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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
裏・最終章 センエース死す。

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12話 ゾディアック・オメガバスティオン。

挿絵(By みてみん)

自作コミカライズ版最終話配信中!

下のリンクから、ダウンロードできるページに飛べるようにしてあります。

それを記念しての一日10話投稿!!


本日の8話目!


 12話 ゾディアック・オメガバスティオン。


 圧縮されすぎたエネルギーが、不気味な沈黙を保ったまま脈打っている。

 ――それを見て、センキーは、

 思わず乾いた笑いを漏らした。


「うわぁ……オメガバスティオンも使えるんですねぇ……」


 軽口のような言葉とは裏腹に、内心では、

 胃の奥がひっくり返るような感覚が広がっていた。


「勘弁してほしいぜ……全体的に……」


 心底しんどそうに、そうつぶやきつつ、

 センキーは、ゆっくりと呼吸を整えた。

 丹田に力を込め、魔力とオーラの流れを強引に一本にまとめていく。

 合体状態特有の不安定な波形が、体内で軋み、軋轢を生む。


 自身もオメガバスティオンを使うための準備を開始する。

 だが、感覚が鈍い。

 魔力が、いつもより遠い。

 まるで、身体と心の間に、薄い隔壁が挟まっているかのようだった。


 その様子を見て、バーチャは、楽しげに、口角を上げた。


「不安定な合体状態では、アルカナムすら使えないと思うぞ」


「あー、そうっすねぇ……使える気がしないっすねぇ……正直、普通のオメガバスティオンすら使えるか微妙……けど、合体をといたら、数値が下がりすぎてなぁ……もう、えぐいわぁ……」


「ふふ……なあ、センエース。さっきからずっと、心がどんどん疲れていくのを感じないか」


 その問いかけと同時に、

 センキーの胸の奥に、鈍い重さが沈み込んだ。


「……そう……ですね……めっちゃ、心がしんどいっす」


 精神の奥底が、じわじわと摩耗している。

 ずっと感じていた。

 このじくじくとした倦怠感。


「暴露のアリア・ギアス追加。……私は、ずっと、貴様に対して『イタズラな領域外の牢獄』を使っているのだよ。他にも、蝉原が回収していた『セブンスコール(大罪シリーズの結集兵器)』のスロースを運用し、貴様の心に攻撃を仕掛けている。他にも無数の『心を削る技』を使って、ずっと、貴様の心に圧迫をかけている」


 淡々とした説明。

 だが、その一言一言が、センキーの内面で、確かな実感と結びついていく。

 集中力の欠落。

 判断の遅れ。

 意味もなく湧き上がる疲労感。

 すべてが、意図された攻撃。


 執念深く几帳面で病的な悪意。


「まあ、ぶっちゃけ、気付いていたけどねぇ……ってか、まあ、『やるよなぁ』って感じ」


 軽く笑って見せながら、

 センキーは、奥歯を噛みしめた。

 平然を装わなければ、立っていられなかった。


 バーチャは、ニタリと笑い、


「それだけ心に猛攻撃をくらっていながら、それでも折れる様子は微塵もない。くく……見事だよ、センエース。心から賛美を送ろう。貴様は……私の敵として、これ以上なく相応しい最大の壁だった」


「……光栄だね」



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自作コミカライズ版深淵1話(37話)公開中!ここから飛べます。 『廃神~ぼくのループものクトゥルフ高校生活もついに100周目突入~』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
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