70話 次回、ゼン之内、死す!
70話 次回、ゼン之内、死す!
「はぁ……はぁ……はぁ……く、ぐぅう……」
「さあ、正念場だな、ゼン。ここからだろ?」
「……は? なにが?」
「ここから輝くのがお前だろ? 俺は詳しいんだ」
「……」
「この絶望的状況……だからこそ、お前のコスモが輝く。さあ、目覚めろ。覚醒するんだ」
「……さっきしたよ」
「あんなもんは余興にすぎない。結婚式における『てん〇う虫のサンバ』みたいなもんだ。お前は、ここから本格的に覚醒して俺を倒すんだ。俺の予想だと、お前は、ここから究極超神化17に覚醒する」
「……」
「そうじゃなきゃシグレを守れない。シグレが無間地獄に落ちていいのか? というわけで、さあ、さっさと究極超神化39に変身しろ」
「何で、シグレ関係の事情を知ってんだよ。あんたにすがったらダメだって聞いてたんだけど……つぅか、あのさぁ、神様……あんた、ちょっと強すぎるぜ……勝てねぇって……いくらなんでも……」
「シグレを助けたくないのか!! お願い、死なないでゼン之内! あんたが今ここで倒れたら、俺やシグレとの約束はどうなっちゃうの? ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、センエースに勝てるんだから!」
「ここを耐えたところで何がどうなるってんだ。俺だって諦めたくねぇよ……諦める気もねぇし、最後の最後まで抗うつもりだけど……でも、可能性がいくらなんでもなさすぎるんだよ……あんた以外が相手だったら、俺も、もうちょい勝利の可能性を模索しようと粘ると思うけど……」
「ぐだぐだうっせぇえ、さっさと究極超神化99に変身しろ。いける、いける。お前ならできるさ。気合いだ、気合いだ、気合いだ」
「神様……頼むよ。俺はもうどうなってもいい。殺してくれていい。だから……シグレだけは……」
「――てめぇが俺に勝てないとシグレだけじゃなく、世界全部が終わるんだよ」
「…………は?」
「もうぶっちゃけて言っちまうけどなぁ……本気でやりあった上で、お前が俺に勝たないと、全部終わるんだよ」
「……神様の力があれば……どうにかできるんじゃないの? だって、あんた、マジでアホみたいに強いぜ。絶対に無敵だろ。誰も勝てねぇよ、あんたに」
「世界をエネルギー源にして、無限に強くなり続けて、無限に増殖し続けるバカがいるんだよ、この世には……そいつが相手だと、仮に勝てても、世界が枯渇する」
「……」
「だから俺に勝て。死ぬ気で勝て。お前、俺がセンエースだって知ってから、本気でやってねぇだろ。『俺ならどうにかしてくれるだろう』とタカくくってんだろ。ところがどっこい、そういう状況じゃねぇんだよ」
「……」
「こい、ゼン。俺に勝て。それとも、全員で仲良く死ぬか?」
来週月曜の朝からプライマルメモリ・セレナーデ……正式タイトル『廃神』を投稿します。
本編最終章を理解する上でも大事になってくる作品なので、是非是非、読んでいただきたいです(*^-^*)
よろしくお願いいたします<m(__)m>




