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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
裏・最終章 センエース死す。

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2話 バックナンバー。

本日の2話目です。


 2話 バックナンバー。


 ――田中家の多くは数字を名に持つ。

 それは単なる呼称ではない。

 個体番号であり、世代番号であり、演算権限の管理番号。

 彼らはコスモゾーンに接続する正規ノードとして登録され、更新を受け、制限を課され、必要とあらば切り離される。

 つまり田中家の『数字持ち』とは、仕様の内側で管理・運用される正規の演算端末。


「だが、貴様は違う。番号ではなく、役割を示すチートコードが刻まれている。貴様は、田中家が更新を重ねる以前の旧仕様――原型となる思想構造を、抑制や検閲を一切挟まずに保持した履歴個体だ。かつて田中家が採用していた、フィルタや安全機構が導入される前の演算規約が、そのまま貴様の内部に残されている。ゆえにバックナンバー。古い版が一部残っているのではない。古い版そのものとして、保存されている」


 そして、その性質は同時に致命的な裏口でもある。

 バックドアとは、正規の認証手続きや権限分離を経ることなく、深層権限へ直接到達できる経路を指す。

 田中家がコスモゾーンにアクセスする際、本来は段階的な検証と制限が介在する……が、


「だが貴様には、それが存在しない。検閲も抑制も通さず、設計思想の根幹――最初期の権限層にまで、直接接続できる。貴様がバックドアと呼ばれるのは、隠された通路だからではない。入口として認識される必要すらないからだ。貴様をCPUとして活用すれば、通常は『強すぎる制限』によって実用に耐えない『自分は絶対に正しい』すら、制限なしで常時運用できる」


 本来、この機能は厳重なフィルタと例外処理を通され、暴走しない範囲に封じ込められている。


「……? わ、わからない……あなたが……何を言っているのか……なにも……」


 ――一方的に流れ込んでくる言葉。

 意味の分からない単語が、次々と重ねられる。


 セイラには、なんのこっちゃ分からない。

 理解しようとする前に、

 思考そのものが置き去りにされている。


 ポカンとしているセイラの頭を、

 バーチャは、ガっと掴んだ。


 指が食い込み、逃げ場を完全に奪う。


「それだけじゃない。裏吉の権限さえあれば、裏吉のバックアップである裏介を回収することも可能。つまり……『融合戦士センキー』の力を大幅に削ぐことができる。裏介がいなければ、共鳴融合は機能しないからな。別に、弱体化させなくとも、今の私が、そこのバカに負けることはありえないが……できることは全てやらせてもらう。その方が……絶望的だからな」



ここから先、これまで病的に仕込んできた伏線の数々が火をふいたり、ふかなかったりする……かも……

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― 新着の感想 ―
バックナンバーの意味を知って震えました……。 田中家の設定の深さが尋常じゃない! 「自分は絶対に正しい」の常時運用なんて、 もうどうやって勝てばいいのか……。勝てる確信があるのに、さらに合体の芽まで摘…
もしかしなくてもセイラなら原初の世界の外部から、今センがメチャクチャ苦労して突破しようとしてる原初の世界の1000不可思議バリアも無視してアクセス可能か? コスモゾーンの真相に制限なしでアクセスできる…
あーやっばい、これマジでやべぇ。 セイラの中核に裏吉がいるのは分かってたが、内包されてる権限が馬鹿みたいなチートだった件について。 恐らくセイラに内在してるコードは、破壊衝動ソルを殺せた時代のイスに…
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