表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神M章 ミシャンドラ。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6115/6234

最終話 永久(とわ)に共に。


 最終話 永久とわに共に。


「毘沙門天を器に魂を保管するという形で、ギリギリ、命を繋ぐことはできるが……その状態は、生きている状態とはいえない。俺の剣翼として、今後、色々な面倒を背負っていくことになる。ハードラックとダンスするような真似をさせるわけには――」


「最高やないかい」


「は?」


「それにしよう。それでええから、そうしよう」


 むしろ、なんだったらウッキウキでそう言うトコ。

 彼女の想いが、センは一ミリも理解できない。


「な、なぜ、わざわざ、無駄に最も苦労する選択肢を……」


 センの中で、『わざわざニートと結婚しようとする娘を見ている時』のような心労が渦巻く。


「俺の剣翼になるのだけはオススメしない。俺はどうせ、今後もやべぇ地獄と――」


「うっさい、はよせぇ」


「……」


 悩んだものの、しかし、トコの気迫に気圧されたセンは、


「……ちっ……」


 舌打ちしつつも、トコの魂に命の半分を注ぎ、

 『毘沙門天の剣翼』の中へとしまい込んだ。

 重なり合った二つの心。

 剣の向こうで、トコの命が確かに脈動し始める。


 究極超神化9になった時から思っていたことだが、センは改めて実感する。

 毘沙門天とトコの相性は、凄まじくマッチしている。

 正式に、薬宮トコと合体したことで毘沙門天の輝きが明確に増した。

 まるで最初からこうなるように設計されていたかのように……

 複雑なジグソーパズルのピースとピースみたいに……

 ――全てがキッチリと隙間なく収まり合う。


 沈黙した戦場の空気そのものが、じわじわと震えだす。


 命の半分を失ったことで、センの存在値は、大幅に減少したが、

 その半分を受け取ったトコが翼になったことで、プラマイ的にはトントンになった。

 削れた分だけの重さを、別の場所に預け直しただけ。


 毘沙門天の中で、トコは、


(思いもよらぬ僥倖……これで……一生センの支えになれるし、永遠に、死ぬまで一緒におれる……)


 と、満足する。

 身体を持たない意識のまま、彼女は翼の中で、寄り添うようにセンの気配を感じ取る。

 遠くもなく、近すぎもしない、刃と主の距離。

 その在り方が、今の自分にはちょうどいいと、静かに笑った。


 そんな彼女の重い想いをよそに、センは、

 血の気が引いた顔のまま、それでもどこかいつもどおりの薄い笑みを浮かべ、真っすぐ前を見据えて、


「いずれ、完全に復活させてやる」


 と静かに宣言する。


 戦いの残滓が消えていく静寂の中、

 主と刃はひとつの影となり、

 歩幅を重ねて、ならんで歩く。



美しい最終回でしたね( ;∀;)

全ての伏線が完全に回収され、

理想のトゥルーエンドにたどりつきました!

ここまで読んでくださったこと、心より感謝を<m(__)m>

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版深淵1話(37話)公開中!ここから飛べます。 『廃神~ぼくのループものクトゥルフ高校生活もついに100周目突入~』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
センが命の半分を分け与え、トコがその翼になる……。 「永久に共に」というサブタイトルの意味を回収する 最高のラストでした!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ