4話 1垓。
4話 1垓。
「超えたぞ……ついに……存在値9999京の壁を……」
ハッタリでも虚勢でもない。
事実として、
バーチャは超えてしまった。
おそらく、本当なら、とんでもなく分厚いであろう『9999京』の壁を。
「存在値100052963520075029728……それが今の私の出力。終焉神アマテラス・バーチャ・センエースの力!!」
もはや命の答えと言ってもいいかもしれない……そんな高みに届いた終焉の化身。
「センエース……どうだ? どう思う? 今の私を見て……どう思う?」
問われたセンキーは、タメ息交じりに、
「めちゃくちゃすげぇし、怖すぎるから、今、俺はションベンをダバダバ漏らしているよ。だから、裏介だけは返してくれ。いや、貸してくれ。流石に差がありすぎてキツいわ。お前も、ちょっとはマシな遊びがしたいだろ? このままだと、俺が瞬殺されて終わりだ。それじゃあゲームとして成立しない。戦いとは、実力がある程度拮抗していないと面白くない……と、昔のエロい人も言っているだろ?」
裏介を奪われたことで、センキーの戦闘力がガクっと落ちてしまった。
存在値はそこまで下がっていないが、ぶっちゃけ、ここまでくると、戦闘力の方が大事なので、裏介を失った痛手はかなり大きい。
正直、もはや、合体を解除した方が強い。
共鳴融合が無い状態の融合は、存在値の微増以外、デメリットしかないと言っても過言ではない。
そこで、バーチャは、
「くく……契約は契約だからな……約束通り、ハルスは蘇生させてやろう。ここからは、ただただ絶望することになるだろうが……まあ、約束だからなぁ……くく、ははははは!!」
そう言いながら、反魂を使ってハルスを蘇生させるバーチャ。
超絶高位の蘇生術を受けたことで、ハルスは一瞬で目を覚ます。
「ぶはっ!」
意識もしっかりしており、記憶も完備。
「はぁ……はぁ……」
ハルスは、周囲を見渡して、
「……生き……返った?」
とつぶやくハルスに、
バーチャはニタニタ笑って、
「その通りだ。ハルス・レイアード・セファイルメトス。セイラに感謝するといい。やつが貴様の蘇生を望んだから、貴様は今一度現世で呼吸をすることができたのだ」
「…………あ、そう……」
と、一度、雑な返事をしてから、
周囲を見渡して、
「……セイラは……どうなった?」
「私の中でCPUを担ってくれている」
「……しーぴー……」
「理解は必要ない。私の中にいることだけ認識していればそれでいい」
「……」
明日、自作コミカライズ版の最終話を配信する予定です(*^-^*)
それを記念して、全ての自作コミカライズ版を無料公開しました。
さらに、明日は一日10話投稿!
これまで、自作コミカライズ版を買い支えてくださった全ての読者様へ。
おかげ様で、どうにか必要な最終話まで描くことができました。
本当にありがとうございます<m(__)m>
その想いには、本編を全力で描き切ることで応えたいと思っております!!




