73話 全く分からんという点に目をつぶれば、すべて理解した。
今日は遅くなるかもしれないので、朝に2話投稿します。
本日の2話目です。
73話 全く分からんという点に目をつぶれば、すべて理解した。
「ちょっと何言ってるかわかんない」
率直な感想。
色々と複雑すぎて頭がクラクラしてきているセンに、
ゼンドウは、さらに、マシンガントークで、
「暴露のアリア・ギアス追加。……全ての『センエース因子』の中に『プライマル・センエースの種』は存在する。プライマル・センエースは、本物のセンエース。君の名前の由来となった龍。……P型やZ型の中には、『プライマルを開く鍵となるプライマルの種』が存在する。ちなみに、『オリジナルである君』の『中』にある『プライマル』は、『君の敵になる道』を選んで僕についた。まあ、君の中にも一部残っているけれどね。……まるで、コウモリみたいなやつだ。いや、逆に、全方位を敵に回しているのかもしれないけれど。……ちなみに、プライマル・センエースの『最も重要なコア』は、センテラスの中にある。他は全て種だ」
「……えっと……ちょっと整理させてね」
頭を抱えて、渋い顔をしたまま、
「……えっと……えっと……センエースっぽいやつの中には『プライマルの種』があって……パチモンの中には『プライマルを開く鍵の種』があって……『プライマルのメインコア』はテラスの中にある……と。うーん、まあ、まだ、全然意味はわからんけど……OK、すべて理解した」
そんなセンの言葉をシカトして、
ゼンドウはたんたんと続ける。
「暴露のアリア・ギアス追加。蝉原の中で地獄の鍛錬を受けている間に、僕の中に刻まれたプライマル・センエースが色々と教えてくれた。記憶をいじくりまわされて、心をズタズタにされて、屈辱だったけど、必死に耐えたよ。僕は根性があるからね」
「僕は凄いんだぞぉ、ってか? それは暴露ではなく、ただのスネオニズムだな。よくよく聞いてみると凄いのは親とイトコだけで、当人は何もしてねぇという滑稽な流儀。方向性はともかく、全部が自力である分、まだジャイアニズムの方がすがすがしい」
蝉原の中にずっといたせいで、ファントムトークに対して耐性ができたのか、ゼンドウは、まったく意に介さず、暴露を積み続ける。
「暴露のアリア・ギアス追加。細かい話が色々とあったけど……僕が思ったことは一つだけ。とにかく死ぬほど強くなって……僕の正義を執行する。蝉原勇吾も、センエースも、プライマル・センエースも……くだらない連中は皆殺しにして、僕の僕による僕だけの完全なる正義を執行する」




