました。また、ひと悶着ある可能性が・・・ 誤字脱字等があれば、報告お願いします。

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