21話 リアル投稿期間7年以上を経て、ようやく……3次試験合格!!
21話 リアル投稿期間7年以上を経て、ようやく……3次試験合格!!
短くそう言って、ミハルドは一度だけうなずいた。
次いで、小さく咳払いをし、試験官としての声を作る。
「……170番、171番、172番、173番、177番……3次試験の合格を認める」
「はい、どうも」
センはあっさりと応じた。
それ以上の感慨を示すこともなく、当然の結果だと言わんばかりの態度だった。
ちなみに、その頃。
別行動を取っていたハルスたちは、今も必死に捜索を続けていた。
裏社会に通じる情報屋を次々と当たり、
リュウガミネたちの足取りを追って手掛かりを探し回っている。
だが成果は出ていない。
そもそも彼女たちの痕跡は、この世界には存在していないのだから、見つからないのも当然だった。
センはハルスたちに余計な心配や嫌がらせをする気はないので、通信の魔法を使って、『ニー(シグレに貸しているスライム)』へ連絡を入れ、三次試験をクリアしたことだけを、簡潔に伝えた。
センは、
(それじゃあ、宿にでもかえって、蝉原と打ち合わせをするか……)
そんな段取りを頭の中で組み立てていた。
だが、その考えを遮るように、ミハルドが口を開く。
「それでは、このまま四次試験を開始する」
想定外の宣言だった。
センは思わずミハルドの目を見つめる。
「え、マジで? まあ、俺的には別にいいけど……」
これまでの試験では、一区切りごとに日をまたぐのが常だった。
今回も同じ流れになると思っていたが、ミハルドは淡々と、事務的に言葉を続ける。
「四次試験の内容は、『この北大陸のどこかに隠されている龍紋』を見つけてくることだ。今回も5人までチームを組むことを許可する」
ミハルドの宣言が、半円形ホールの広い空間に静かに響き渡った。
ただ、その一文だけで、試験の性質と難度が十分に伝わってくる。
「龍紋……っすか……ほうほう。ちなみに、それがどういうものかは教えてもらえます?」
センは顎に手を当て、考え込むように視線を上へ向ける。
問いかけの口調は軽いが、探る意図ははっきりしていた。
「質問は認めない」
即座に返された言葉は簡潔で、余地がない。
余計な説明を一切挟まない、試験官としての強固な姿勢だった。
「なるほど……なるほどね」
センは肩を落とすこともなく、あっさりと受け流した。
一応聞いただけで、最初から答えが返ってくるとは思っていない。
「分かると思うが、難易度は3次試験を超えている」
「そうっすねぇ。名称からして、おそらく、アイテム。紋章なのか紋所なのか分からんけど、手の平サイズである可能性も十分にある」




