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【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神M章 ミシャンドラ。

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157354話 絶対的精神的支柱。


 157354話 絶対的精神的支柱。


 ゴキゴキっと首を鳴らし、鋼の光を宿した瞳で闇川を射抜くように睨むセンエース。

 その背中は、どれだけ理不尽な災害でも折れない鉄柱のように、揺らぎ一つ見せなかった。


 その背中に心縋りながら、トコはどうにか呼吸を整える。

 センエースがいる。

 その事実だけで、砕けそうな心が辛うじて形を保つ。

 胸の奥で震えていた弱さが、わずかに静まり返っていく。


 現時点で、すでに爆裂に底上げされた闇川。

 だが、そこで終わらない。

 むしろ、ここからが本番。

 ここまで磨き上げてきたからこそできる事がある。

 ――闇川は、


「はははははははぁぁぁぁあ! 大量に人間を捕食したことで、死ぬほどメモリが増えたぞぉおお! これなら奪えるぅううう! お前の『ラース』ぅうう!」


 嗤う。

 その叫びは、狂気の歓喜。

 センの中でひそやかに燃えていた憤怒の力『ラース』。

 闇川は、その『輝きだけ』を、


 ――奪い取る。


「む……ぉお……」


 センの中から、ごっそりと、力が消えていった。

 決して憤怒だけが力の根源ではないので、全て奪われたわけではないが、


「……存在値が半分ぐらい減ったな……えぐぅ……」


「終わりだ、センエース!!」


 闇川は奪い取った力を暴走させて突撃をぶちかます。

 歓喜と狂気をぐちゃぐちゃにして、


「はっはぁあああああ!!」


 奇声を上げ、闇川はセンへと殴り掛かる。

 その腕はすでに人の形を捨てていた。

 捕食のためだけに進化した異能の渦。

 黒い渦が蠢き、センの胸元へと突き刺さるように伸びていく。


「おいおい……流石に速ぇな……」


 センは全身の筋肉を総動員して抵抗するが、


「ちっ……」


 足場が砕け、空気が悲鳴を上げるほどの圧が押し寄せた。

 えげつない速度の無形の黒い渦が、

 とんでもない練度で、センエースを翻弄する。


「く……マジかよ……やべぇ。こいつ、数値だけじゃなく、戦闘力がえぐい」


 センは理解する。

 ラースを取られた際……数値だけではなく、戦闘力も奪われている。


 圧倒的に不利。

 それでも、


「……せ、せめて……」


 センは歯を食いしばり、砕けそうな両腕に力を込めた。

 背後にいるトコだけは守る。

 どれほど理不尽でも、この一点だけは譲れない。


 闇川から吹きつける圧力で骨が軋み、皮膚が裂ける音が微かに響く。

 それでも、センは前へ踏みとどまった。


 闇川の、


「ムダムダムダぁあああ!」


 咆哮が空気を引き裂き、世界が震えた。

 直後、黒い渦が爆発するように収束し、不安定なスコールみたいに……センへと殺到する。

 闇が押し寄せた瞬間、センの体が大きく揺れ、足元の大地がひび割れた。



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自作コミカライズ版深淵1話(37話)公開中!ここから飛べます。 『廃神~ぼくのループものクトゥルフ高校生活もついに100周目突入~』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
闇川の強化と奪取(ラース)という絶望的な展開に、 鳥肌が立ちました! 圧倒的に不利な状況、骨が軋むほどの圧力...それでも踏みとどまるセンエースが格好良すぎます!
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