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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
裏・最終章 センエース死す。

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6話 泥試合を完遂する覚悟。

挿絵(By みてみん)

自作コミカライズ版最終話配信中!

下のリンクから、ダウンロードできるページに飛べるようにしてあります。

それを記念しての一日10話投稿!!


本日の2話目!


 6話 泥試合を完遂する覚悟。


 センキー相手に特殊な技など必要ないといわんばかりに……ただの打撃……基礎技だけで圧倒してくるバーチャ。


「ぐ……ひっ……!」


 センキーは、ひぃひぃと無様な音を漏らしながら、それでも両腕で必死に猛撃を受け止め続ける。

 視界の端が白く飛び、思考が断続的に途切れていく。


(まずい……やばい……体が、うまいこと動かない……っ)


 裏介を取られた弊害が、ここに来て露骨に表面化していた。

 反応速度、筋出力、判断力。あらゆる戦闘性能が、意図的に削り取られたかのように低下している。

 その上で、純粋な数値の差は20倍以上。

 理屈で考えれば、勝ち目など存在しなかった。


「くそがぁああ!」


 それでもセンキーはえ、歯を食いしばりながら前に出る。

 その凶悪なまでの根性が、全身の震えを無理やり抑え込み、拳を突き出させる。


 だが、その一撃は、あまりにも軽かった。

 バーチャは、わずかに首を傾けるだけでそれをかわし、至近距離から静かに言葉を落とす。


「貴様の根性が優れていることは理解している。『センエースとの戦闘経験』はそれなりに積んでいるし、私の中に、センエース因子は山ほどある。ゆえに、私は覚悟をもってここに立っている。私も、根性には自信があるんだ。付き合うとも。貴様が死ぬまで……最終戦にふさわしい、重度の泥試合に……最後の最後まで付き合ってやる。『決して折れることのない格上』をあいてに……貴様ができることは果たして何かな?」


 淡々とした声だった。

 激情も、高揚もない。

 あるのは、決して揺るがない確信と、底なしの覚悟だけ。


 これまで、センキー――センエースは、その類まれな根性と覚悟で、慢心した格上の敵を幾度もねじ伏せてきた。

 泥に塗れ、血を吐き、笑いながら立ち続けることで、相手の心を先に折る。

 それが、彼の戦い方だった。


 しかし今、そのセンが、敵の覚悟を前に、確かに震えている。

 これまでの神生で最大の恐怖。

 もちろん、諦める気は、毛頭ない。

 問題なのは……


(ちょっと……これは……いくらなんでも……勝てる見込みが……なさすぎる……っ)


 相手の強さに、スキがなさすぎた。

 本格的に、完成されすぎている。

 加えて、『覚悟』が異常なレベルに達している。

 どれだけのイカつい泥試合に引きずり込もうと、最後まで笑って付き合ってくる未来が見えてしまった。


 頭おかしいイカれた泥試合に持ち込み、相手を疲弊させる。

 それが、格上相手に対するたった一つの勝ち筋。

 だが今、その道は、最初から完全に塞がれている。



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自作コミカライズ版深淵1話(37話)公開中!ここから飛べます。 『廃神~ぼくのループものクトゥルフ高校生活もついに100周目突入~』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
格上が慢心せず、センキーのお家芸である泥試合にまで付き合う覚悟を持っている……。これほど絶望的な詰みの状況は初めてかもしれません。バーチャの淡々とした静かな狂気が恐ろしすぎます。
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