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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
裏・最終章 センエース死す。

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10話 諦める気はないけど、頑張ったとて……

挿絵(By みてみん)

自作コミカライズ版最終話配信中!

下のリンクから、ダウンロードできるページに飛べるようにしてあります。

それを記念しての一日10話投稿!!


本日の6話目!


 10話 諦める気はないけど、頑張ったとて……


(なに、ボケっとしてんだ。さっさとやれ。お前、特別なんだろ?!)


(コスモゾーンにハックをかけようとしても……相手がバックナンバーを抱えとる以上、どうしようもない……極端に例えれば、相手は制作側で、こっちは所詮プレイヤー。ワシがなにをしようと、修正パッチを当てられて終わりや……)


(いや、でも、みんな大好きな『スーパーバランスブレイカー』でいらっしゃる、あの噂のトウシ様なら……行けるよね? 俺を存分に使っていいからさぁ。なんだったら、死のうか? 絶死を積んでもいいよ。だからさぁ、どうにか……あのカスを殺していただけませんかね、お願いしやすよ、トウシ様)


(……)


(え、もしかして、マジで無理な感じ? え、じゃあ、どうすんの? 俺、あいつに勝てないよ? いや、もちろん、頑張るけどさ……諦める気は微塵もないけどさ……死ぬほど頑張るけれども……でも、俺単騎だと、『頑張ったとて』って感じだよ、現状。ね、どうすんの?)


(……マジでまいったな……どないしよか……)


(……)


 喉の奥がひりつく。

 唾を飲み込もうとしても、口の中は乾き切っていて、空気を噛むだけだった。

 世界が、じわりと歪んで見える。

 視界の端が暗く沈み、音が一拍遅れて届く。


(ほんまにやりようがない……四方八方、全部から詰められとる……)


 絶望感に浸っていると、

 そこで、バーチャが、


「さて……現状がいかに詰んでいるか、しっかりと理解できたかな? くく……たっぷりと、絶望してもらったところで……それでは、そろそろ死んでもらおうか」


 その言葉が終わるより早く、

 空気が爆ぜた。


 距離という概念が、消失する。

 次の瞬間には、視界いっぱいに『拳』があった。


 『これまでは手加減していた』というのが一瞬で分かる、すさまじい速度の拳が飛んできて、


「げびはぁああああっ!!」


 胸部を貫かれた。


 衝撃が、痛覚を置き去りにして、先に内臓を揺さぶる。

 肺が潰れ、息が抜け、思考が一拍止まる。

 次の瞬間、遅れてやってきた激痛が、全身を白く塗りつぶした。


 激烈な痛みの中に沈むセンキー。


 ――息が、できない。

 ――心臓が、跳ね上がる。

 ――身体が、自分のものじゃない。


 その攻撃は、ただ痛いだけではなく、


「これは私のものなのでね……返してもらう」


 胸の奥、もっと深いところを、鷲掴みにされた感覚。

 『奪われる』という事実が、理解より先に本能を殴った。


(げっ! ワシが管理しとった『テラス』をとられたぁ! もしもの時は、どうにかアマテラス化させて、覚醒した『無限太陽』をセンキーに組み込もうと思っとったのに!!)



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自作コミカライズ版深淵1話(37話)公開中!ここから飛べます。 『廃神~ぼくのループものクトゥルフ高校生活もついに100周目突入~』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
バーチャの圧倒的な強さと、センキーの肉体的な痛みが伝わってくる描写が凄まじいです。制作側とプレイヤーという比喩が、抗えない絶望を際立たせていて震えました。ここからどうなってしまうのか、怖くもあり楽しみ…
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