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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
裏・最終章 センエース死す。

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5話 最強の勇者。

挿絵(By みてみん)

自作コミカライズ版最終話配信中!

下のリンクから、ダウンロードできるページに飛べるようにしてあります。

それを記念しての一日10話投稿!!


本日の1話目!


 5話 最強の勇者。


「ハルス……セイラとの契約だから、貴様は殺さない。このアマテラス・バーチャ・センエースの名にかけて、ここからも生かし続けると誓ってやる。世界が終わり、全てが無に帰るまで……貴様は、ずっと生き続けて、その地獄を見続ける。なぜなら、それがセイラの望みだから。くく」


 そこで、センキーが、


「いや、そんなことは望んでいないと思うんだが……普通に、死んでほしくないと思っただけだと思うんですが……」


 そう呟くと、

 ハルスが、センキーに視線を向けて、バーチャを指さしながら、


「おい、177番……おまえ、どうにかして、このアマテラスなんとかっていう『カス以下のクズ』を殺せねぇのか?」


「やりたきゃ自分でやれ。お前は最強の勇者様なんだろ? そいつ、この世界のラスボスだから、俺じゃ無理。最強の勇者様の手で、どうか、倒してくれよ」


「……最強か……みっともねぇ称号だ……ここ最近、ずっと負け続けてんのに……」


 と、そこで、バーチャが、ハルスに、


「貴様の相手は、あとでしてやる。今は、こっちが先だ」


 そう言いながら、パチンと指をならした。

 すると、ハルスの全身がしびれて、喋ることも指一本動かすこともできなくなる。


 動けなくなったハルスから視線を外し、バーチャは足を止めたまま、すっと呼吸を整え、周囲の空気そのものを押し潰すようにオーラの質量を引き上げた。

 見えないはずの気配が濁流のように地面を這い、センキーの皮膚をざらりと撫でる。

 骨の奥にまで染み込む圧迫感に、無意識のうちに歯が鳴った。


 次の瞬間、バーチャの視線が刃物のようにセンキーを射抜く。


「それでは始めようか。本当の……最後の闘いを」


 その一言だけで、周囲の温度が数度下がったような錯覚を覚える。

 センキーは反射的に後退し、両腕を構えながら必死に言葉を探した。


「……いや、やめておこう。ここは一旦、話し合いのターンにすべきだと思う。お互い、色々と誤解があると思うから、まずはその解消から――」


 時間を稼ぐための、みっともない足掻き。

 それを、バーチャは嘲笑することすらなく、無関心に切り捨てた。


 踏み込み。

 それだけで、距離という概念が消失する。


 視界が歪み、次の瞬間には、すでに眼前にバーチャがいた。

 拳が振るわれるより早く、衝撃が来る。

 腹部に重たい何かを叩き込まれ、センキーの体はくの字に折れ曲がった。

 息が、肺から強引に引きずり出される。


 間髪入れず、二撃、三撃。

 拳、肘、膝。

 どれもが殺意そのもので、受けるたびに骨が悲鳴を上げた。



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自作コミカライズ版深淵1話(37話)公開中!ここから飛べます。 『廃神~ぼくのループものクトゥルフ高校生活もついに100周目突入~』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
ハルスとセンキーの、どこか投げやりで皮肉の効いたやり取りが最高でした。「最強の勇者」という称号を自嘲するハルスの姿が切ない……。
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