表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
最終A章 太陽。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6185/6233

66話 ところがわっしょい、ぴーぽーぴーぽー。


 66話 ところがわっしょい、ぴーぽーぴーぽー。


 命が瞬く。

 神種が芽吹く。


「……神……化……」


 ゼンの身体が、神気に包まれる。

 魂が燃え上がるように輝き、

 存在値が一気に膨れ上がっていく。


 それだけではない。

 それをきっかけに、

 それまでずっと『不可視化状態で観察していた蝉原』が、

 パチンと指を鳴らした。


 その瞬間、

 強制的に抑え込まれていたゼンの『数値』が復活していく。

 歪な封印が解かれ、積み上げられていたもの……正式に言えば『センエースがゼンに積み上げたもの』が、いっせいに流れ込む。


 神となり、封じられていた数値も戻った。

 その結果、

 膨大な存在値となったゼンは、剣を振り抜く。


「死ねぇえええええええ!! 王牙・極致・神羅一閃!!!」


 炸裂するほどの万能感と使命感。

 全オーラと魔力を込めた一閃が、一直線に走った。


 その剣を前にして、

 センは小さくアクビをする。


「大事な恋人を守るため、絶望に耐え、苦難を乗り越え、苦痛と向き合って、覚悟を膨らませて覚醒して特攻……そこらのハピエン厨作品のラスボス相手だったら、それで勝つんだろうが……」


 パァンと、あっさり。

 ゼンの一閃は、片手でかき消された。


「ところがわっしょい、俺が積んできた重荷と比べれば、てめぇの荷物なんざ、置き勉しまくっている小学生のランドセルより軽いんだよ」


 言い終える前に、

 センの脚が唸った。


 ゼンの腹部へ、ヤクザキックが叩き込まれる。

 衝撃が内側から爆ぜ、

 グジャリと、でっかい穴があいた。


 ――ゼンの意識は、完全にとんでしまった。


 ★


 最強の低血圧の時の寝起きみたいに、

 ゼンの頭は、完全にボォっとしていた。

 ズキズキと、頭の奥の一番深いところが悲痛を叫んでいる。


 周囲を見渡すと、そこは、妙な空間だった。

 何もなくて、自分と、『もう一人だけ』が立っている。


 そのもう一人は、ニヤニヤ笑いながら、ゼンに、


「やあ、センくん。この世界にきてからの君はゼンだけれど……まあ、今だけは、懐かしい名前で呼ばせてくれよ」


「……せみ……はら……」


「大変そうだね。苦しそうだね」


「……これは……夢……か?」


「教えてあげてもいいけど……今の君が望んでいるものは、現状における『詳細な世界観設定』の『解説』かい? それとも……177番を倒せる力かい?」


「……言うまでもなく……力だ」


「そうだろうとも。そうでしょうとも……じゃあ、俺と同化してみないかい?」


「……どう……か?」


「ピ〇コロとネ〇ルのやつだよ。そして、もちろん、ベースは君だ。つまり俺は、君に好意で素晴らしいプレゼントをしてあげようと言っているんだ」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版深淵1話(37話)公開中!ここから飛べます。 『廃神~ぼくのループものクトゥルフ高校生活もついに100周目突入~』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
蝉原の軽快な口調と、 提案の危うさのギャップがたまりません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ