表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】センエース~舞い散る閃光の無限神生~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
永久閃光龍神M章 ミシャンドラ。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6041/6234

6055話 ラストにはもう一つ、別格の異常異能がある。


 6055話 ラストにはもう一つ、別格の異常異能がある。


 震えている彼女を見ながら、センは、


「……なんでキレてんだ」


 まぶたが半分だけ降り、探るような光が灯る。


 トコは、ガンギレの目でセンを睨んで、


「キレてへんわ! あたしをキレさせたらたいしたもんじゃい! あたしをキレさせたら生きて帰れへんど、くされぼけ、かす、われぇ!」


 キレていないと、ブチギレて叫ぶ。

 口調だけが荒ぶり、姿勢は崩れずに正面をとらえ続ける。


 センは肩をすくめ、


「koolになれよ。まだ慌てるような時間じゃない」


 手首を返して腱を伸ばした。

 乾いた関節音がもう一度だけ鳴り、空調の風に混ざって消える。


「はぁ……はぁ……」


 トコは肩で二度呼吸を刻み、腹に力を入れて、吐き切ってから、


「……ええか、よく聞け、センエース。『双子の邪神ラスト』には、『姉妹の片割れを倒した相手に対して無敵』というチート以外に……もう一個……アホみたいなチート能力があるんや」


 言葉を置く位置を測るように、トコは一拍の間を空けた。

 声は低く平板で、余計な装飾を削ぎ落としている。

 センの耳朶がわずかに動き、視線が一点に結ばれる。


「ついには俺の知らない情報まで飛び出しやがった。パないねぇ。……つぅか、マジかよ。まだチートもってんのか、あいつ」


 センはしんどそうに、小指でミミクソをほじる。

 心底ダルそうに溜息をつくセンに、

 トコは、続けて、


「ラストの持つもう一つのチート……それは『グリード』。望むものを手に入れる力」


 トコの声は、乾いた紙にインクを落とすみたいに、はっきりと広がった。

 センは、何度目か分からないため息をつく。

 吐息は深く疲労を含んでいたが、表情には薄い嘲りが残っていた。


「望むものを手に入れる……えぐいねぇ……」


 トコの言葉を受け、センは肩先だけで小さく笑う。

 本気の称賛ではなく、事態の凄まじさを認めつつも面倒を嫌う笑いだった。


「グリードは、もともとはロキの中に眠っとった力。あんたがロキを謎に生かしとった理由は、ロキがラスト召喚のトリガーになるから。あんたはヴァルハラ軍団を鍛えきったところでロキを殺してラストを召喚する」


 トコは視線をそらさず、言葉を一つずつ丁寧に置いた。

 その口ぶりには計算と諦観が混ざり、感情を揺さぶる重みがある。


「すごいね。ほんとに全部わかっている御様子」


 センは眉をわずかに上げ、目の端でトコを見た。

 トコは続けて、


「その時、ラストは、『生贄となったロキ』と一つになって、ロキの力である『グリード』を獲得する。そして、グリードで『ヴァルハラ軍団を奪い取る』……という流れや」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作コミカライズ版深淵1話(37話)公開中!ここから飛べます。 『廃神~ぼくのループものクトゥルフ高校生活もついに100周目突入~』 また「センエースwiki」というサイトが公開されております。 そのサイトを使えば、分からない単語や概念があれば、すぐに調べられると思います。 「~ってなんだっけ?」と思った時は、ぜひ、ご利用ください(*´▽`*) センエースの熱心な読者様である燕さんが描いてくれた漫画『ゼノ・セレナーデ』はこっちから
― 新着の感想 ―
えぇ...ヴァルハラ軍団奪われたら勝てないじゃん... センさん大ピンチ!koolとか言ってる場合じゃないぞ!
グリード……やばすぎる!! チートがチートを呼ぶ展開に鳥肌が立ちました!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ